一人暮らしの大学生を狙った勧誘は多い?投資など怪しい勧誘の丁寧な断り方

一人暮らし 2021.11.19(2023.08.31更新)
一人暮らしの大学生を狙った勧誘は多い?投資など怪しい勧誘の丁寧な断り方

「大学生になってから投資などの勧誘を受けた」という経験のある方はいませんか?実は、一人暮らしの大学生をターゲットにした怪しい勧誘は、一定数存在すると思われます。では、自分が勧誘を受けた場合、どのように断ればよいのでしょうか。この記事では、大学生への勧誘の実態や、怪しい勧誘の丁寧な断り方をご紹介します。

目次

大学生は勧誘を受けやすい?

「18・19歳」「20~24歳」の消費生活センター等の年度別相談件数(平均値)

出典:政府広報オンライン「18歳、19歳の皆さん、ご用心!成人になると増える、こんな消費者トラブル ~18歳から大人~」

政府広報オンラインでは、全国の消費生活センターなどに寄せられる消費生活相談の件数データを確認できます。
2021年度の消費者トラブルに関する相談件数は「18歳・19歳」で4,264件、「20歳~24歳」で8,335件でした。

「18歳・19歳」と比較すると、「20歳~24歳」の相談件数の方がいずれの年も多く、平均で約1.8倍多いことが分かります。つまりこのデータからは、成人してからのほうが勧誘を受けやすいといえるでしょう(※)。
※2022年4月から、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられました。

なぜ成人すると勧誘が増える?

なぜ成人すると勧誘が増える?

では、なぜ成人すると勧誘を受けやすくなるのでしょうか。その大きな理由に、親の同意の有無が挙げられます。

未成年の場合、親の同意がない契約は原則取り消しが認められます。つまり、怪しい勧誘に乗せられ、流れでうっかり契約してしまったとしても、あとから無効にできるのです。一方、成人していると親の同意は必要ないため、悪質な業者と契約してしまっても無効にできず、そのままトラブルに巻き込まれる可能性が高いといえるでしょう。

実際にある勧誘の事例

大学生を狙った勧誘には、どのようなものがあるのでしょうか。具体的な事例をご紹介します。

投資の勧誘

大学生を狙った勧誘に多いものの一つが、投資系の勧誘です。
ある大学生の例では、先輩からバイナリーオプション(※)に関する投資を持ちかけられ、指示されるがままローンを組んでお金を工面し、50万円の投資用商品を購入してしまいました。
しかし、実際には話に聞いていたような利益は得られず、あとから悪徳商法だと気づいたのです。
※バイナリーオプション
為替相場の上げ下げを予想して利益を得る投資方法

美容の勧誘

女性に対する勧誘で多いものが、ダイエット・脱毛・エステなど美容関連の勧誘です。
ある10代の女性は、無料脱毛体験を受けたあと、断ったのにもかかわらずしつこく有料プランの勧誘を受け、最終的におよそ20万円のコースを契約してしまいました。
さらに、初回の施術時には頭金として7万円を請求された上、スマートフォンから勝手にリボ払いでキャッシングされ口座に送金させられたそうです。怪しいと気づいて、解約しようとしても初回施術代の名目でおよそ6万円を請求されるなど、トラブルに発展しました。

しつこい勧誘に対する丁寧な断り方

しつこい勧誘に対する丁寧な断り方

しつこい勧誘を受けたとき、トラブルに発展させないようにするには、どのような断り方が良いのでしょうか。後腐れないようにするには、できるだけ相手に嫌な思いをさせずに断りたいところです。

感情的にならない

理想の断り方は、有無を言わさずきっぱりと「お断りします」と伝えることです。
ただし、断る際には感情的にならないようにしてください。余計な口論やトラブルに発展させないためにも、あくまでも冷静かつ明確に「勧誘に乗る気はない」と意思表示しましょう。
その場の流れでセミナーなどに参加してしまった場合でも、話をすべて聞き終わってから、落ち着いて断ることをおすすめします。

反論できるような理由を言わない

「今は忙しいので」「お金に余裕がないので」などと理由をつけて断ると、「その理由を解決してしまえばよい」と思わせてしまう可能性があります。特に投資系の勧誘では、「簡単に儲かるから、お金が無くても最初に投資すればあとですぐに回収できる」など、お金がないという理由をきっかけに、甘い言葉を投げかけられるかもしれません。

このように、勧誘をできるだけ丁寧に断るには、感情的にならずに、かつ反論の余地を与えないように断ることが大切です。
ただし、どれだけ注意していても断り切れないこともあるでしょう。そのような事態になったときのために、一定期間は無条件で解約ができる「クーリングオフ制度」や、不当な勧誘による契約の取消しが可能となる「消費者契約法」など、消費者を守るための法律・制度などについて知識を入れておくことも大切です。

一人暮らしでも安心できるセキュリティ体制を

大学生の一人暮らしは、勧誘だけに限らずセキュリティ面で不安を感じる方も多いでしょう。ALSOKでは一人暮らしの方が安全で安心して生活できるようにホームセキュリティやトビラフォンといったサービスを提供しています。一人暮らしのご自宅のセキュリティは、離れて暮らすご両親も安心させることができるでしょう。

それぞれについて、簡単にご紹介します。

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トビラフォン

悪徳商法や詐欺に関する勧誘などは、電話を使って行われることがしばしばあります。トビラフォンは、そのような怪しい電話を迷惑電話データベースと照らし合わせて自動的に判別し、着信拒否をするサービスです。

まとめ

大学生は、社会経験や法律・契約などに関する知識が乏しいことが多く、投資や美容関連の怪しい勧誘を受けやすい傾向にあります。特に、成人している場合は、一度契約を結ぶと無効にすることが難しいケースもあるため、注意が必要になります。勧誘を丁寧に断りたいときは、感情的にならない・反論できる余地を与えないという2点を意識して「お断りします」と自分の意思を伝えましょう。

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