外出時も安心!集合住宅向けホームセキュリティを選ぶポイント

防犯2023.03.31
外出時も安心!集合住宅向けホームセキュリティを選ぶポイント

マンションのような集合住宅のセキュリティ対策といえば、共用部のオートロックや防犯カメラが思い浮かぶでしょう。では、各部屋のセキュリティや外出時の安全性は十分だといえるのでしょうか。
近年は、空き巣の侵入手口の巧妙化に対抗し、さまざまな集合住宅向けの住宅防犯サービスがあります。そのためどのようなサービスを選べば良いか迷ってしまうこともあるでしょう。

当記事では集合住宅向けのおすすめのホームセキュリティや、サービスを選ぶポイントについて解説します。特に一人暮らしの方や小さなお子さんがいるご家庭は、安全な生活を送るために可能な限りセキュリティを強化していきましょう。

集合住宅における外出時の心配ごとは?

マンションをはじめとした集合住宅において、留守中の危険やリスクはどのようなものがあるでしょうか。ここでは、空き巣、火事、留守番に焦点をあててご紹介します。

空き巣の被害

玄関やベランダの鍵をかけたかどうか、外出中にふと気になることがあると思います。その一方で、高層かつ人目につきやすい集合住宅に空き巣は侵入しないと、どこか安心している方も多いのではないでしょうか。

しかし、警察庁の「住まいる防犯110番」によると、令和3年における住宅を対象にした侵入窃盗の件数は18,386件。そのうち共同住宅の件数は4,835件と、全体の約26%がマンションをはじめとした集合住宅で発生していることが分かっています。したがって、集合住宅だから空き巣は侵入しないと考えてしまうのは非常に危険です。また、侵入口として「表出入り口」「窓」を利用される割合が全体の80%以上を占めていることからも、戸締まりの重要性がうかがえるでしょう。

侵入窃盗の侵入手口別認知件数(令和3年)

空き巣や侵入者は、たとえ集合住宅であっても一瞬の隙を狙って犯行に及ぶため、ちょっとした外出でも戸締まりをしっかりと確認する必要があります。

※出典:警察庁「住まいる防犯110番」

外出中の火事

集合住宅における外出中の火事についても注意しなければなりません。

総務省消防庁の「令和3年(1~12月)における火災の状況(確定値)」によると、令和3年の住宅で発生した火災件数は10,936件。そのうち共同住宅で起きた火災件数は3,334件と、全体の17.1%を占めていることが分かっています。また、住宅火災全体の出火原因では、「こんろ」「たばこ」「ストーブ」「放火」「配線器具」が上位に並んでいます。

特に「こんろの消し忘れ」、「たばこの火の不始末」は、意識すれば防止できる出火原因です。外出する前に、火の元の確認を行う習慣をつけると良いでしょう。

※出典:総務省消防庁「令和3年(1~12月)における火災の状況(確定値)」

子どもや高齢者の留守中の安全

お子さまがいるご家庭では、子どもが成長するにつれて、子ども一人で留守番させる機会も増えるかと思います。特に共働き世帯では、子どもに留守を任せる場面も多いのではないでしょうか。外出中は家の中の状況が分からないので、子どもが一人で留守をしているとき、安全に過ごせているか気になりますよね。また、高齢の親と一緒に住んでいる場合も、自身が留守にしている際に体調が悪くなったり、火事になったりといったリスクが考えられます。持病をお持ちの方であればなおの事心配ですよね。
そのため、空き巣や火災といったさまざまなリスクに備える必要性から、戸建て・集合住宅問わず自宅にホームセキュリティを導入するご家庭が増えています。家族の安全のために住宅向け防犯サービスの導入を検討するのも良いでしょう。

集合住宅向け防犯サービスの特徴

近年空き巣の侵入手口は巧妙化しており、それに対応した対策も豊富です。そのため、防犯対策を強化したくてもどれを選べば良いか悩んでしまうことも。そこで「ホームセキュリティ」と「スマートホーム」をご紹介します。それぞれどのような特徴があるのか見ていきましょう。

ホームセキュリティ

ホームセキュリティは、住宅に設置されたカメラやセンサーが空き巣の侵入や火災など、何かしらの異常を検知すると警備会社へ自動通報、緊急連絡先への連絡、必要に応じてガードマンが自宅へ駆けつけるシステムです。
ホームセキュリティの目的は警察のように犯人確保ではなく、24時間365日安全安心な暮らし・住まいを守ることです。防犯面はもちろん、ガス漏れや火災対策、住宅内での急病・怪我をした際の対応など幅広い目的で利用されます。
そのほかにも、外出先から留守番中の子どもやペットの様子を確認したり、遠方に住む高齢者の安全を把握したりすることができる見守りサービスの導入も増えています。

スマートホーム

スマートホーム

スマートホームとは、IoTやAIの技術を活用し、スマホやタブレットなどのデバイスと住宅内の生活家電・住宅設備などのデバイスを接続してより快適な生活を実現する住まいのことです。例えば、スマートロックが一例として挙げられ、これらを活用したスマートホーム化は、快適な生活を送りつつ住宅を守るためのシステムとして需要が増し、市場規模が拡大傾向にあります。

スマートロックとは、スマホなどの機器を使って遠隔でドアの鍵を開けたり閉めたりできる管理システムです。専用のアプリをインストールし、Wi-FiやBluetoothなどの通信システムで開閉することができます。オートロック機能でドアが閉まると自動的に施錠されるので、鍵の閉め忘れ防止にも有効です。また、鍵を開け閉めした日時の記録を履歴に残せるため、遠隔から不審な開錠がないかチェックすることができます。

集合住宅における防犯サービスを選ぶときのポイント

実際に集合住宅に防犯システムを導入する時は、各サービスのメリット・デメリットを比較して目的に適したサービスを選びましょう。

ホームセキュリティ スマートホーム
メリット
  • 非常通報や侵入センサー等の反応があった場合はガードマンが駆けつける(鍵を使って内部を確認する)
  • 機器設置に大掛かりな工事が不要
  • 遠隔操作が可能
  • オートロック機能で鍵の閉め忘れを防止
  • スマホで自動施錠・開錠
デメリット
  • 月額の費用がかかる
  • 異常があるかどうかは自分で確認する必要があり、非常時でも自分で判断して対処する必要がある
  • 機種により、電池切れや充電切れがあった場合に機能しなくなる場合がある

ホームセキュリティのメリット・デメリット

ホームセキュリティ導入の一番大きなメリットは、「緊急時にガードマンが駆けつけること」です。鍵を警備会社に預けることで、侵入や火災などの緊急時にガードマンが駆けつけ、預けた鍵を使って玄関を開け、内部の確認を行います。そこで侵入や火災などによる被害がある場合は、駆けつけたガードマンが拡大防止を担ってくれます。

ホームセキュリティは、住宅の「いざという時の対策」までを行うことができるのが最大の特徴です。また、導入した住宅には警備会社のロゴ入りステッカーをつけるため、防犯対策を行っている住宅と周囲にアピールでき、侵入者に狙われないよう対策ができます。
そのほか、外出時に自宅を警備するモードや、在宅中に自宅を警備するモードもあります。家族の見守りサービスがあるため、日常生活の中で体調不良や熱中症などといった異常があれば、警備員が自宅へ駆けつけて対処してくれます。

スマートホームのように、大掛かりな工事もなく機器の設置も工事不要で簡単に取り付けることが可能です。集合住宅でも利用できるサービスもあるため、住宅の形態に左右されずに導入できる利点があります。また、施錠や内部の確認だけでなく「いざという時の対策」までを行うことができるため、安全安心な環境を実現することが可能です。

一方で、ホームセキュリティは多少なりとも月額費用がかかります。警備会社によって料金は異なり、月額費用がリーズナブルなプランや初期費用がかからないプランを提供している警備会社もあるので比較検討すると良いでしょう。

スマートホームのメリット・デメリット

スマートロックは、スマートフォンなどで施錠・解錠の管理ができるため、遠隔操作が可能です。オートロック機能により、鍵の閉め忘れを防止できます。また、スマホを持ったままドアに近付くと自動で開錠する機能が搭載されており、両手がふさがっている状態でも開け閉めが簡単にできるため便利です。
ただし、スマホやスマートロック自体の電源が切れた場合は解錠できなくなるため、電源が切れる前に電池交換を行う必要があります。
またホームセキュリティと違い「警備会社に鍵を預ける」「外出時の警備を担う」ということがないため、不審者の侵入や火災などの緊急時に誰かが対応してくれることはありません。外出中に部屋の異常を確認した場合、自ら警察あるいは消防に通報する必要があります。

集合住宅向け防犯サービスの選び方ポイント

上述でご紹介したように、住宅の防犯システムにはそれぞれメリット・デメリットがあります。
家族や住宅の状況により、どこまでの機能や精度、使いやすさを求めるかで選ぶサービス内容は変わってくるでしょう。導入の際は「確認だけ」で良いのか、「いざという時の対策までしてほしい」など、導入目的を明確にした上で適した防犯サービスを選びましょう。

大切な家族を守るにはHOME ALSOK アパート・マンションプラン(入居者契約プラン)

大切な家族を守るにはHOME ALSOK アパート・マンションプラン(入居者契約プラン)

集合住宅では、スマートホームのような大掛かりな工事が必要なサービスの導入は難しいため、賃貸でも導入できる「HOME ALSOK アパート・マンションプラン(入居者契約プラン)」がおすすめです。機器はシンプルかつコンパクトなデザインで、簡単に設置することができます。

日常生活の中であらゆる異常を検知して迅速に対応してくれる機能が全て整っています。専用のスマホアプリで外出先から警備状況を簡単に操作・確認することが可能。もし住宅内で空き巣の侵入や火災、ご家族の急病など非常事態が発生した場合はALSOKが必要に応じて110番もしくは119番通報をしてくれます。
さらに緊急時にはガードマンが自宅へ直行。外出中、すぐに自宅へ戻ることができない状況でも駆けつけて対処してくれます。

上段でも紹介しましたが、ホームセキュリティの最大の特徴は「警備対象先の玄関鍵を預かること」です。しかし、自宅の鍵を預けるのは……と不安になる方もいるでしょう。ALSOKはそんなお客様でもご安心いただけるよう、お預かりした鍵は封入袋でしっかりと封入した上、厳重に管理しています。
また、通報があって駆けつけたとしても内部でお客様とご連絡がとれ安否確認ができたり、異常を感知したが侵入されていなかったり、誤操作によって通報がいってしまったという場合、許可なく内部に入ることはありません。内部の確認を希望しない場合は内部には入らず、駆けつけたガードマンが住宅の周囲の見回りを行い、外部の安全確認のみ行うこともできます。ホームセキュリティの操作自体は簡単ですが、設置時にガードマンが実際に操作しながら丁寧に教えてくれます。どのような場面で通報がいくのか、具体的な場面を挙げてどういった対応を行うのかを説明してくれるため、安心です。

気になる価格ですが、HOME ALSOKは月額3,300円~(税込)とリーズナブルで、住宅に必要な防犯対策を一括まとめて提供可能。24時間365日万全のセキュリティで住まいの安全をお守りします。また、短期間の利用を考えている場合におすすめのレンタルプランや、初期費用を抑えたい方向けのゼロスタートプランもご用意しているので、ご都合に合わせたプランを選択することが可能です。

まとめ

近日多発している強盗事件などにより、マンションなどの集合住宅の中でもさまざまな危険から住まいやご家族を守る対策が必要とされています。ホームセキュリティは防犯対策や防災対策だけでなく、子どもや高齢者の見守りにも最適なサービスです。
マンションなどの集合住宅で防犯対策を強化したい場合は、ALSOKのホームセキュリティをぜひ一度ご検討ください。

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