置き配のメリット・デメリットとは?宅配ボックスの必要性と盗難対策を解説
近年、ネット通販の利用拡大やライフスタイルの多様化により、玄関前や宅配ボックスなど指定した場所に荷物を届けてもらう「置き配」を利用する機会が増えています。国土交通省も、再配達削減に向けて宅配ボックスや置き配など多様な受け取り方法を推進しており、2025年4月の宅配便再配達率は約8.4%と公表しています。
置き配は、不在時でも荷物を受け取れる便利な方法ですが、荷物が屋外や共用部に置かれるため、盗難・破損・誤配送といったリスクもあります。
この記事では、置き配のメリット・デメリット、宅配ボックスの必要性、置き配を安全に利用するための防犯対策について解説します。
目次
置き配とは?
置き配とは、配達員から荷物を対面で受け取るのではなく、玄関前・宅配ボックス・物置・車庫など、あらかじめ指定した場所に荷物を置いてもらう受け取り方法です。在宅・不在にかかわらず荷物を受け取れるため、仕事や外出で日中に受け取りづらい方、育児や在宅勤務中でインターホン対応が難しい方にとって便利な方法です
一方で、荷物が人目につく場所に置かれる場合は、盗難やいたずら、雨風による破損などのリスクがあります。そのため、置き配を利用する際は、利便性だけでなく防犯面も考慮することが大切です。
出典:国土交通省「令和7年4月の宅配便の再配達率は約8.4% 」
置き配が広がっている背景
置き配が広がっている背景には、ネット通販の利用増加と宅配便の再配達削減があります。
国土交通省によると、EC市場の拡大に伴い、2023年度のEC市場は全体で24.8兆円規模、物販系分野で14.6兆円規模となっています。また、宅配便の取扱個数は2023年度に約50億個とされています。
宅配便の再配達は、利用者にとっても配送事業者にとっても負担になります。国土交通省は、再配達率削減に向けて、宅配ボックスや置き配など多様な受け取り方法を推進しています。
出典:国土交通省「令和7年4月の宅配便の再配達率は約8.4% 」
置き配のメリット
置き配には、主に以下のようなメリットがあります。
不在時でも荷物を受け取れる
置き配を利用すれば、配達時間に在宅していなくても荷物を受け取れます。仕事や外出が多い方、配達時間に合わせて予定を調整しづらい方にとって便利です。
再配達の手間を減らせる
不在票を確認して再配達を依頼する手間が減る点も、置き配の大きなメリットです。国土交通省は、宅配便の再配達がドライバー不足やCO2排出量増加につながる社会的課題の一つであるとしています。
非対面で受け取れる
置き配は、配達員と直接対面せずに荷物を受け取れる方法です。警察庁も、宅配事業者を装った強盗等への防犯対策として、インターホン越しに非対面での受け取りを希望する方法を案内しています。
配送ドライバーの負担軽減にもつながる
再配達が減ることで、配送ドライバーの負担軽減にもつながります。国土交通省は、トラックドライバーの人手不足が深刻化する中、再配達削減をラストマイル配送の効率化に向けて必要不可欠な取り組みと位置づけています。
置き配のデメリット・注意点
便利な置き配ですが、利用する際には以下の点にも注意が必要です。
盗難のリスクがある
玄関前や共用廊下など、人目につきやすい場所に荷物を置くと、第三者に持ち去られるおそれがあります。警視庁は、宅配ボックスや玄関前に届けられた荷物が盗難に遭う被害が発生しているとして、施錠設備のある場所を配達指定場所にすることや、荷物を早めに引き取ることを呼びかけています。
出典:警視庁「宅配ボックスや玄関前に届けられた荷物の盗難被害に注意 」
雨風による破損・汚損の可能性がある
屋外に荷物を置く場合、雨風や直射日光の影響を受けることがあります。特に、精密機器、書籍、食品、衣類などは、水濡れや高温による影響を受けやすいため注意が必要です。
誤配送に気づきにくい
置き配は対面での確認がないため、配達先を誤った場合でもすぐに気づきにくいことがあります。集合住宅では、建物名や部屋番号の記載漏れ、似た部屋番号などが誤配送の原因になる場合があります。
荷物によっては置き配に向かない
高額商品、貴重品、壊れやすい商品、冷蔵・冷凍品などは、置き配に向かない場合があります。荷物の内容や置き場所の環境に応じて、対面受け取り、コンビニ受け取り、宅配ロッカーなどを使い分けることが大切です。
置き配が盗まれたらどうする?盗難被害を受けた際の対処法
置き配で盗難被害が発生した場合、どうすれば良いのでしょうか。対処方法について解説します。
配達完了通知や置き場所を確認し、関係先へ連絡する
置き配で届いたはずの荷物が見当たらない場合は、すぐに盗難と決めつけず、まずは配送状況や置き場所を確認しましょう。配達完了通知や配送時の写真、玄関前・宅配ボックス・ポスト・車庫などを確認し、家族や同居人が受け取っていないかも確認します。
それでも荷物が見つからない場合は、配送会社や購入先に連絡しましょう。配送先の誤りや誤配送、補償の有無を確認できる場合があります。
補償の有無や責任の所在を確認する
置き配で荷物が盗まれた場合、補償の有無や責任の所在は、利用した通販サイト・配送会社の規約、置き配を指定した経緯、配達場所や配達状況などによって異なります。たとえば、受取人が置き配を指定していた場合と、指定していないにもかかわらず置き配されていた場合では、対応が異なる可能性があります。また、誤配送や指定場所以外への配達が疑われる場合も、配送状況の確認が必要です。
そのため、荷物が見つからない場合は、まず配達完了通知や配送写真、注文時の配送設定を確認したうえで、配送会社や購入先へ連絡しましょう。あわせて、利用規約や補償条件を確認し、再送・返金・補償の対象になるかを確認することが大切です。国民生活センターも、置き配を利用する前に、誤配や盗難があった場合の補償の有無、連絡先を確認しておくよう呼びかけています。
出典:国民生活センター「通販で宅配荷物の置き配 上手に利用するために!」
盗難の可能性が高い場合は警察へ相談する
盗難の可能性が高い場合は、被害状況を整理したうえで警察へ相談します。配達完了時刻、置き場所、荷物の内容、配送写真、防犯カメラ映像などがあれば、状況説明に役立ちます。
また、同じ被害を繰り返さないためには、施錠できる宅配ボックスの利用、配達完了通知の設定、荷物の早期回収、防犯カメラやセンサーライトの設置など、事前の防犯対策も重要です。
宅配ボックスは必要?設置を検討したいケース
宅配ボックスは、置き配の利便性を高めつつ、盗難や雨濡れなどのリスクを抑えるために役立つ設備です。特に、以下に当てはまる場合は設置を検討するとよいでしょう。
日中不在が多い家庭
仕事や学校、外出などで日中に家を空けることが多い家庭では、宅配ボックスがあると不在時でも荷物を受け取りやすくなります。再配達依頼の手間も減らせます。
ネット通販をよく利用する家庭
ネット通販の利用頻度が高い家庭では、荷物を受け取る機会も多くなります。宅配ボックスを設置することで、受け取り時間に生活を合わせる負担を軽減できます。
玄関前が道路や共用部から見えやすい住まい
玄関前が道路や共用廊下から見えやすい場合、荷物が第三者の目に留まりやすくなります。施錠できる宅配ボックスを利用することで、荷物をそのまま置くよりも盗難リスクを抑えやすくなります。
荷物を長時間置いたままにしやすい家庭
帰宅が遅い方や、配達完了にすぐ気づきにくい方は、荷物が長時間屋外に置かれる可能性があります。荷物を放置する時間が長くなるほど、盗難やいたずら、雨濡れなどのリスクも高まりやすくなります。宅配ボックスを活用し、配達完了通知を設定しておくことで、荷物をより安全に受け取りやすくなります。
宅配ボックスを利用するメリット
宅配ボックスには、置き配をより安全に利用しやすくするメリットがあります。
荷物を人目につきにくくできる
玄関前にそのまま荷物を置く場合と比べ、宅配ボックスに入れることで、荷物の存在が外から見えにくくなります。特に施錠できるタイプであれば、簡単に持ち去られるリスクを抑えやすくなります。
雨風から荷物を守りやすい
屋外対応の宅配ボックスを利用すれば、雨風や直射日光から荷物を守りやすくなります。ダンボールなど、紙製の梱包や水濡れに弱い商品を受け取る際にも安心感があります。
再配達依頼の手間を減らせる
宅配ボックスがあれば、不在時でも荷物を受け取りやすくなり、再配達を依頼する手間を減らせます。不在票を確認して再配達日時を指定したり、配達時間に合わせて在宅したりする負担が少なくなるため、仕事や外出で日中家を空けることが多い方にも便利です。
宅配ボックスを設置・利用する際の注意点
宅配ボックスを設置すれば、必ず盗難を防げるわけではありません。以下の点に注意して選びましょう。
施錠できるタイプを選ぶ
宅配ボックスは、荷物を入れた後に施錠できるタイプを選びましょう。警視庁も、配達指定場所は施錠設備がある場所にすること、宅配ボックスやポストの施錠設備が故障していないか確認することを呼びかけています。
固定できるタイプを選ぶ
簡易型の宅配ボックスは、ボックスごと持ち去られるリスクがあります。ワイヤーやアンカーなどで固定できるタイプを選ぶと、盗難対策としてより安心です。
配達完了後は早めに回収する
宅配ボックスに入っていても、荷物を長時間放置すると盗難やいたずらのリスクが高まります。配達完了通知を設定し、できるだけ早めに回収しましょう。
集合住宅では管理規約を確認する
マンションなどの集合住宅では、共用廊下や玄関前への置き配、宅配ボックスの設置・利用についてルールが定められている場合があります。トラブルを防ぐためにも、事前に管理規約や使用細則を確認し、指定された方法で利用しましょう。
置き配を安全に利用するための防犯対策
置き配を安全に利用するためには、次のような対策が有効です。
- 施錠できる宅配ボックスを利用する
- 道路や共用部から見えにくい場所を指定する
- 配達完了通知を設定し、早めに荷物を回収する
- 高額商品や壊れやすい商品は対面受け取りにする
- センサーライトや防犯カメラを設置する
ALSOKの防犯カメラで置き配の盗難対策を!
防犯カメラには、犯罪を抑止する効果が期待できるうえ、万が一盗難が発生した際には重要な証拠として役立ちます。空き巣などの侵入対策としても有効なため、設置をおすすめします。
ALSOKの屋外対応無線式カメラ「HOME ALSOK Connect Eye」は、工事不要で設置できるほか、人感センサーによる自動録画やオプションの駆けつけサービスにも対応しています。人の動きを検知するとLEDライトが点灯するため、夜間や暗い時間帯でも状況を把握しやすく、安心感を高めてくれます。防犯性能を重視しつつ、導入のハードルを下げたい方に適した防犯カメラです。
置き配の荷物を盗まれるということは、建物付近まで容易に接近できてしまうということです。防犯意識が低いと判断されると、空き巣のターゲットになるおそれがあります。そのため、ホームセキュリティと併せた対策が有効です。
ALSOKのホームセキュリティHOME ALSOK Connectは、「セルフセキュリティ」「オンラインセキュリティ」の2種類から選べます。セルフセキュリティは、お手頃価格でホームセキュリティを実現でき、もしものときにはALSOKの駆けつけを依頼できます。
オンラインセキュリティは、異常発生時にALSOKが駆けつけ、適切に対処します。また、スマートフォンを持っているだけで、外出時は警備の設定、帰宅時は簡単に警備解除ができる機能があるため、外出時や帰宅時にもスムーズに警備をセットできます。
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ALSOKのホームセキュリティなら相談は無料、専門のアドバイザーがあなたのニーズにぴったりのプランをご提案いたします。ぜひ、お気軽にご相談ください。
まとめ
置き配は、不在時でも荷物を受け取れる便利な方法です。再配達の手間を減らせるだけでなく、配送ドライバーの負担軽減にもつながります。一方で、玄関前や共用部に荷物を置くため、盗難・破損・誤配送といったリスクもあります。
宅配ボックスは、置き配の利便性を活かしながら、荷物を人目につきにくくし、雨風から守るために役立つ設備です。特に、日中不在が多い方、ネット通販をよく利用する方、玄関前が外から見えやすい住まいでは、設置を検討するとよいでしょう。
置き配を安全に利用するには、施錠できる宅配ボックスの活用、配達完了通知の設定、早めの荷物回収、防犯カメラの設置など、複数の対策を組み合わせることが大切です。
置き配に関するよくある質問
Q. 置き配のメリットは何ですか?
A:置き配のメリットは、不在時でも荷物を受け取れること、再配達の手間を減らせること、配達員と非対面で受け取れることです。国土交通省も、再配達削減に向けて置き配や宅配ボックスなど多様な受け取り方法を推進しています。
Q. 置き配のデメリットは何ですか?
A:置き配のデメリットは、盗難・破損・誤配送のリスクがあることです。特に玄関前や共用部など人目につきやすい場所に荷物を置く場合は、施錠できる宅配ボックスの利用や早めの回収が重要です。警視庁も、玄関前や宅配ボックスに届けられた荷物の盗難被害に注意を呼びかけています。
Q. 宅配ボックスは本当に必要ですか?
A:日中不在が多い方、ネット通販をよく利用する方、玄関前が外から見えやすい住まいでは、宅配ボックスの必要性は高いといえます。宅配ボックスは、荷物を人目につきにくくし、雨風や盗難リスクを抑えるために役立ちます。
Q. 宅配ボックスを選ぶときのポイントは?
A:宅配ボックスを選ぶ際は、施錠できること、固定できること、雨風に強いこと、荷物のサイズに合っていることを確認しましょう。宅配ボックスを含め、施錠設備のある配達場所を指定するようにしましょう。
Q. マンションで置き配や宅配ボックスを使う際の注意点は?
A:マンションでは、共用廊下や玄関前への置き配が、管理規約や使用細則で制限されている場合があります。利用前に、置き配が可能な場所や宅配ボックスの使用ルールを確認しましょう。





















