力のいらない護身術 vol.10

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荷物を持った腕をつかまれた!

身を守るために必要なのは、「相手を倒す」ためのパワーではなく「安全に逃げ出す」ための技術です。
今回は、荷物を持った腕をつかまれたときの対処法をご紹介します。

Illustration:Satoko Fuke

STEP1 手を大きく開く

手のひらを下にして指を伸ばし、大きく手を広げます。

STEP2 一歩踏み込む

つかまれた腕と同じほうの足で、相手に向かって大きく一歩踏み込みます。

技のツボ
ヒジを外に張り出す

ヒジは伸ばしきらず、体の外側に向けて軽く曲げます。手は、自然と腰の高さにきます。

STEP3 踏み込んだ足を軸にターンする

踏み込んだ勢いのまま、足を軸にバックターンします。相手の手が外れるので、すぐに走ってその場を離れましょう。

技のツボ
てこの原理で振りほどく

ターンによって、てこの力が大きく働き、相手の手を振りほどくことができます。

監修 泉水流柔術代表 泉水章浩

1962年生まれ。幼少より祖父と叔父から柔術、剣術、空手を学ぶ。セミナーやカルチャー教室を中心に
古武術や護身術の指導を行っている。

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