老朽化したインフラのメンテナンス作業を効率的に行うには

2018.03.13

老朽化したインフラにおけるメンテナンスの必要性

ダム、道路、鉄道をはじめとするインフラ(インフラストラクチャー)の多くは、日本においては1964年の東京オリンピック前と高度経済成長期に敷設・整備されたものが中心となっています。建設後50年以上を経過したインフラは、老朽化により劣化しているのはもちろんのこと、現代的な基準から見て、耐震性やその他の安全性においても不安な点が多く、早急な対策を講じる必要があります。

インフラとは、もともと産業や生活の基盤として存在する施設や設備を表す言葉です。したがって、その老朽化や安全性の低下は、日本の産業、人々の生活に多大な影響を与えます。これを回避するには、戦略的なインフラの維持管理策、あるいはリニューアルを行うしかありません。しかし、これらを実行するには多大な人員とコストの投入が不可欠であり、そのことによる対応の遅れが社会的問題となっているのです。

インフラのメンテナンスですべきこと

とりわけ早急な対応が必要とされているのが、インフラのメンテナンスです。メンテナンスにはいくつかの段階があります。まず点検、診断を行い、必要に応じて補強、補修を実施します。そして最後には、改修や新設が必要となることもあります。

また、メンテナンスは一度行えば終わりというものではなく、定期的な維持管理サイクルを確立することが求められます。同時に地震や災害、事故などの発生時には、緊急点検と応急処置を行う必要もあります。

さらに、こうしたメンテナンスを、どのようにして効率的かつ低コストに実施していくか、分析・研究を行うことも重要です。

メンテナンスを効率的に行うには

現在、さまざまな企業や研究所、大学などでは、多くの人員とコストが必要な従来の方法に頼らず、効率的なメンテナンスを行うための新技術の開発が進められています。中でも期待されているのが、従来の人の目や手による目視点検や、打音検査に代わるロボットあるいはICT(情報通信技術)を活用した点検・診断システムです。

インフラ用ロボットについては、国土交通省が主導する開発プロジェクトなどが存在します。コンクリート表面に吸着し、移動しながら表面の劣化状況などを計測する独自技術によるロボットや、ドローンによって高所などからの撮影を行うロボット、先進的な非破壊検査技術などが開発され、注目を集めています。

ダム、道路、鉄道などに各種センサーを設置し、劣化や異常をモニタリングするシステムも現実化しつつあります。情報家電などをインターネットと接続するIoTが人々の生活を変えつつあるのと同じように、ICTを活用してインフラもインターネットと常時接続し、情報交換する未来が近づいています。これにより、インフラのリアルタイムモニタリング、異常発生時のスピーディな対応などが可能になり、インフラの事故防止や効率的な管理の実現ができると考えられています。

こうしたインフラの維持管理事業に乗り出す企業も現れており、インフラを管理する地方自治体などは、メンテナンス事業を業務委託することによって手間を削減し、マンパワーを適所で有効活用することが可能になります。

インフラの老朽化は人の生活や安全に多大な影響を与えるため、正しいメンテナンスを行っていかなければなりません。ALSOKでは、社会インフラの安全な維持管理をサポートする各種サービスをご用意しています。インフラの管理・効率化、メンテナンスなどのお悩みは、ぜひALSOKにお任せください。

社会インフラの維持管理を備えた各種サービスはこちらから