家族を守る
防犯・サポート用語集
ハイテク犯罪
「サイバー犯罪」とも呼ばれる犯罪行為の総称。コンピューターやインターネットなどを利用してシステム障害を起こしたり、データや個人情報を盗んだりと、さまざまな手口がある。
ハザードマップ
洪水や津波、噴火などの災害発生時に、住民が安全に避難できるよう自治体が作成した地図。被害の予想区域や大きさが記されているため、災害が発生する前から避難場所を想定するマップとして活用できる。
犯罪情報マップ・犯罪発生マップ
犯罪が発生した場所を示した地図。主に、各自治体が作成している。事前に危険な場所を知り、効果的に各種防犯活動を行うことを目的としている。
パンデミック
全国的、世界的に特定の病気が流行すること。世界人口の増加、都市部の人口集中、交通機関の発達などから、地球全体に蔓延する危険性がある。近年では、各企業においてもパンデミック対策などが施されている。
ピッキング
ピックと呼ばれる金具を鍵穴に差し込み、施錠を解いて住居に侵入する手口。もともとは業者が用いる解錠技術だが、これが空き巣などの犯罪に悪用されている。鍵を複数個つけて時間と手間を増やしたり、防犯性の高いシリンダー錠に交換したりするのが有効な対抗策とされている。
ひったくり
街路で強引に手荷物を盗む犯罪。被害者の多くは女性や高齢者などで、夜道に一人で歩いているところを狙われやすい。自転車やバイクを使った犯行が多いため、車路側の手でバッグを持たないなど、日ごろからの心構えと対策が必要。自転車の荷物カゴからのひったくりも多いので注意したい。
表面フラッシュ現象
わずかな炎の着火で、短時間に衣服の表面を火が走る現象。綿やレーヨンなど、易燃性セルロース系繊維の衣料で発生しやすい。タバコや花火の火が引火したり、調理中にコンロの火が引火したりするケースがある。
ピンシリンダー錠
内部にピンダラーというピン状のタンブラーを使用している錠のこと。この組み合わせが鍵と合致しないと解錠できないことから、ピンの数が多いほどピッキングによる解錠が難しくなる。
ファイル共有ソフト
インターネットにおいて、不特定多数のコンピュータの間でファイルを共有するソフト。ファイル共有ソフトを使って、音楽、映像、ゲームソフトなどの著作物が違法に流通しており、大きな問題となっている。
フィッシング
ウェブサイトや電子メールを使った詐欺の手口。実在する金融機関などを装ったメールを送り、返信を促してサイトへ誘導するなど、住所や氏名、銀行口座番号などの個人情報を詐取する。
フィルタリングサービス
出会い系サイト、ギャンブルサイト、アダルトサイトなど、子どもたちに見せたくない有害サイトをブロックするサービス。携帯電話各社が提供しており、「有害サイトアクセス制限サービス」ともいわれる。
風俗犯
刑事犯における包括罪種(凶悪犯、粗暴犯、窃盗犯、知能犯、風俗犯、その他刑法犯)の一種。狭義では、わいせつなどの性道徳に反する犯罪。広義では、賭博罪など社会の善良な風俗に反する罪を指す。
不正アクセス禁止法
コンピューターの不正利用を禁止する法律。利用権限を持っていないコンピューターの使用したり、セキュリティホール(プログラムの不備など)を攻撃してデータを改ざんしたりする行為を禁じている。2000年2月施行された。
不正請求
サービスの利用料金の請求で、事前に合意した内容とは異なる請求を一方的に行うこと。無料表記がされていたのにもかかわらず料金を請求するケースと、有料であっても契約内容に違いがあるケースなどがある。
振り込め詐欺
オレオレ詐欺や架空請求詐欺など、不当請求の総称。電話をかけて銀行のATMへ誘導するだけでなく、複数の役者が演技してだますなど、その手口は複雑化している。警視庁によると、2011年における全国の振り込め詐欺の被害総額は、前年比26.7%増の127億8179万円に上った。
放火
建築物やゴミ、車などに火を放ち、故意に火事を引き起こす行為。刑法によって禁じられており、違反者は死刑、無期懲役、もしくは5年以上の懲役に処せられる。
防災頭巾
地震などの災害時に、頭部を守るためにかぶる頭巾。安全基準を設定するため、総務省の外郭団体は、防災性、衝撃収集性などを判断した認定制度を設けている。
防盗金庫
主に盗難や犯罪の防止を目的にした金庫。扉を支える蝶番が強靭で、扉を固定するかんぬきが太くて本数が多く、頑丈な構造になっている。中には耐火性を備えているものもある。
防犯カメラ
特定の場所を監視し続けるカメラのこと。不審者や侵入者の様子を映像として記録したり、撮られているという意識を与えたりすることで、犯罪を未然に防ぐ目的もある。
防犯ガラス
2枚のガラスの間に、強靭な中間膜やポリカーボネート板を挟み込んだガラス。穴を空けにくいことから、ガラスを割って侵入する行為を防ぐ。
防犯条例
市民の防犯意識を高めて自主的な防犯活動を推進し、安心して暮らせる地域社会を実現するための条例。多くの自治体では、住宅、学校、道路、公園など、公共施設などの設備や管理面の強化を組み込んだ条例を定めている。
防犯ブザー
外出先や路上で使用する防犯器具。主に子どもや女性が携帯している。強盗や痴漢、誘拐など、何らかの危害に巻き込まれそうになった際に、ブザーを大音量で鳴らすことで周囲の人に気づいてもらうアイテムとして利用する。
防犯優良マンション認定制度
2005年6月、犯罪対策閣僚会議の「安全・安心なまちづくり全国展開プラン」において、全国展開した制度。共有玄関にオートロックが導入されているかなど、一定基準以上の防犯対策を施した共同住宅を認定・登録する。
ホームセキュリティ
マンションやアパート、事務所などを守る警備システム。ひと昔前までは企業向けのサービスが主流だったが、近年では家庭向けのサービスも一般的に普及している。
補助錠
主錠のほかに、防犯性を高める目的で補助的に取りつける錠前。侵入にかかる時間が増えることから、防犯に効果的とされている。扉の補助錠だけでなく、チェーンの補助錠、サムターン回し防止カバーなど、さまざまな錠が販売されている。