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窓の開けっ放し&網戸で過ごすリスクとは?窓と玄関の防犯対策を解説
2025年11月28日時点の情報です
家の換気のために、窓や玄関のドアを開けることもあるでしょう。しかし、窓や玄関の開けっ放しには注意が必要です。留守宅を狙う「空き巣」はもちろん、家人の在宅を知りながら忍び込むタイプの泥棒や強盗も存在します。
そこで今回は、窓や玄関の開けっ放しによるリスクに加え、防犯性を高めつつ家の中を気持ちよく換気する方法をご紹介します。
窓の開けっ放しや網戸は防犯上のリスクあり
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警察庁の調べによると、令和6年中の住宅対象侵入盗の認知件数は 1万6,000件。前年に比べて 1,469件(8.4%)減少していますが、住宅を対象とした侵入窃盗は1日あたり約44件も発生しており、油断はできません。
また、侵入窃盗の手口別の認知件数を確認すると、「空き巣」「忍び込み」「居空き」いずれも前年比で減少しているものの、依然として多くの方が被害に遭っています。
出典:警察庁「令和6年の刑法犯に関する統計資料」
警察庁「住まいる防犯110番 データで見る侵入犯罪の脅威」
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「忍び込み」とは、夜間に家人らが就寝したのを見計らって屋内に侵入し、金品を盗むことを指します。
一方で、「居空き」とは、家人らが在宅し、昼寝、食事、家事などをしている隙に屋内に侵入し、金品を盗むことをいいます。
また、最近では空き巣や居空きで侵入した犯人が住人と鉢合わせし、強盗に発展する「居直り強盗」も増えています。
2階やマンションなら窓を開けっ放しにできる?
出典:警察庁「住まいる防犯110番 手口で見る侵入犯罪の脅威」
共同住宅における侵入口の統計を見ると、3階建以下・4階建以上のいずれでも「窓」からの侵入が2番目に多いという結果が出ています。2階以上だからといって安心はできません。塀や室外機、物置などのわずかな足場を利用して侵入するケースもあります。そのため、2階やマンションであっても就寝時や外出時に窓を開けっ放しにするのは非常に危険です。
窓を開けっ放しにするその他のデメリット
防犯上の問題に加えて、窓を開けっ放しにすることには生活面でのデメリットもあります。まず、害虫の侵入リスクです。蚊やハエ、ゴキブリなどが室内に入り込み、衛生面での不快感や健康被害につながるおそれがあります。
また、突然の雨で室内に水が入り込み、床や家具を濡らしてしまうこともあるでしょう。濡れたまま放置するとカビや変色の原因にもなります。
他にも、交通量の多い道路沿いや飲食店が近い住宅では、騒音や臭いがストレスになる場合もあります。
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住宅への侵入窃盗の手口
出典:警察庁「令和6年の刑法犯に関する統計資料」
警察庁の調べによると、「空き巣」「忍び込み」「居空き」などの住宅を対象とした侵入盗の侵入手段は、毎年変わらず「無締まり」と「ガラス破り」がツートップとなっています。
令和6年のデータでも、「無締まり」による被害が7,455件、「ガラス破り」での被害が5,006件でした。ピッキングやサムターン回しなど、施錠したドアをこじ開けられた被害が372件であることからも、この2つが突出して多いことが分かります。
つまり、多くは無施錠のドアや窓から入ってくるケースと、窓のガラスを割って入ってくるケースというわけです。
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一戸建住宅は空き巣に狙われやすい
出典:警察庁「住まいる防犯110番 データで見る侵入犯罪の脅威」
侵入窃盗の発生場所は、住宅が約4割を占めています。内訳は、「一戸建住宅」が29.0%、「3階建以下の共同住宅」が6.8%、「4階建以上の共同住宅」が3.7%となっており、一戸建住宅への侵入が最も多く、狙われやすい傾向にあります。
また、4階建以上の共同住宅では発生件数は少ないものの、屋上や共用廊下、ベランダなどに出入りしやすい構造である場合、侵入リスクは高まります。そのため、マンションの上階に住んでいる場合でも窓を開けっ放しにして過ごさないようにしましょう。
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安全に窓を開けて換気をする方法
適度な換気は、空気を入れ替えることでカビや結露を防ぎ、感染症対策にもなる大切な習慣です。窓を開けっ放しにして寝たり、外出したりするのは、防犯上リスクがありますが、在宅中に換気したくなることもあるでしょう。ここでは安全に換気をする方法をご紹介します。
人がいる部屋の窓を開ける
人のいない部屋の窓を開けると、不審者の侵入に気づかず、居空きなどの被害に遭う可能性があります。そのため、窓を開けて換気する場合は、必ず人がいる部屋を開けるようにしましょう。もし異変があったときには、すぐに窓を閉めるなどの対応ができます。部屋から出る際には窓を閉め、施錠すると安心です。
対角線にある窓を開ける
対角線にある2つの窓を開けることで風の通り道ができ、5~10分の短時間でも十分に換気ができます。窓を開ける時間を短くできる分、すぐに窓を閉めて施錠でき、防犯面でも安心です。もし、対角線に窓がない場合は、サーキュレーターや扇風機などを使用して空気を循環させましょう。短い時間で効率良く室内の空気を入れ替えられます。
24時間換気システムは常につけておく
浴室やトイレなどに設置されている24時間換気システムは、必ず常につけておくようにしましょう。窓を開けられないときでも一定の間隔で換気が行われ、防犯リスクを抑えながら空気の入れ替えが可能です。また、24時間システムは化学物質やダニ、ほこりなどのハウスダストの充満を防ぐことにも役立ちます。
窓を開けて換気をしたい場合におすすめの防犯対策
侵入犯が最も嫌がるのは、侵入に時間がかかる家といわれています。犯人はすばやく侵入し、住人に気づかれないうちに逃走することを狙っているため、侵入までの時間がかかるようにするのが有効な防犯対策なのです。ここでは、換気をしながらでも安心して過ごせるようにするための具体的な防犯対策を紹介します。
補助錠やセンサータイプの窓ロックをつける
手軽に購入でき、取り付けも簡単なのが「補助錠」です。開ける幅を決めて、補助錠で固定すれば、窓はそれ以上開きません。開閉に時間をかけさせるという意味では、施錠は1つよりも2つが効果的です。
窓が一定以上開くとアラームが鳴るタイプの補助錠なども販売されています。開閉を試みた段階で音が鳴るため、侵入しようとする犯人への威嚇効果があります。
窓に「面格子」が設置されているケースもありますが、構造によっては工具を使用して簡単に取り外せてしまうため、注意が必要です。「面格子があるから」と過信せず、補助錠などを併用しましょう。
窓用の補助錠「ALSOKロック」は、ロック板が2枚あるため、施錠したまま換気することが可能です。窓に貼り付けるだけで簡単に設置することができます。外側からはALSOKのマークが見えるため、犯罪抑止にも役立ちます。窓の防犯に、ALSOKロックの導入をぜひご検討ください。
防犯ガラスや防犯フィルムを活用する
窓からの泥棒の侵入を防ぐには、ガラスを強化するのもおすすめです。手慣れている泥棒の場合、10秒足らずで窓ガラスを割ることができるといわれています。割るときもあまり音を立てないため、自宅にいても気づかない可能性があります。
そこで有効なのが、簡単に割られないように窓自体を「防犯ガラス」に替えることです。防犯ガラスは、2枚のガラスの間に特殊なシートを挟むことで割れにくい加工が施されています。
貼るだけでガラスを補強できる「防犯フィルム」もあります。ガラスを交換するのは手間がかかるため、簡単に防犯対策をしたい場合は防犯フィルムを貼るのがおすすめです。
購入するときは、CPマークが目印の「防犯性能の高い建物部品」を選びましょう。
※CPマークとは…防犯性能の高い建物部品の試験基準をクリアした製品につけられる安全・安心のシンボルマーク
網戸を防犯仕様に交換する
網戸に補助錠をつける、ステンレス網戸に交換するなどの方法で、網戸も防犯仕様にすることができます。ステンレス素材の網戸は破られにくく、耐久性があることから、防犯対策としておすすめです。
窓の近くにセンサーライトや防犯砂利を設置する
一戸建住宅であれば、窓の近くにセンサーライトや防犯砂利を設置するのも効果的です。センサーライトは、人が通る度に明るく照らすため、存在に気づかれたくない不審者を遠ざけることができます。
また、防犯砂利は踏むと大きな音が鳴る砂利のことです。玄関や庭に防犯砂利を撒くことで、誰かが敷地内に侵入したことに気づきやすいというメリットがあります。不審者は音を立てることを嫌がるため、防犯砂利を設置することで犯行をためらわせる効果が期待できます。
家の周辺に足場となるものを置かない
2階以上であっても、足場となるようなものがあればそれを利用して不審者が侵入してくるおそれがあります。物置やエアコンの室外機など、足場となるようなものを窓やベランダなどの近くに置かないようにしましょう。
また、住宅周辺の見通しを良くしておくことで、侵入しようとする動きが周囲から見えやすくなり、防犯効果が高まります。
玄関からの侵入窃盗に効果的な防犯対策
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玄関ドアのU字ロックやチェーンは、輪ゴムなどを使用して簡単に開けられてしまうおそれがあるため、防犯効果はほとんど期待できません。ここでは、玄関からの侵入に備えるための防犯対策をご紹介します。
ピッキングに強い鍵への交換
玄関ドアからの侵入でよく使われる手口が「ピッキング」です。シリンダーに細い器具を差し込み、カチャカチャと操作することで開錠します。
不正開錠を防ぐには、ピッキング防止機能のついた鍵の導入がおすすめです。なかでもディンプルシリンダー錠は、ピッキングに強い構造となっています。鍵の先が丸くなっており、表面に多くのくぼみが空いています。高いピッキング技術を持つ犯人であっても、開錠に10分以上かかるとされている、防犯性の高い鍵です。
電子錠(デジタルロック)の活用
鍵穴を使用しない「電子錠(デジタルロックキー)」を使うのもおすすめです。
暗証番号やICカード、スマートフォン、指紋などを設定して施錠・解錠するもので、何度も間違えたり、強い衝撃を感知したりすると、警報が鳴り施錠を強化するタイプなどがあります。また、指紋認証型であれば鍵の紛失防止になるだけでなく、登録した指紋以外では解錠できないため高い防犯効果が期待できます。
防犯グッズを活用する
玄関の防犯性を高めるには、防犯グッズを活用するのもおすすめです。たとえば、「サムターンガード」があります。これは、ドアの内側にあるつまみ(サムターン)を外側から工具で回す「サムターン回し」という侵入手口を防ぐためのアイテムです。ドアスコープや郵便受けのすき間から工具を差し込まれても、サムターンガードがあることで内部のつまみに触れられず、不正開錠を防ぐことができます。
また、ドアと枠のすき間から工具を差し込んで鍵を開ける、「こじ破り」対策に有効な「ガードプレート」もあります。
防犯カメラの設置
住宅の周辺に防犯カメラを設置するのも有効です。犯罪行為を企てる犯人は、自分の姿を撮影されることを嫌うため、防犯カメラが設置してあると分かると侵入を避ける傾向にあります。玄関や駐車場、庭など、侵入経路になりやすい場所に防犯カメラを設置すれば、「見られている」という心理的なプレッシャーを与えられます。
また、万が一侵入された場合でも、映像で証拠を記録でき、犯人を特定する際に役立ちます。
ALSOKではご家庭向けの防犯カメラも数多く取り揃えております。
ALSOKの防犯カメラ・監視カメラについて詳しくはこちら窓を含む家全体の防犯にはホームセキュリティの導入がおすすめ
侵入窃盗や強盗事件は、都市部・地方を問わず全国で発生しています。窓や玄関といった開口部だけでなく、家全体を総合的に守る防犯対策が必要です。そこでおすすめしたいのが、ホームセキュリティの導入です。ホームセキュリティは、不審者の侵入を検知すると、警備会社が迅速に駆けつけ対応してくれます。
ALSOKのホームセキュリティは、「セルフセキュリティ」「オンラインセキュリティ」の2種類をご用意しています。セルフセキュリティでは、お手頃価格でホームセキュリティを実現でき、もしものときにはALSOKの依頼駆けつけが利用可能です。
オンラインセキュリティは、不審者の侵入や火災などの異常発生時にALSOKが駆けつけます。さらにスマートフォンを持っているだけで、帰宅時に簡単に警備解除が可能です。また、防犯カメラとアプリ連携ができ、外出中でもリアルタイムで映像を確認することができます。
さらに、ALSOKのホームセキュリティを導入すると、ALSOKマークのステッカーを玄関や窓に貼ることができます。ひと目で「防犯意識が高い家」であることをアピールできるため、犯罪抑止にもつながります。
ALSOKのホームセキュリティは、一戸建住宅はもちろん、集合住宅にも導入可能です。お手頃なプランからお客様のご要望に合わせたプランまで幅広くご用意しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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まとめ
警戒すべきなのは、留守中に侵入する空き巣だけではありません。在宅中であっても、隙を狙って忍び込む窃盗犯もいます。そのため、在宅中でも窓や網戸の開けっ放しには注意しましょう。また、近年は宅配業者や点検業者を装い、侵入しようとする不審者もいます。
住宅には、補助錠や防犯フィルム、ホームセキュリティを取り入れるなど、ご自宅にあった防犯対策を行うことをおすすめします。
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