ウエイトリフティング(重量挙げ)のルールは?種目別に解説!

ウエイトリフティング(重量挙げ)のルールは?種目別に解説!

スポーツ 2021.07.15
ウエイトリフティング(重量挙げ)のルールは?種目別に解説!

国際大会でメダリストを輩出するなど、日本の選手が世界的に数多く活躍するスポーツの1つである、ウエイトリフティング。競技名を日本語に訳した「重量挙げ」としても親しまれています。ジムで実際にバーベルを上げたことはあっても、競技としてのルールは知らないという方が多いのではないでしょうか。
この記事では、ウエイトリフティングの基礎知識や階級について、そして詳しい競技ルールをご紹介します。

ウエイトリフティング=重量挙げ?

ウエイトリフティング=重量挙げ?

ウエイトリフティングは、両手で重さの決まったバーベルを持ち上げる競技です。人類は古代から、重いものを持ち上げて力自慢を競ってきました。それにルールを設け、力技だけでは勝てない競技として成立させたものがウエイトリフティングです。「重量挙げ」は日本で親しまれている呼び名で、同じ競技を指します。

ウエイトリフティングの選手たちは、持ち上げた最高重量の合計を競います。持ち上げ方は2種類あり、その両方でしっかりバーベルを持ち上げることが必要です。
ただし重量物を扱う競技だけに、選手の体格に差があるとその条件による有利・不利が顕著になってしまいます。このため、ウエイトリフティングには体重別で階級制が設けられています。

ウエイトリフティングの階級制度

2021年の国際大会におけるウエイトリフティングの階級は、男女とも7階級別に分けられています。持ち上げるバーベルの重量も階級により決められているため、選手たちは極力公平な条件下で戦うことができます。

男子 61kg級 67kg級 73kg級 81kg級 96kg級 109kg級 109kg超級
女子 49kg級 55kg級 59kg級 64kg級 76kg級 87kg級 87kg超級

国内大会の階級ルールでは、男女ともに10階級に分かれています。

男子 55kg級 61kg級 67kg級 73kg級 81kg級
89kg級 96kg級 102kg級 109kg級 109kg超級
女子 45kg級 49kg級 55kg級 59kg級 64kg級
71kg級 76kg級 81kg級 87kg級 87kg超級

ウエイトリフティング(重量挙げ)のルール

ウエイトリフティング(重量挙げ)のルール

ウエイトリフティングの種目や競技が行われる一連の流れなどを知っておくと、観戦がより楽しくなります。
ここでは、ウエイトリフティングのルールを少し詳細にご説明します。

ウエイトリフティングの種目

ウエイトリフティングを観戦するとき、場面によってバーベルの持ち上げ方が違うと思ったことはありませんか。ウエイトリフティングには、持ち上げ方によって2つの種目があります。

・スナッチ

スナッチとは1動作でバーベルを頭上まで挙げる種目で、「バーベルを床から持ち上げて支えたあと頭の上まで一気に引き挙げて立ち上がり、そのまま支持する」という手順で行われます。

・クリーン&ジャーク

クリーン&ジャークは、その名のとおり「クリーン」と「ジャーク」という2つの動作を組み合わせた持ち上げ方です。選手はまず1つ目の動作で、バーベルを肩や鎖骨の高さくらいまで持ち上げて立ち上がります(クリーン)。その後、2つ目の動作で頭の上までバーベルをさらに持ち上げて支持します(ジャーク)。

ウエイトリフティングの競技手順と順位の決定

ウエイトリフティングの試合では、各選手が「スナッチ」と「クリーン&ジャーク」の2種目を各3回ずつ行います。各種目それぞれ、3回行ったうちの成功した最高重量を合計した成績で、順位を競います。
持ち上げに成功できたか、失敗だったかの判定は審判員3名によって行われます。3名の審判員のうち、2名以上が白いランプを点灯させると成功です。失敗と判定されるのは、持ち上げるときお尻が床についてしまった場合や、持ち上げることはできても両足と胴体、バーベルの3か所が平行となっていない場合、肘の曲げ伸ばしがあった場合、審判の合図前にバーベルを降ろしてしまった場合です。このほか、クリーンの時に肘が膝や大腿部に接触してしまっても反則とみなされます。

挑戦できるバーベルの重量は決まっていませんが、国際大会の場合は事前に申請したトータル記録の-20㎏下までしか重量を下げることができません。
例えば、スナッチ80kg、クリーン&ジャーク100kgでトータル180kgの選手は、トータル160kg以下になる重量の申告はできなくなっています。なお、重量の上限はありません。
もちろん上位を狙って初めから重いバーベルに挑戦することもできますが、その分失敗するリスクも上がります。重量申告をするときは、いかに失敗を避けながら合計の重量を増やすかを、選手はよく考えて申告しなければなりません。例えば、120kgで事前申請し、1回目で120kgの申告をして競技した場合、2回目以降は自動的に1kg重量が上がるため、最小の申告は121kgとなります。3回目で高めの130kgを申告することは可能です。

他の選手たちがどの重量を申告しているかをよく見ながら、自分が挑戦すべき重量を現在の力量と兼ね合わせて決める思考力も重要となります。
重量は検量の際に事前申請しますが、競技直前に変更が可能です。競技の順番は重量の軽い順に競技が進むため、変更があった場合はめまぐるしく順番が入れ替わっていきます。前の選手の競技が終わってから、次の人は名前を呼ばれてから30秒間は重量変更できます。重量変更は上限2回まで可能です。ライバルの重量や順位を考えながら、瞬時に判断しなければなりません。

ウエイトリフティングの禁止行為

ウエイトリフティングの順位決定に関するルールはとてもシンプルですが、意外に禁止事項が多く、細かな規定があります。

【時間に関する規定】

選手が名前を呼ばれてから試技を行う(バーベルが床から離れる)まで、1分を超えると失敗とみなされます。短時間で心身の統一を図って万全の状態を作り出すことは難しく、ぎりぎりを狙って失敗してしまう選手も少なくありません。一流の選手たちは制限時間いっぱいの直前まで焦ることなく万全の状態を作り出し、記録を伸ばしているのです。

【持ち上げ時の姿勢に関する規定】

バーベルの持ち上げ時、肘の曲げ伸ばしがあると失敗となり、左右の腕が均等に伸びていないとみなされても失敗となります。先にも述べたとおり、持ち上げるときにお尻など足裏以外の部分が床に少しでも接触すると失敗となります。

【その他の規定】

バーベルをうまく持ち上げられても、その後両足・胴体・バーを平行にさせたまま、審判員の合図までは動いてはいけません。この合図の前にバーベルを降ろすと、たとえ完璧に持ち上げられていても失敗です。
また持ち上げたあと静止している間、ふらつくなどで場外へ足を踏み出してしまうことも失敗となります。
2019年には、ビデオ・プレイバック・テクノロジー(VPT)に関する規定が追加されました。競技者側から判定への異議申し立てがあった場合や、ジュリー(陪審)の意見に相違があった場合に、ビデオ判定によって判定・決定を見直すことが出来るようになりました。

試合は前半・スナッチ、後半・クリーン&ジャークの順に行われますが、スナッチで3回失敗するとスナッチでの記録は0kgとなり、後半のクリーン&ジャークには進めません。どちらも3回失敗するとその時点で失格になります。

ウエイトリフティング観戦の見どころ

ウエイトリフティングでは、球技や陸上競技、体操競技などのように速く大きなアクションはあまり見られません。静かな空間で行われ競技自体も淡々と進みますが、誰もが固唾を飲んで選手を見守るその時間の緊迫感も見どころの1つです。

試技の前に各選手が申告したバーベルの重量は、その場で表示され見ることができます。いかに選手たちが他選手の申告を気にかけながら駆け引きしている所も大きな見どころのひとつです。
また、競技を終えた選手が成功を確かめた瞬間の、満面の笑顔や安堵の表情を見たいという動機からファンになったという人も少なくありません。ときには、それまで冷静に競技に挑んでいた選手が、成功のあと大きく喜びの感情を表現する場面もあります。そのようなシーンをニュースなどで見て、思わず引き込まれる気持ちになった方も多いのではないでしょうか。
ウエイトリフティング観戦の楽しみは、なんといっても選手と観客が短い時間の中で緊張感と大きな感動を共有できること。待っていた瞬間が見られたときの嬉しさにこそ、この競技を観戦する醍醐味が詰まっています。

ALSOKのスポーツ活動

ALSOKにはウエイトリフティング部があり、多くの国際大会に出場し今後の活躍も大いに期待できる世界トップレベルの選手を擁しています。この競技には力の強さだけでなく、最良のタイミングを見逃さない判断力や大舞台でも動揺しない高い精神力も求められます。奥深いスポーツであるウエイトリフティングに挑み続ける部員たちをぜひ応援してください。

まとめ

「ただ重いものを持ち上げられれば勝ち」ではないウエイトリフティング。審判員の成功判定を得るには力だけでなく、滑らかで美しく正確な動作も求められます。力量に加え、心と体を最適な状態にコントロールしてベストの一瞬を狙うバランス感覚や知性を備えていてこそ、素晴らしい記録が生まれます。
ウエイトリフティング競技をじっくりテレビで見られるチャンスは、今の所それほど多くありません。この夏はウエイトリフティングの基本ルールを覚え、この競技の奥深さに触れてみてはいかがでしょうか。

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