三回忌に包む香典の相場は?香典袋の書き方や渡し方、服装マナーを解説
本記事では、三回忌に参列する場合の香典の金額相場や服装マナー、香典袋の選び方や当日の渡し方をご紹介します。
三回忌とは、故人が亡くなってから2年後に行われる年忌法要のことです。三回忌に参列する際は、香典の金額や包み方、香典袋の書き方、服装など、事前に確認しておきたいマナーがいくつかあります。弔事の場では失礼のない振る舞いが求められるため、基本を押さえておくことで当日も落ち着いて対応しやすくなるでしょう。
【この記事で分かること】
- 三回忌で包む香典の相場や服装のマナー
- 三回忌で香典を渡す際の香典袋の書き方、包み方
- 三回忌に参列できない場合の対応
目次
三回忌とは?
三回忌とは一周忌の次に執り行われる年忌法要(※)で、故人が亡くなってから2年後に行われるものです。「○回忌」の場合は、「亡くなってからの年数+1」、つまり数え年で数えます。三回忌の法要は故人の命日に合わせて執り行われるのが一般的ですが、命日が平日の場合は、ご遺族や親族の都合に合わせて日にちをずらして土日に行うケースも多いようです。
※年忌法要…決められた節目の命日に行う特別な法要のこと
家族だけで行う場合に香典は必要?
三回忌法要に参列するにあたって香典を持参するのがマナーです。家族のみの三回忌でも香典を準備するようにしましょう。なお、施主が香典を遠慮された場合は不要です。
服装のマナーは?
三回忌法要に参列する場合は、準喪服の着用が基本です。準喪服とは、弔事で広く着用される一般的な喪服のことです。ただし、ご遺族から平服での参列を案内されている場合は、略喪服を選んでも問題ありません。
| 服装の概要 | 男性 | 女性 | |
|---|---|---|---|
| 準喪服 | 弔事で多く着用される一般的な喪服 お通夜や法事などすべての法事で着用できる | ブラックスーツ | ブラックフォーマル |
| 略喪服 | 急な弔事や三回忌以降の法事に参列する場合に着用される | 黒、濃紺、グレーなどのダークスーツ、リクルートスーツ、制服 | 黒、濃紺、グレーなどの地味な色のワンピースやアンサンブル、リクルートスーツ、制服 |
三回忌に包む香典の金額相場
三回忌の香典の金額は、故人との関係性や年齢、会食の有無などさまざまな条件で大きく変わります。金額の相場は次のとおりです。
| 故人との関係 | 金額相場 |
|---|---|
| 一親等(父母・子) 二親等(兄弟姉妹・祖父母・孫) | 1万円~5万円 |
| 三親等(おじ・おば・甥・姪) 四親等以上(従兄弟・従姉妹) | 5,000円~3万円 |
| 親族関係ではない方 (知人・友人・仕事関係) | 3,000円~1万円 |
一般的に香典の金額は、故人と近い親族関係にあたる方ほど高くなり、三親等、四親等と離れていくにつれて金額が低くなっていきます。
会食に参加する場合
法要のあとに会食が用意されている場合、基本的には会食でいただく食事代を上乗せした金額を包むのが良いとされています。目安としては、5,000円~2万円ほど上乗せするのが一般的です。
夫婦で参加する場合
三回忌に夫婦で参加する場合は、1人で参列するよりも多く金額を包むのが良いとされています。食事代や引き出物の費用を踏まえ、1人で参列する場合の相場の倍額、もしくは一定の金額を上乗せしましょう。
2万円の香典はマナー違反?
1万円では少なく、3万円では多い場合に、2万円を包みたいと考えるケースもあるでしょう。
しかし、割り切れる数字は「縁が切れる」といったネガティブな意味合いを連想されることもあるため、避けたほうが良いとされています。
親族などで話し合った結果、2万円を包む場合は、1万円札1枚と5千円札2枚など、割り切れない枚数(合計3枚)にして配慮すると良いでしょう。
香典の金額は宗派やご家庭の考え方によっても異なる場合があるため、事前に確認しておくと安心です。故人を思う気持ちを大切に、適切な金額をお渡ししましょう。
三回忌に適した香典袋の書き方
香典袋の表書きは、仏式では一般的に「御仏前」や「御香料」と記載します。名前は水引よりも下に書き、その際は濃墨の筆ペンや毛筆を使いましょう。また、中袋の表面には包んだ金額も記載します。ここでは、三回忌に適した香典袋の書き方を詳しく解説します。
表書きには「御仏前」や「御香料」と記載
三回忌では、表書きに「御仏前」や「御香料」と記載します。お通夜や告別式で記載する「御霊前」は、故人は四十九日を迎えるまでは「霊」であるという考えから使用されます。四十九日を過ぎると故人は「霊」から「仏」になるとされているため、「御仏前」「御香料」を使用します。
ただし、表書きは宗教や宗派によって異なる場合があります。例えば、神道では「御神前」「御玉串料」などを用いることがあるため、事前にどのような記載が適切か確認しておきましょう。
名前は水引より下の部分に楷書体で書く
香典袋には、ご遺族に分かるよう名前をフルネームで書きます。水引より下の中央に楷書体で書きましょう。
夫婦で参列する場合は中央に世帯主のフルネームを書き、左隣に配偶者の下の名前を書くのが一般的です。
金額の記入は大字を使う
中袋の表面には、包んだ金額を漢数字で記載しましょう。
漢数字には「壱」「弐」「参」「拾」という大字(だいじ)があります。金額を記入する際には、「一」「二」「三」「十」「万」の代わりに、「壱」「弐」「参」「拾」「萬」を使用し、数字の前に「金」、後ろに「円也」をつけます。例えば、1万円であれば「金壱萬円也」と記入しましょう。
濃墨の筆ペンや毛筆を使用する
三回忌の香典袋の記入には「濃墨」の筆ペンや毛筆を使用します。
参考までに、葬儀(お通夜、告別式)の際には「薄墨」を使用します。また、葬儀のときであっても、京都には薄墨を使用しない地域もありますので、周囲に確認が必要です。
三回忌の香典袋の包み方
三回忌の香典袋を包むときは、お札は新札を避け、向きを揃えて入れるのが基本です。また、4や9といった忌み数と呼ばれる縁起の悪い数字は避けるようにしましょう。ここでは、三回忌の香典袋の包み方やマナーについて詳しくご紹介します。
お札は新札を避け、向きを揃えて入れる
弔事の際には旧札を包むのが一般的とされています。特にお通夜や告別式では、あらかじめ用意していた印象を与えてしまうため、新札を使用するのは控えましょう。三回忌は事前に日程が決められているものなので新札でも問題ないと考えられていますが、新札でも一度折って折り目をつけてから包むことをおすすめします。ただし、シワだらけのお札や破れているお札は避けましょう。
香典袋に包むときは、お札の向きを揃えて入れます。お札の肖像画が描かれている表面が香典袋の裏側を向くようにし、人物が下になるように入れるのがマナーです。
「忌み数」は避ける
「四」や「九」は、「死」や「苦」といった言葉を連想させるため、忌み数として避けるのが一般的です。香典を包む際も、9,000円や4万円などの金額は避けたほうが良いでしょう。
三回忌に適切な香典袋の種類
三回忌に持参する香典袋は、結び切りの水引が付いたものを選びます。また、包む金額によって適した香典袋の種類が異なり、例えば3,000円~5,000円ほど包む場合は、水引が印刷された香典袋で問題ないとされています。金額が高くなるほど、水引付きのものや大判のものを選ぶのが一般的なため、失礼のないよう事前に香典袋の種類まで確認しておきましょう。
水引は基本的に結び切り
弔事の際の水引は、基本的に「結び切り」が用いられます。これは、一度結ぶと解くのが難しいことから「二度と繰り返さないように」という意味が込められているためです。
水引の色は白や黒、双銀のものを用いるのが一般的です。ただし、関西圏の一部の地域では黄色の水引を使用していたり、宗派によって種類が決められていたりするケースもあります。
包む金額に合った袋を選ぶ
香典袋にはさまざまな種類がありますが、包む金額に合った袋を選ぶことが大切です。包む金額が低いほど簡略的でシンプルな香典袋を、金額が高くなるほど豪華で大判な香典袋を選びましょう。
- 3,000円~5,000円:水引が印刷された香典袋
- 1万円~3万円:白黒の水引をかけた香典袋
- 3万円~5万円:双銀の水引をかけた香典袋
- 5万円以上:双銀の水引をかけた大判の香典袋
その他、大判の香典袋には高級和紙を使用したものも販売されています。香典袋は見た目で選ぶのではなく、包む金額と香典袋の格が釣り合うように選ぶのがマナーです。
三回忌当日の香典の渡し方
三回忌当日は、香典を袱紗に包んで持参し、受付で記帳を済ませたあとに手渡すのが基本です。渡す際は簡単なあいさつを添えましょう。ここでは、法要当日の香典の渡し方を詳しくご紹介します。
袱紗に包んで持参する
香典袋は、そのまま持ち歩くのではなく、袱紗(ふくさ)に包んで持参するのが基本的なマナーです。袱紗を使用することで、香典袋の汚れや折れを防ぐとともに、弔意を丁寧に表すことができます。
また、袱紗の色は、弔事にふさわしい落ち着いたものを選びましょう。紫や紺、グレーなどの控えめな色であれば使いやすく、場にもなじみます。
受付で香典を手渡す
会場に到着したら、まず受付で記帳を行います。その後、袱紗から香典袋を取り出し、表書きが相手から読める向きに整えて、両手で丁寧に差し出します。
なお、家族のみで執り行う法要などで受付が設けられていない場合は、施主やご遺族に直接手渡すこともあります。その際も、落ち着いた所作で丁寧に渡すことを心がけましょう。
香典を渡す際に添える一言
香典を渡す際は、無言で手渡すのではなく、簡単なお悔やみやあいさつの言葉を添えるのが
マナーです。ただし、受付は多くの人が出入りする場所でもあるため、長く話し込むのは避け、短い言葉で気持ちを伝えるようにしましょう。
【香典を渡す際に添えるあいさつ例】
- 本日はお招きいただきありがとうございます。心ばかりですが、お供えください。
- このたびはご法要にお招きいただき、ありがとうございます。御仏前にお供えください。
三回忌に参列できない場合は?
都合が合わず、三回忌に参列できない場合、香典は郵送しても問題ありません。現金を郵送する場合は必ず現金書留で送り、中にはお詫びの手紙を入れましょう。また、香典は三回忌法要の前日までに到着するスケジュールで送るようにします。
ここでは、香典を郵送する際の注意点やマナーについて、さらに詳しく解説します。
現金書留で郵送する
香典を郵送する場合は、必ず現金書留で郵送しましょう。普通郵便で現金を送ることは法律で禁止されています。直接お渡しする場合と同様に香典袋に包み、表書きや名前もしっかり記載しましょう。
お詫びの手紙を一緒に入れる
香典を郵送する際に、欠席に対するお詫びと故人への思い、ご遺族への気遣いを記した手紙を一緒に入れましょう。手紙の冒頭によくある時候のあいさつは、香典に添える手紙には必要ありません。また、忌み言葉や繰り返しを連想させる重ね言葉を使用しないよう注意しましょう。
到着は三回忌前日までに
法要の当日は忙しいこともあり、ご遺族の方が受け取れない可能性もあります。そのため、香典は三回忌法要の前日までに届くように郵送しましょう。
親の終活を考え始めたら、みまもりサポートも検討しよう
「高齢の親が一人暮らしになった」「親と離れて暮らすようになった」といった生活環境の変化をきっかけに、心配ごとが増えている方も多いのではないでしょうか。そこでおすすめなのが「見守りサービス」の利用です。
ALSOKでは見守りサービス「HOME ALSOK みまもりサポート」をご提供しています。もしものときは「緊急ボタン」を押すだけで、ALSOKが駆けつけます。健康について気になることがあれば、「相談ボタン」を押すだけで、看護師資格を持つスタッフに24時間健康相談が可能です。
また、生活動線上のドアなどに開閉センサーを取り付け、一定時間以上開閉がないとご家族への通知とともにALSOKが駆けつけるライフリズム監視サービスなど、オプションサービスもご用意しております。ニーズに合わせてお選びください。
見守りサービスでどんなプランにすれば良いか、選び方が分からないという方はまずはお気軽にお問い合わせください。相談は無料で、専門のアドバイザーがニーズに合った最適なプランをご提案いたします。
まとめ
三回忌は故人の冥福を祈る大切な年忌法要です。参列する際は香典を用意し、服装も準喪服を基本に考えると良いでしょう。三回忌を控えている場合は、家族間での香典の有無、香典袋の書き方や金額などマナーを確認しておくと安心です。
ただし、三回忌の形式や考え方は、ご遺族の意向によって異なる場合もあるため、案内を事前にしっかりと確認しておきましょう。





















