歳時記 vol.32

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歳時記

米川の水かぶり

宮城県登米市東和町米川

米川の五日町地区で毎年2月の初午の日に行われる火伏せ行事で、800年以上という長い歴史を持つ。「来訪神:仮面・仮装の神々」として、2018年にユネスコ無形文化遺産に登録された全国10行事のうちのひとつだ。
藁の装束に身を包んだ水かぶりの一団は、大慈寺の秋葉山大権現と諏訪森大慈寺跡に祈願した後、「ホーッ」と甲高い奇声を上げながら町中の家々を回り、用意された水を屋根にかけて火伏せを祈願する。また、男たちが身につけた藁が火伏せのお守りになるとされており、沿道の人々はそれを抜き取っていく。

写真提供:米川の水かぶり保存会

神様の使いに化身した地区の男たち。裸体に藁で作った水かぶり装束を身につけ、火の神様の印であるかまどのすすを顔に塗る。

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