QRコード決済を導入するメリットとは

2019.12.20

近年においては、クレジットカードや電子マネーといったキャッシュレス決済が比較的身近な存在となりました。そして、これらに続くキャッシュレス決済手段として今まさに注目されているのが「QRコード決済」です。キャッシュレス決済を取り巻く情勢を踏まえつつ、QRコード決済の特徴や導入するメリットについて考えてみましょう。

キャッシュレス決済を取り巻く情勢

日本は他国と比較して、銀行口座間の電子送金取引が早期に整備・普及したものの、店頭でのキャッシュレス決済比率は2015年で18.4%と、韓国(89.1%)、中国(60.0%)、カナダ(55.4%)、英国(54.9%)、米国(45.0%)などに比べて低い調査結果となっています。(*1)

こうした状況に対し、経済産業省が2018年4月に「キャッシュレス・ビジョン」を発表。現在20%程度のキャッシュレス決済比率を2025年までに40%にまで引き上げる目標を設定し、さまざまな具体的方策が推進されています。なかでも2019年10月から2020年6月末まで行われる「キャッシュレス・消費者還元事業」は消費増税に伴う需要平準化対策として注目度が高く、本事業に登録した店舗へのキャッシュレスサービスの導入支援と、登録店舗でキャッシュレス決済をした消費者へのポイント還元により、店舗、消費者それぞれにおけるキャッシュレス化が大きく進展すると期待されています。

QRコード決済とは

キャッシュレス決済のひとつであるQRコード決済は、スマートフォンと二次元のバーコードであるQRコードを使用する決済システムです。お客様がスマートフォンで表示したQRコードを店舗側の端末で読み取って決済する方法と、店舗側が表示したQRコードをお客様が読み取って決済する方法の2通りがあります。

QRコード決済にはクレジットカードのように決済ブランドがいくつかあり、国内のものでは「楽天Pay」「PayPay」「LINE Pay」などが代表的です。中国系の決済ブランドとしては「Alipay(支付宝)」「WeChat Pay(微信支付)」が有名で、中華圏では日常的にこれらのQRコード決済が利用されています。これらはどれも同じくQRコードで決済をするものの、お客様が利用しているサービス(アプリ)と同一のブランドに加盟していなければ、決済を行うことはできません。より多くのお客様に使ってもらうためには、複数のブランドに対応しておくことが重要です。

QRコード決済は、利用者・店舗のいずれにもメリットの多い決済手段です。それぞれの目線から見たQRコード決済の強みを確認しておきましょう。

利用者側のメリット

利用者にとってのQRコード決済の最大の魅力とは、ポイント還元率の高いものが多いということです。小さな買い物でもスマートフォンひとつで気軽に決済ができて、かつポイントの還元率が高いという点は、利用者にとって非常にお得であると言えるでしょう。

QRコード決済はライフスタイルに合わせた使い方ができることもメリットです。現金をメインで使っている場合、適宜ATMでお金を下ろす手間が必要になります。しかし、今後は金融機関でATMを共同化・手数料有料化、支店を減らす見通しとなっており、いずれ現金を持つために費用がかかったり、近い場所にATMがなかったりといったケースが出てくる可能性があります。それに対してQRコード決済は銀行口座やクレジットカードとの紐付けや、事前のチャージができ、それぞれが使いやすい形での利用が可能です。

店舗側のメリット

店舗側としては、キャッシュレス決済手段のなかでも導入ハードルが非常に低いことがQRコード決済の大きなメリットです。通常のクレジットカードなどの決済端末を用意するにはそれなりのコストが必要となりますが、QRコードは印刷したQRコードを店頭に提示するだけでも導入が完了します。今まで現金しか取り扱っていなかった店舗でも、簡単にキャッシュレス決済を取り入れることができるでしょう。また、POSレジに組み込むことも可能ですので、店舗の勝手に応じた使い方ができます。

QRコード決済は付加価値があることも魅力的です。例えば、「LINE Pay」ではお客様がQRコードで決済を行うと、任意でお店のフォロワーとなる仕組みがあります。フォロワーにはクーポンやお得な情報を配信でき、広告宣伝費をかけずに集客効果が期待できます。また、スマートフォンでQRコード決済対応のお店を探せる機能を持つ決済ブランドもあり、より多くの人の目に留まる機会を作ることが可能です。

飲食関係の店舗であれば、決済時に現金やカードに触れる必要がないため、衛生を保ちやすいという点も利点でしょう。現金は不特定多数の人が触れていますし、クレジットカードもカードの受け渡しは避けられません。QRコード決済なら、店舗の従業員が手を触れずに決済を完了することも可能です。

クレジットカード・電子マネーとの違い

QRコード決済以外のキャッシュレス決済としては、クレジットカードや電子マネーが一般的ですが、QRコード決済はこれらと比較するとどのような特徴があるのでしょうか。

クレジットカード・電子マネーとQRコード決済の大きな違いは、やはりプラスチックカードがあるかどうかという部分です。身軽になりながらもスマートに決済ができるQRコード決済は、人々の生活を変化させてくれる存在と言えるでしょう。QRコード決済はスマートフォンと財布が一体となり、現金や枚数の増えがちなプラスチックカードを常時持ち歩く必要がありません。利用者は複数の決済ブランドを使用する場合でも、スマートフォン1台で完結します。また、電子マネーでもスマートフォンで決済ができるものがありますが、QRコード決済はポイント還元率が高いという点において異なります。

プラスチックカードを持たずスマートフォンで決済するという点は、セキュリティ面にも影響を与えるものです。クレジットカード・電子マネーはプラスチックカードを紛失したり、盗難されたりした場合、比較的簡単に悪用される恐れがあります。特に電子マネーはカードをかざせば素早く支払いができる一方で、誰でも使えてしまいます。クレジットカードについても、店舗によっては暗証番号入力やサインが省略されることがしばしば。

それに対して、QRコード決済はスマートフォンのロック解除や、アプリを起動してQRコードを表示する際など、複数回にわたってパスワード等を入力する必要があります。そのため、クレジットカードや電子マネーのようにすぐに悪用されてしまうという可能性が低くなります。

このようにQRコード決済は、キャッシュレス決済といってもクレジットカードや電子マネーとはまた異なる特徴を持つものです。利用者・店舗ともに安心で魅力の多いQRコード決済は、今後に期待のかかるキャッシュレス決済と言えるでしょう。

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また、ALSOKの持つ国内最大級のネットワーク、24 時間 365 日のサポート体制や保守サービスによって、キャッシュレス決済サービスを初めて導入する店舗が抱える取扱方法や決済端末の故障などの疑問や不安を解消し、安全で、販売機会を逃さないマルチ決済ソリューションを提供します。

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(*1)出典:経済産業省「キャッシュレス・ビジョン」(平成30年4月)
(*2)「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。