はじめてのお留守番は何歳から?子どもだけのお留守番事情

子ども 2019.03.29(2023.01.31更新)
はじめてのお留守番は何歳から?子どもだけのお留守番事情

子どもが保育園から小学校にあがり、預けられる時間が極端に短くなって途方に暮れる。ありがちな光景ですよね。保育園では延長保育も最大限使って20時半まで預かってもらっていたのに、小学校になった途端、学童を使っても最大18時くらいまでしか預かってもらえない。これは共働きやシングル世帯では死活問題ともいえる大きな問題です。個人的に預かってもらえる場所を探すか、働く形態を変えて早めに帰宅するか、いずれにしても家計に大きなインパクトを与えることは間違いありません。子どもひとりで留守番させるのはできないものかと考える人がいても無理はありません。
そこでここでは年少〜小学生の子どもを持つ保護者1406名を対象に2013年にベネッセがおこなった調査*から、子どもだけの留守番事情を探ってみることにしましょう。

*出典:ベネッセ教育情報サイト/ 調査「子どもだけのお留守番事情」

最初の留守番は小学校1年生から、週1回以上3時間以内が一般的

まず最初に留守番の頻度をみてみると全体の33.1%が週1回以上と比較的高い頻度で留守番をさせていることがわかります。その時間は1回につき3時間未満が85.3%。つまり、18時まで学童で預かってもらえるとすると、週に何回かは21時まで留守番をさせても大丈夫かな、というイメージかもしれません。

図1どのぐらいの頻度でお子様だけでお留守番をしますか?/図2お留守番は、1回につきだいたい何時間くらいのことが多いですか? 図1どのぐらいの頻度でお子様だけでお留守番をしますか?/図2お留守番は、1回につきだいたい何時間くらいのことが多いですか?

次に気になるお留守番をさせる理由ですが、これは買い物が1番で44.2%。次が仕事の都合で37.1%となっています。

図3 お子様だけでお留守番をするのはなぜですか? 図3 お子様だけでお留守番をするのはなぜですか?

気になるいつから留守番をさせているか、については、これはやはり保育園を卒園した小学校1年生からがもっとも多く21.9%となっています。ここには保護者である親の事情が透けて見えるような結果となっています。

図4 初めてお子さまだけでお留守番をしたのはいつですか? 図4 初めてお子さまだけでお留守番をしたのはいつですか?

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子どもだけの留守番時に考えられる危険

子どもだけの留守番時には、災害・事故・急な体調不良・不審者などさまざまな危険が考えられます。

火事や地震などの災害

火事が起こる原因は、子どもの火遊びや電気機器・配線機器による発火、第三者による放火などさまざまです。地震といった自然災害もいつ起こるか分かりません。突然火事や地震が起きると子どもはどうすれば良いか分からずパニックになってしまいます。そのため、子どもだけで留守番させる際はもしもの時に備えた対策を考えておくことが大事です。

事故

子どもだけの留守番時は家庭内で事故が起こりうる可能性があります。たとえば、ポットなどで「やけど」をしてしまう、ベランダから落ちてしまう、お風呂で溺れてしまう、といったリスクが考えられるでしょう。

体調不良

留守番中に子どもが急に体調不良となることも考えられます。とくに、未発達でまだ身体ができあがっていない低学年のお子さんは体調を崩しやすいです。留守番中だと体調の変化に気付いてくれる人がいないため誰かに助けを求めることが難しく、症状を悪化させてしまう可能性もあります。

不審者

家に子どもしかいないことが分かると不審者に狙われる可能性が高まります。家の中に侵入されるだけでなく、子どもに危害を加えられてしまう危険もあります。留守番させる際には、大切な子どもを守るためにしっかりとお家の防犯対策を強化しておく必要があります。

やむを得ず留守番をさせる場合の対策

子どもだけで留守番させることに不安はあるかという質問に対しては67.8%の保護者が「不安を感じている」と回答しています。やはりどの親御さんも子どもだけの留守番はできれば避けたいと感じているように見えます。いかにしっかりしてきたといえども小学校1年生はまだ6歳、毎日3時間の留守番は少し厳しい感じですね。
子どもだけの留守番をさせる際には防犯、防災、そして事故防止への配慮が必要です。

防犯対策

やむを得ず留守番させる場合は、家に子どもしかいないことを不審者に知られないようにすることが大事です。「誰が来ても鍵を開けない」「電話には出ない」などルールを決めておきましょう。実際、電話や訪問者への対応は不審者からのものも想定されるため、基本的にどんな状況でも一切対応しないように約束している、というご家庭は多くいます。
しかし、インターフォンや電話に出ないと家に誰もいないと思われ、侵入を図ろうとするケースもあります。家の防犯対策を強化するには、いざという時のためにホームセキュリティサービスを導入するのがおすすめです。

図5 電話や来客があった場合、どのように対応するように話していますか? 図5 電話や来客があった場合、どのように対応するように話していますか?

防災対策

子どもを留守番させる際は、災害への対策についても取り組む必要性があります。とくに子供の火遊びやキッチンの火器の誤使用などは心配事のひとつです。東京消防庁によると、過去5年間で子どもの火遊びに起因する火災は104件発生しています。
では、どのように対策を行えばいいでしょうか。

図7 キッチンの火器の取り扱いについて、どのように話していますか? 図7 キッチンの火器の取り扱いについて、どのように話していますか?

これについては64.2%と大半の保護者が「一切キッチンには近寄らせないようにしている」と答えています。外出中は室内の様子が見えないため、子どもが何をしているか分かりません。危険な場所にはそもそも近寄らないよう約束しておけば、子どもがコンロや火器に触れることはないでしょう。
そのほか、子どもが留守番中に地震が発生した場合にはどのような行動をとるべきかを伝えておくことも重要です。「机の下に移動する」「近くの物で頭を守る」「窓に近寄らない」「家具のそばに行かない」など、自分の身を守るための行動を教えましょう。

事故防止対策

事故防止対策として、ベランダに柵を乗り越えられるような足場となるものは絶対に置かないようにする、また、お風呂で溺れないようにお湯は必ず抜くようにしましょう。ドラム式洗濯機も中に入って遊んだりできないようドアロックをかけておくと安心です。

子どもの発達段階は一人ひとり違います。ですから留守番は一概に何歳からできるといえるものではありません。事故などのリスクにつながることは未然に防ぎ、子どもが安全に留守番できる環境にしておきましょう。日頃からお子さんの様子をよく見て、話し合い、約束が守れるか、危機意識がどれくらいあるか、を随時確認しておくことも重要です。

離れていてもお子さまの様子を確認できるホームセキュリティ

共働きや単身赴任、シングルなどさまざまな理由でお子さまがひとりで留守番をする時間が多い世帯には、いざという時にガードマンが駆けつけるホームセキュリティサービスの導入を強くおすすめします。
ALSOKのホームセキュリティでは、不審者の侵入や子どもの体調不良、事故などの緊急事態発生時にはガードマンの駆けつけを要請することができます。
この機会にぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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