賃貸マンション・アパートの盗聴器・盗撮器の調べ方!種類や防止対策を解説
本記事では、マンションやアパートに仕掛けられやすい盗聴器・盗撮器の種類や設置されやすい場所、見つけ方、防止対策について詳しく解説します。
賃貸マンションやアパートで一人暮らしをしていると、盗聴器・盗撮器を仕掛けられているのではないかと不安になることがあります。盗聴器・盗撮器には電池式やコンセント一体型など複数の種類があり、コンセントボックスや火災報知器、備え付けの家電などに設置されるケースが目立ちます。一人暮らしの部屋で異変を感じている方は、正しい知識をもとに確認を進めることが大切です。
【この記事で分かること】
- 盗聴器・盗撮器の主な種類
- 盗聴器・盗撮器が設置されやすい場所
- 自分でできる盗聴器・盗撮器の見つけ方
- 賃貸でも実践できる防止対策
- 専門サービス活用の判断基準
目次
盗聴・盗撮のサインとして確認したい兆候
以下の現象は、盗聴・盗撮の可能性を示すサインの一例ですが、必ずしも盗聴器・盗撮器が原因とは限りません。複数の兆候が重なる場合は、確認を検討しましょう。
- 身に覚えのないコンセントタップ・配線・機器がある
- 電話・ラジオ・テレビにノイズやハウリングが入る
- 自分しか知らない情報が漏れている
- 不審な人に後を付けられた
身に覚えのないコンセントタップ・配線・機器がある
室内に見慣れないコンセントタップ・配線・機器などが設置されている場合は、注意が必要です。近年は、盗聴器や小型カメラが日用品に組み込まれているケースもあります。ただし、防犯設備として設置されているケースもあるため、不審な機器を見つけた場合は不用意に触らず、管理会社や専門業者に確認しましょう。
電話・ラジオ・テレビにノイズやハウリングが入る
電話中に雑音が続いたり、ラジオやテレビに突然ノイズやハウリングが入ったりする現象は、電波干渉が原因の可能性があります。盗聴器などの電波が影響する場合もありますが、家電製品や通信環境が原因で同様の現象が起こることもあります。不自然な現象が頻繁に続く場合は、周囲の機器や配線も含めて確認しましょう。
自分しか知らない情報が漏れている
家族や親しい人にも話していない内容や、自宅でしか話していない会話を第三者が知っている場合、注意が必要です。偶然やSNSなどから情報が漏れた可能性もありますが、会話の内容や生活パターンまで漏れている場合は、盗聴器や盗撮器が仕掛けられている可能性も考えられます。不安な状況が続く場合は、複数の兆候を総合的に確認することが大切です。
不審な人に後を付けられた
外出先で同じ人物を何度も見かけたり、自宅周辺で不審な人物が様子をうかがっていたりする場合は、警戒しましょう。偶然という場合もありますが、盗撮した映像や生活パターンをもとに接近されている可能性も考えられます。一人で判断せず、身の危険を感じた場合は証拠を残し、警察へ相談することが重要です。
マンションやアパートに仕掛けられやすい盗聴器・盗撮器の種類
盗聴器・盗撮器には、主に以下の3つの種類があります。
- 電池型
- コンセントタップ型
- 火災報知器型
警察庁生活安全局生活安全企画課が発表している「令和7年中の痴漢・盗撮事犯に係る検挙状況の調査結果」によると、撮影罪(ひそかに撮影)の認知件数は9,066件(検挙件数は7,926件)、迷惑防止条例等違反に係る盗撮の検挙件数は1,311件となっています。
なお、撮影罪(ひそかに撮影)の検挙件数のうち、852件は住宅等で発生しており、住宅内でも注意が必要です。
参考:警察庁生活安全局生活安全企画課「令和7年中の痴漢・盗撮事犯に係る検挙状況の調査結果」
ここでは、盗聴器・盗撮器の種類についてご紹介します。
電池型
電池型の盗聴器・盗撮器は、名前の通り電池式で動く機器です。電池が切れれば機能しなくなりますが、入居する直前や入居後に設置された場合は、盗聴や盗撮をされている可能性があります。
コンセントタップ型
コンセントタップ型は、コンセントタップの中に盗聴器・盗撮器が組み込まれているタイプのものです。コンセントから直接電源を取るため、半永久的に動き続けます。そのため、気づかなければ引っ越しをするまでずっと盗聴・盗撮されている可能性があります。
火災報知器型
火災報知器型は、火災報知器に似た形をしている盗聴器・盗撮器です。天井に設置されている火災報知器の数や配置に違和感がある場合は、火災報知器型の盗聴器・盗撮器である可能性があります。
なぜ賃貸のマンションやアパートに盗聴器・盗撮器が設置される?
引っ越してきたときに、すでに盗聴器や盗撮器が仕掛けられているケースがあります。考えられる経緯としては、以下が挙げられます。
- 前の入居者が被害に遭っていた
- 前の入居者が仕掛けて行った
- 室内に立ち入る機会のある人物が設置した
前の入居者が被害に遭っていた
前の入居者が盗聴・盗撮の被害に遭っていて、盗聴器・盗撮器が設置されたままになっているケースがあります。コンセントタップ型や火災報知器型は半永久的に利用できることから、前の入居者が引っ越した後でも盗聴・盗撮され続けている場合があります。
前の入居者などが仕掛けて行った
前の入居者や室内に出入りした人物が、不正な目的で機器を設置し、そのまま残している可能性も否定できません。特に、コンセント周辺や備え付けの家電など、目につきにくい場所を確認しましょう。
室内に立ち入る機会のある人物による設置
過去には、物件の管理関係者など、室内に立ち入る機会のある人物が不正に機器を設置した事例も報じられています。ただし、管理会社や貸主が正当な理由なく室内へ立ち入ることは認められていません。不審な形跡がある場合は、記録を残したうえで管理会社や警察へ相談しましょう。
こうしてさまざまな人が盗聴器・盗撮器を仕掛けることができるため、新居への引っ越しをする前に、コンセントボックス内や備え付けのエアコン、テレビの裏などに盗聴器・盗撮器が仕掛けられていないか確認しておくと安心です。
盗聴器・盗撮器が仕掛けられやすい場所
盗聴器・盗撮器が仕掛けられやすい場所として、主に以下が挙げられます。
- 備え付けの家電(エアコン・照明器具など)
- コンセントボックスや火災報知器
- 備え付けの家具
- 壁
- 無料の無線LAN
備え付けの家電(エアコン・照明器具など)
エアコンや照明器具、時計、テレビの裏などの家電に仕掛けられているケースがあります。特に、エアコンは高い場所に設置してあるため目立ちにくく仕掛けられやすいといえます。賃貸住宅の場合、照明やエアコンが備え付けられている部屋も多いため、はじめから付いている場合は事前にチェックしておきましょう。
コンセントボックスや火災報知器
コンセントボックスや照明器具を取り付ける引掛シーリングとよばれる部品の中も仕掛けられやすい場所です。この部分は電源があるので、ここに仕掛けられた盗聴器・盗撮器は半永久的に作動し続けます。可能であればチェックしておきましょう。ただし、電気が通っているので配線等には触らないようにくれぐれも注意してください。
また、狭い空間に火災報知器が2つ付いている場合や不自然な場所に設置されている場合、火災報知器型の盗聴器・盗撮器の可能性があります。
コンセントタップ型の盗聴器、中には電子部品がぎっしり詰まっています。
備え付けの家具
家具付き物件の場合、備え付けの家具の中にも電池式の盗聴器・盗撮器が仕掛けられていたというケースがあります。そのため、入念にチェックしておくことをおすすめします。
家具類で仕掛けられやすい場所は以下のとおりです。
- 花瓶の中
- ソファのクッションの隙間、下
- ベッドマットとベッドの間、ベッドの下
- 郵便受けの中
- 壁掛けフック
このほか、プレゼントでもらったぬいぐるみの中やパソコンに内蔵されているカメラが乗っ取られている場合もあります。
壁
壁からも、コンクリートマイクを利用して盗聴されている場合があります。
コンクリートマイクとは、壁を伝わる微弱な振動から壁の向こう側の音声を取得できる機器のことです。もともとは、機器の異音調査や水道の水漏れ検出などに使われている調査機器ですが、盗聴器として使われるケースもあります。隣接する部屋での使用となるため、集合住宅での被害が多いと考えられます。
無料の無線LAN
最近は、無料の無線LANサービスが付いている物件が増えていますが、この無線LANからコンピュータウイルスなどのマルウェアをパソコンに送り込み、カメラやマイクを乗っ取るという手口も多くなっています。無料Wi-Fiそのものが危険というわけではなく、不正な機器や改ざんされたネットワークへ接続すると、通信内容が漏えいするおそれがあります。防犯やみまもり目的でWebカメラを設置している場合も、ネットワークを経由して乗っ取られてしまうおそれがあります。無線ルーターなどのパスワードは初期設定のままにしておかず、必ず新しいパスワードを登録して対策しましょう。
自分でできる盗聴器・盗撮器の見つけ方
自分でできる調べ方として、主に以下の4つの方法があります。
- 目視で確認する
- FMラジオで探す
- スマホアプリを使う
- 市販の盗聴器・盗撮器発見器を使う
目視で確認する
もっとも手軽な方法は、室内を目視で確認することです。特に、コンセントや電源タップ、照明器具、火災報知器、家具などは、盗聴器・盗撮器が仕掛けられやすい場所のため、見覚えのない機器や不自然な加工、配線が増えていないかをチェックしましょう。日頃から部屋の状態を把握しておくことで、小さな異変に気付きやすくなります。
FMラジオで探す
アナログ電波を発信する盗聴器は、FMラジオを用いて探すことが可能です。ただし、FMラジオで検知できるのは一部のアナログ式盗聴器に限られます。近年主流となっているデジタル通信型機器や録画型カメラは発見できない場合があるため、あくまでも簡易的な確認方法として活用しましょう。
スマホアプリを使う
磁気センサーやネットワーク情報などを利用し、不審な機器を探す補助的なスマートフォンアプリもあります。ただし、検知できる範囲は端末やアプリによって異なり、アプリだけで盗聴器・盗撮器の有無を判断することはできません。
市販の盗聴器・盗撮器発見器を使う
より確実に確認したい場合は、市販の盗聴器・盗撮器発見器の使用がおすすめです。市販の発見器には、FMラジオよりも広い周波数の電波に対応できる製品や、デジタル式の盗聴器・盗撮器を検知できる製品もあります。ただし、検知できる機器の種類や性能は製品によって異なるため、用途に合ったものを選ぶことが大切です。
賃貸でもできる盗聴・盗撮の防止対策
賃貸物件でも実践しやすい予防策として、以下の3つの対策が挙げられます。
- こまめに部屋をきれいにする
- プレゼントに注意する
- 他人の侵入を防ぐ
こまめに部屋をきれいにする
部屋を定期的に掃除することで、見覚えのない機器や不自然な配線などの異変に気付きやすくなります。特に、コンセント周辺や家具、時計の裏などは設置されやすい場所のため、掃除の際にあわせて確認すると安心です。日頃から整理整頓を習慣づけることが、盗聴・盗撮の早期発見につながります。
プレゼントに注意する
差出人が不明な荷物や、親しくない相手からのプレゼントには注意しましょう。ぬいぐるみや電子機器などに、小型カメラや盗聴器が仕込まれているケースもあります。不審なプレゼントは安易に部屋に持ち込まず、使用前に不自然な点がないかチェックすることが大切です。
他人の侵入を防ぐ
盗聴器や盗撮器は、第三者が室内へ侵入した際に設置されるケースも少なくありません。そのため、合鍵を不用意に作らせたり渡したりせず、工事業者などを室内に一人で残さないことが大切です。また、玄関や窓の施錠を徹底し、引っ越し時は鍵交換を行うなど、防犯対策を心がけることで盗聴・盗撮のリスクを軽減できます。
プロが行う盗聴器・盗撮器探索サービス
盗聴器は一般に電波を発しており、その電波を専用の受信機で受信して盗聴しています。プロはその不自然な電波を探る特別な機器を操ることで盗聴器の有無を確認します。また盗聴器・盗撮器を探索する方法として、温度を可視化するサーモグラフィーを使って温度が不自然に変化している箇所を特定する方法や、レシーバーをかざしてハウリングが起こる場所から仕掛けられている箇所を探る方法などもあります。
技術の進歩とともに盗聴器・盗撮器もどんどん安価になり、小型化、長寿命、そして高性能になってきています。見つけることが難しい、巧妙に仕掛けられた機器も、プロによる専門の機器と長年の経験があれば、短時間で発見することができます。
ALSOKの盗聴器・盗撮器探索サービスに相談
ALSOKでは、盗聴器・盗撮器探索サービスをご提供しています。専門知識を持つ調査員が、超高感度探査機器を用いて10分程の調査を実施し、さまざまな種類の盗聴器を発見します。また、盗撮器の有無も同時に調査できるため、部屋中の総合的なセキュリティチェックが可能です。
新居に引っ越したタイミングや盗聴や盗撮の不安を感じている方、引っ越し時にプロによる確実な調査をお求めの方は、ALSOKの盗聴器・盗撮器探索サービスをぜひご検討ください。
ALSOKのホームセキュリティで自宅の防犯強化も行おう
留守中に自宅へ侵入し、盗聴器や盗撮器を仕掛けられるケースもあります。また、盗聴器や盗撮器で留守を確認して侵入してくるケースも。家にいても侵入されるおそれがあるため、自宅の防犯対策を行うことも大切です。
ALSOKのホームセキュリティ「HOME ALSOK Connect」は、「セルフセキュリティ」と「オンラインセキュリティ」の2種類から選べます。セルフセキュリティは、お手頃価格でホームセキュリティを導入でき、もしものときはALSOKへ駆けつけを依頼することができます。
オンラインセキュリティは、異常発生時にはALSOKが駆けつけて適切に対処します。
スマートフォンで簡単に警備操作が可能で、スマートフォンを持っているだけで警備を自動解除し、外出時はワンタッチで警備を開始できる便利な機能も活用いただけます。
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盗聴器・盗撮器に関するよくある質問
Q:盗聴器・盗撮器を発見したらどうすればよいですか?
A:盗聴器・盗撮器を発見しても絶対に触らないようにしましょう。まずはその状態のまま写真を撮って記録し、賃貸物件であれば管理会社へ連絡し、状況に応じて警察へ相談してください。
Q:自分でも盗聴器を見つけられますか?
A:簡易的な盗聴器であれば、自分で発見できる場合があります。ただし、確実に調査したい場合や不安がある場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。
Q:今日から簡単にできる予防策は?
A:まずは、コンセントや電源タップなどに見覚えのない機器や不自然な加工がないか、定期的に確認する習慣をつけましょう。日頃からチェックすることで、小さな異変にも気付きやすくなります。





















