盗聴・盗撮されている?あなたの家の盗聴器・盗撮器の探し方

春は新入学や異動のシーズン。引越しをして新居に移るという人も多いことと思います。賃貸アパート・マンション、中古マンション・住宅で新生活を開始するという人も少なくないはず。そんなときにぜひ注意しておきたいのが盗聴や盗撮といった犯罪です。とくに女性は注意しておくに越したことはありません。ここでは盗聴や盗撮の主な手法とその対策についてみてみることにしましょう。
盗聴器・盗撮器の種類
盗聴器・盗撮器には大きく分けて「電池型」のものと「コンセントタップ型」の2種類があります。電池型のものは電池が切れればそれで終わりますが、厄介なのがコンセントタップ型です。この型の盗聴器・盗撮器はコンセントなどから電源をとっているので、半永久的に動き続けます。賃貸アパート・マンションや中古マンション・住宅などに引越しをする場合は以前に仕掛けられたものが残っている可能性があります。生活を始める前に不審なものがないかを一度チェックをしておきましょう。
盗聴器・盗撮器が仕掛けられやすい場所
引越し前の部屋であれば家具類はまだないはずですから、チェックすべき場所はおのずと限られてきます。賃貸住宅の場合、照明やエアコンは備え付けの部屋も多いので、はじめからついている場合はぜひ事前にチェックしておきましょう。
また、多いのがコンセントボックスや照明器具を取り付ける引掛シーリングとよばれる部品の中です。この部分は電源がきているので、ここに仕掛けられた盗聴器・盗撮器は半永久的に作動しつづけます。可能であればチェックしておきましょう。ただし、電気が通っているので配線等にはさわらないようにくれぐれも注意してください。
あとは火災報知器型の盗聴器や盗撮器もあります。それほど広い部屋でもないのに火災報知器が2つついている場合や不自然な場所に設置されている火災報知器には注意が必要です。

コンセントタップ型の盗聴器、なかには電子部品がぎっしり詰まっています。
また、数は少ないですが賃貸物件の中には家具付きのものなどもありますが、その家具の中にも電池式の盗聴器・盗撮器が仕掛けられていたというケースがあります。そのため、入念にチェックしておくことをおすすめします。こうした場所には主に電池式の盗聴器・盗撮器が仕掛けられています。
家具類で仕掛けられやすい場所は以下のとおりです。
- 花瓶の中
- ソファのクッションの隙間、下
- ベッドマットとベッドの間、ベッドの下
- 郵便受けの中
- 壁掛けフック
このほか、プレゼントでもらったぬいぐるみの中やパソコンについているカメラが乗っ取られている場合もあります。
最近は無料の無線LANサービスがついている物件なども増えてきていますが、この無線LANからコンピュータウイルスなどのマルウェアをパソコンに送り込み、カメラやマイクを乗っ取るという手口も多くなっています。防犯やみまもり目的でWebカメラを設置している人もいると思いますが、これもネットワークを使っていますので乗っ取られてしまう可能性があります。くれぐれも無線ルーターなどのパスワードを初期設定のままにしておかず、必ず新しいパスワードを登録しましょう。
プロが行う盗聴器・盗撮器探索サービスとは
室内をくまなくチェックしても何も見つけられないけれど、どうも何かがおかしい、誰も知らないはずの部屋のなかの出来事が他人に知られていると感じるというような場合には、思い切ってプロによる盗聴器・盗撮器探索サービスを利用してみましょう。
盗聴器は一般に電波を発しており、それを専用の受信機で受信することで盗聴できるようになっています。プロはその不自然な電波を探る特別な機器を操ることで盗聴器の有無を確認します。また盗聴器・盗撮器を探索する方法として、温度を可視化するサーモグラフィーを使って温度が不自然に変化している箇所を特定する方法や、レシーバーをかざしてハウリングが起こる場所から仕掛けられている箇所を探る方法などもあります。
技術の進歩とともに盗聴器・盗撮器もどんどん安価に、小型に、長寿命に、そして高性能になってきています。一般の人間ではとても探り当てられないような巧妙に仕掛けられた機器も、プロにかかれば専門の機器と長年の経験により短時間で発見することができます。
ALSOKでも熟練したプロによる盗聴器・盗撮器探索サービスを提供しています。
部屋の広さにより料金は異なりますが、一人暮らしの女性なら1LDKまで30,800円(税込)というお得な限定プランもご用意していますのでお気軽にご相談ください。
室内に不審な形跡があったときはもちろん、新居に引越ししたときや同居人と別居したとき、ストーカー被害にあったときなどには、調べてみることをおすすめいたします。