こんな地方まで泥棒なんて来ないと思っていませんか？

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人口が多く経済活動が集中している大都市の方が空き巣などの侵入窃盗のリスクが高い、と思われる方も多いかもしれません。しかしながら、地方だからといって油断はできません。侵入窃盗のリスクが高い都道府県についてみてみることにしましょう。

空き巣は大都市に多い？

人口が密集していれば空き巣などの侵入窃盗に遭う可能性も高いと思われがちですが、実態はどうなのでしょうか。侵入窃盗の認知件数についての都道府県ランキングをみてみると、上位には埼玉、千葉、愛知など大都市をかかえる都道府県がランクされていることがわかります。やはり、大都市での侵入窃盗被害が多いということがわかります。
次に「人口何人あたり侵入窃盗１件が認知されているかについての都道府県ランキング」（以下、人口あたり侵入窃盗認知件数ランキングという）をみてみます。
侵入窃盗の認知件数では、全国第3位であった愛知県ですが、人口あたり侵入窃盗認知件数ランキングではリスクの高い10位以内には入っていません。人口あたり侵入窃盗認知件数ランキングにおいては、リスクの高い上位では大都市を持たない県が多くなっており、茨城、群馬、栃木、岐阜、高知、宮城、富山などで侵入窃盗リスクが高くなっていることがわかります。

出典：［政府統計の総合窓口］犯罪統計資料
（令和4年1～12月分【確定値】）
「第6表重要犯罪・重要窃盗犯　都道府県別　
認知・検挙件数・検挙人員　対前年比較　（侵入盗）」

出典：［総務省］住民基本台帳に基づく人口、
人口動態及び世帯数（令和5年1月1日現在）
「第5-1表　住民基本台帳に基づく都道府県別の
人口及び世帯数【総計】」をもとに算出

地方に住んでいても安心ではない事実

以上の数字から、地方に住んでいる場合でも空き巣などの侵入窃盗に遭うリスクは意外に高いということがわかります。地方であるからといって防犯対策は疎かにはできない、ということを知っておきましょう。

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