離れて暮らす高齢な親を見守りたい!見守りサービスの種類と選び方・説得方法

高齢者・介護 2023.12.29更新
離れて暮らす高齢な親を見守りたい!見守りサービスの種類と選び方・説得方法

実家にいる親御さんが高齢になってくると病気やケガが心配になりますよね。
近くに住んでいればすぐに駆け付けることができますが、遠く離れて暮らしていると万が一のときにすぐに気が付くことができません。遠く離れた場所にいてもITを活用して親の様子を知ることができたら便利ですよね。
また、親を見守るサービスは色々あるけど、詳しくわからないし、両親は「私は大丈夫!」「必要ない!」となかなか聞いてくれず、説得に頭をかかえている方も少なくないでしょう。
そこで、今回は高齢の両親が見守りサービスに消極的な理由と説得方法をご紹介します。そのほか、見守りサービスの種類やメリット、選び方もご紹介しますので、サービス導入の際に参考にしてください。

目次

高齢の両親が見守りサービスに消極的な理由と説得方法

高齢の両親を心配して見守りサービスの導入をすすめても、まだ考えてない、入れなくても心配ない、と断られるケースは多いです。
高齢者が見守りサービスの利用に消極的である一般的な理由が以下の4つです。

  1. 見守りサービスは監視されているように感じる
  2. 新しい機械やシステムが生活に入りこむのに抵抗がある(操作が難しい印象)
  3. まだ見守りサービスが必要な年齢ではないと思っている
  4. お金がかかる

以降、上記について詳しく紹介します。

見守りサービスは監視されているように感じる

見守りサービスに対して、いつも見張られているようだ、監視されている、と感じる方は多くいらっしゃいます。
親子といえども、生活を常にみられることは窮屈に感じるでしょう。
見守りサービスの機能について、監視カメラのような機器を使ったシステムと勘違いされている方も少なくないため、下記の内容を説明して説得を試みましょう。

説得方法

見守りサービスを監視されていると感じている方には、言い回しに注意を払って説明しましょう。
近年の見守りサービスには、プライバシーに配慮したものが多くあります。
例えば、「センサーを使った見守りサービス」、「家電を使用した見守りサービス」です。
センサーを使用した見守りサービスでは、トイレやキッチンといった生活する上で必ず通る場所に人感センサーを設置します。人感センサーは人の動きや熱を感知するセンサーのため、映像が記録されることはありません。
また、家電を使用したサービスは、普段使う家電の使用状況を分析して見守ります。
日常的に使用されていたポットが長時間使われていなければ、食事がとれていないなどの判断が可能です。

見守りサービスと聞くと、生活を見張られると感じているタイプの方の場合、見守りサービスに対する誤解を解き、システムの詳細をわかりやすく伝えることが説得のカギとなるでしょう。

新しい機械やシステムが生活に入りこむのに抵抗がある(操作が難しい印象)

新しい機械やシステムに対して抵抗感を持つ方は多いです。歳を重ねると、新しい機械の使い方を覚えるのに時間がかかることもあり、使いこなせないこともあります。なにより、現在の自分のライフスタイルが変わるのに抵抗を感じます。
多くの見守りサービスは、機械を設置したり、携帯型端末を持ち歩いたりする必要があります。ライフスタイルを変えたくない方にとっては受け入れが難しいことでしょう。
このタイプの方の場合、ご両親が普段と同じ生活をするだけで見守りができるサービスの提案がおすすめです。

説得方法

見守りサービスは導入する際にさまざまな初期設定を行いますが、ほとんどの作業は業者が行います。
また、導入後は放置するだけで機能を発揮することから、親御さんは何もする必要がありません。操作をするとしても、介護者からの連絡に対応するだけなので、ほとんど手がかからないといえるでしょう。
このように、「新しい機械やシステムは複雑」という考え方をなくすことが、導入に合意してもらうために重要な要素だといえます。

まだ見守りサービスが必要な年齢ではない

自分にはまだ必要ではない、と感じる高齢者の方もいます。また、特にこれといった不安や持病がない場合は必要ないと考えがちです。そのため、遠くに住む高齢の親を心配する子世代と親世代の間に溝ができてしまいます。

説得方法

こういったタイプの方は、まず条件を付けて将来の導入を約束してみてはいかがでしょうか。
例えば、「〇歳になったら考えてみない?」「今の生活に不安が出たら導入しよう」などと条件を付けて将来の導入を決める方法です。
親御さんの意見を尊重し、こちらが譲歩した上で提案すると受け入れてもらえるかもしれないため、できるだけ具体的な条件を提示しましょう。
一方で、見守りサービスではなく、別サービスを導入する方法もあります。これは高齢者向けのサービスに嫌悪感を持つ方にもおすすめの方法です。高齢者向けの見守りサービスではなく、住宅防犯のためのホームセキュリティやスマートホームシステムを提案しましょう。
これにより「高齢だから心配」ではなく、「遠くに住んでいるから、何かあったら心配」と説明ができます。
提案の切り口を変えるだけで双方納得できる可能性が高まります。ホームセキュリティによっては、オプションでさまざまな機能を付け足すこともできるため、ご両親の状況に合わせてカスタマイズすることができるでしょう。

お金がかかる

見守りサービスは24時間対応などさまざまサービスがあるため、高額な料金がかかると考えている方もいらっしゃるでしょう。子どもが支払うにしても、お金がかかるサービスであると親御さん本人が気を遣う可能性もあります。
そういった場合は長期的に利用するのを前提として、経済的に無理のない範囲で利用できるサービスを見つけてあげると良いでしょう。

説得方法

見守りサービスにお金がかかると考えている方は、低額で導入できるサービスを検討しましょう。サービスのなかにはカメラなどの機材を購入したり、すべてレンタルしたりすることができます。
そのため、「○○だから安く済んだ」といったように、低コストで導入できる旨を伝えて安心してもらいましょう。注意点として、警備員に駆け付けを依頼する際には別途費用が発生することが挙げられます。

見守りサービスを利用する際におさえたいポイント

下記にて、見守りサービスを利用する際におさえたいポイントをご紹介します。

  • 親の意思・意向を尊重する
  • 状況や目的、タイプに合わせて選ぶ
  • 緊急時や24時間対応か確認する
  • 操作は簡単か確認する
  • 困ったときは専門家に相談する

前提として、導入先となる親御さんの了承を得ていなければ見守りサービスを受けることができません。
そのため、親御さんに対して「○○なので、これから見守りサービスを導入したい」のように関する説得を行いましょう。
また、見守りサービスは当社をはじめとして、さまざまな企業が提供しているサービスです。
そのため、サービスを導入したい方は1社だけではなく、複数社のサービスを見比べてみることをおすすめします。

離れて暮らす高齢の両親を見守るサービスの種類

高齢のご両親の様子を知らせてくれる見守りサービスは、そばで見守ることができない人にとってとても便利なサービスです。見守りサービスに抵抗感がある親御さんに導入をすすめる場合、ご自身に合ったサービスを提案することが重要です。
ここでは、離れた場所に住む高齢の親御さんのタイプ別に、おすすめの見守りサービスの種類をご紹介します。

医療サポートや緊急通報サービスがある見守りサービス

見守りサービスを導入する際、不測の事態でも迅速に対応してもらいたいと思う方は多いでしょう。
自分が現地に駆け付けられないとき、医療サポートや緊急通報を行ってくれることで、親御さんは一命をとりとめることができます。
緊急通報ボタンは、壁に備え付けるタイプや据え置きタイプ、首から下げて使用できるペンダントタイプなどがあります。

こんな方におすすめ

医療サポートや緊急通報サービスがある見守りサービスが必要な方は、持病を持つ親御さんにおすすめの見守りサービスです。
持病の発作が起こった場合、子どもや親族、救急隊員に電話することができない状況に陥る可能性が考えられます。
そのような場合、緊急通報ボタンを押すだけで隊員が駆け付けてくれるため、すぐに対応してもらうことができます。

安否確認サービスや家電を使った見守りサービス

監視されているようで抵抗感がある方には、センサーを使った安否確認サービスや、家電を使った見守りサービスがおすすめです。トイレやキッチンといった生活動線に人感センサーを設置するため、日常生活を送るだけで、センサーの感知で安否を確認します。
こちらのサービスを導入することで、熱中症予防や歩数の確認など、安否や健康に関する情報を知ることができます。

こんな方におすすめ

安否確認サービスや家電を使った見守りサービスは、監視されるのが嫌なタイプの方におすすめです。
先述の通り、見守りサービスは生活動線の上に設置するだけで、日常生活に影響を及ぼすものではありません。
そのため、監視されていると感じるストレスを少なくすることができる点が特徴です。

ホームセキュリティサービス

親御さんのなかには、肉体・精神年齢の観点からまだ見守りサービスは必要ないと考える方がいらっしゃいます。
しかし、高齢な親御さんの家庭では突発的なケガや病気だけではなく、盗難や空き巣といった被害に遭うことが考えられます。そのような場合は、ホームセキュリティサービスを導入してみることをおすすめします。

こんな方におすすめ

ホームセキュリティサービスは、見守りサービスはまだ必要ないと考える方におすすめです。見守りに抵抗を覚える方でも、自宅の警備を強化するということであれば納得してもらえる可能性があります。
また、一度ホームセキュリティを利用していれば、歳を重ねた後に見守りサービスに切り替えることも抵抗感が少なくなるでしょう。

その他、機器の操作が簡単か、リーズナブルな価格で利用できるかも見守りサービス検討の際に重要なポイントになります。

親御さんは親御さんなりに将来を考えていたり、子どもに迷惑がかかることを嫌がったりさまざまな考えを持っています。親御さんがどういった点で懸念があるのかを理解すると、説得する方法や譲歩のポイントも見えてきます。
心配という気持ちもわかりますが、押し付けにならないよう注意しましょう。
親御さんの希望する生活に見合ったサービスを提案すれば、双方納得する結果が見つかることもあります。

ALSOKのみまもりサポートとは?6つの特徴

ALSOKのみまもりサポートとは?6つの特徴

ここからはALSOKの見守りサービス「みまもりサポート」についてご紹介します。
導入方法についても詳しくご紹介しますのでご参考にしてください。
ALSOKのみまもりサポートは、高齢者の生活を遠隔で見守るだけでなく具合が悪くなったりケガをしたりした場合、迅速に対応するサービスです。
緊急通報装置であるHOME ALSOK みまもりサポートを設置することによって、いつでもプロのガードマンの駆け付けを要請できます。また、何となく体調が優れないといったときには健康についての相談をすることも可能です。
ALSOKのみまもりサポートには次のような安心できるメリットがあります。

特徴①:ボタンでらくらく操作

特徴①:ボタンでらくらく操作

みまもりサービスに使うコントローラーは、大きな文字・聞き取りやすい音声・警報音など、高齢者の方でも操作しやすいユニバーサルデザインになっていて、ボタンを押すだけで簡単に操作することができます。
据え置き設置ができるので、テーブルの上やテレビのそばなど、身近な場所に置いて使うことが可能です。
機械操作が苦手な方でもわかりやすい仕様でボタンごとに何のボタンがわかるようになっています。

特徴②:24時間365日体制の万全なケア

特徴②:24時間365日体制の万全なケア

ボタンを押すだけで、全国の待機所からもっとも早く到着できるガードマンが、24時間365日、迅速に駆け付けます。
24時間誰かが常に見ているというわけではなく、体調が悪くなったときや、自宅でケガをしたときなど、必要なときに必要なサポートを受けることができます。

特徴③:安心対応のヘルスケアセンター

特徴③:安心対応のヘルスケアセンター

相談ボタンを押すだけで、24時間ALSOKヘルスケアセンターとつながります。
ヘルスケアセンターには看護師が常駐していますので、少しでも気になることがあれば、いつでも相談することができます。
ヘルスケアセンターでは、健康・介護に関する相談、医療機関・介護施設の情報に関する相談、介護福祉関連施設への取り次ぎ、介護事業者の紹介、疾病予防・健康管理に関する施設紹介などをしています。

特徴④:設置もラクラク

特徴④:設置もラクラク

みまもりサポートの導入には、インターネット回線等は必要ありません。固定電話回線と電源があれば利用ができます。
また、固定電話回線がない場合は、オプションで通信回線もご用意しています。

特徴⑤:緊急情報登録で、もしものときにも安心

特徴⑤:緊急情報登録で、もしものときにも安心

あらかじめ持病やかかりつけの病院などの情報を登録していただくと、救急車による搬送が必要になった場合に、駆け付けた救急隊員への引き継ぎに役立てます。

特徴⑥:熱中症・認知症、安否確認もあり安心

特徴⑥:熱中症・認知症、安否確認もあり安心

コントローラーの湿度センサーによる自宅での熱中症見守りや外出・帰宅を家族にメール通知するといった見守り機能もあります。
また自宅内にセンサーを設置し、決められた時間に反応するか、日常生活を通しての見守りもサポートします。
熱中症注意喚起と緊急速報メールの受信・読み上げといったサービスも基本料金で利用できるため、費用もリーズナブルで安心です。

便利なオプションサービスも用意

緊急通報以外にも、トイレなどの生活の動線上にセンサーを設置したり身につけたりすることで高齢者の方の生活を見守るサービスもあります。
オプションサービスには次のようなメニューがあります。

ペンダント型緊急ボタン

ペンダント型緊急ボタンのアイコン

首から下げるペンダントタイプの緊急ボタンで、コントローラーの場所まで歩けないような緊急時にも通報することができます。使用範囲は家の中に限ります。

火災感知器

火災感知器のアイコン

キッチンや寝室の天井にセンサーを設置して火災や煙を感知すると、すぐにALSOKが駆け付けます。

ガス漏れ感知器

ガス漏れ感知器のアイコン

キッチン等にセンサーを設置して、ガス漏れを感知するとALSOKのガードマンが駆け付けます。

ライフリズム監視サービス

ライフリズム監視サービスのアイコン

トイレのドアにセンサーを設置して一定時間ドアが開閉されなければ、異常と判断してALSOKのガードマンが駆け付けます。

みまもり情報配信サービス

みまもり情報配信サービスのアイコン

離れて暮らすご両親宅の天井や壁に人の動きを感知するセンサーを設置してご利用者を見守り、ご家族に生活リズムの正常・異常をメールでお知らせするサービスです。

ALSOKの見守りサービスを導入するには

ALSOKの見守りサービスを導入するには

みまもりサポートを導入したいが、親御さんにどう説明したらわかってもらえるか、説得できるかご心配の方は多くいらっしゃるでしょう。
そのような場合でも、ALSOKのスタッフが一緒に訪問してご説明させていただきますので、ぜひ一度ご相談ください。
当社では家のなかだけではなく、外出から戻ってこない・徘徊の可能性がある、外出時に体調が悪化する可能性を考慮して、屋外での見守りサービスを提供しています。
また、導入費用についても、ALSOKのみまもりサポートならニーズに合わせて選べる3つの料金プランがあります。

プランの概要は次の通りです。
費用の詳細は以下のページをご参照ください。

プランの比較表

お買い上げプラン

導入時に機器を購入することで毎月の費用を抑えることができます。(初期費用として機器費と設置費がかかります)長期利用をご希望される場合におすすめのプランです。
機器は10年間無料保証付なので長期間でも安心して利用できます。

レンタルプラン

導入時に初期費用として設置費のみを支払い、見守り機器をレンタルで利用するプランです。
5年以内の利用を検討している場合におすすめです。

ゼロスタートプラン

初期費用0円ですぐにみまもりサポートを導入できるプランです。短期間の利用や初期費用をなるべくかけたくないという場合におすすめです。

HOMEALSOKみまもりサポート

離れて生活する親御さんが心配で、親御さんに見守りサービスを提案しても、難色を示す場合があります。また、費用負担の感じ方はそれぞれのご家庭の状況によって大きく異なるとはいえ、現実として「親が高齢であり、何かあったときにすぐに駆け付けることができない距離に離れて暮らしていて、近くに頼れる身寄りがない」といったときには、やはり「駆け付けサービス」が付いているサービスを選んだ方が何かと安心ということは間違いないといえるでしょう。
ALSOKのみまもりサポートはこうした皆様のニーズに寄り添うサービスとなっています。利用する親御さんをはじめ、ご家族で導入を検討する際には、まず資料請求をしてみてはいかがでしょうか。この機会にぜひ家族が安心できる安全な環境づくりをご検討ください。

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