子どもの交通安全教育

子ども 2020.10.30

子どもの交通事故被害の多くは小学生で、全体の60%以上を占めています。そのうち歩行中の交通事故で最も多いのは小学1年生です。交通ルールへの認識が薄いまま小学校へ入学したものの、登下校や外遊びによる1人歩きの機会が増えることが理由として挙げられます。子どもが安全に1人歩きできるようになるためには、未就学児のうちからの交通安全教育が重要です。通学路や外遊びに利用するルートを保護者が一緒に歩き、交通ルールを繰り返し教えてあげましょう。

今回は、子どもの交通事故被害の統計や、交通事故から子どもを守るための4つの対策についてご紹介いたします。

子どもの交通事故被害の60%以上が小学生

令和元年の交通事故件数38万1,237件のうち、子どもが関係する交通事故は1,570件でした。学齢別の発生件数を見ると、小学生が63.1%と半数以上を占めています。[注1]学年別で最も多かったのは小学4年生の192件で、うち127件が自転車乗用中の事故です。[注2]

一方、歩行中の交通事故の件数は小学1年生の109件が最も多く、全体の2/3を占めています。[注2]小学生になると、今まで一緒に行動していた親の手を離れ、1人で登下校したり、遊びに出かけたりする機会が増えることが原因のひとつでしょう。

[注1]警視庁:子どもの交通人身事故発生状況 [注2]警視庁:小学生の交通人身事故発生状況

男児の交通事故被害は女児のおよそ2倍

子どもの交通事故発生件数を各学齢で男女別に比較すると、幼児118:62、小学生642:324、中学生271:113と、全ての学齢において男児が多く、その差はおよそ2倍です。[注1]

小学年生の歩行中交通事故発生率が高い時間帯は15〜17時

警察庁交通局の統計によると、平成26〜30年のあいだに起きた小学生の歩行中交通事故3,276件のうち、全体の半数以上の1,878件が、15時から17時のあいだに発生しています。小学生が下校し、友達と遊び行ったり、遊びから帰宅したりする時間帯です。[注3]

特に気候が穏やかで、外遊びが活発になる5月や10月は注意が必要です。特に5月は、小学1年生ならば入学から1ヵ月経過し、学校や1人行動にも慣れ、油断が生じる時期でもあります。

通行目的別事故発生率では、全体の21.8%(714件)は下校中、20.5%(670件)が遊戯という結果が出ています。[注3]

[注3]警察庁:歩行中児童の交通事故の特徴等について

子どもの歩行中交通事故で最も多いのは「飛び出し」

子どもの歩行中交通事故原因は飛び出しが最多
子どもの歩行中交通事故原因は飛び出しが最多

小学生の歩行中の交通事故で、最も多い法令違反は「飛び出し」の38.9%で、平成26〜30年の4年間で1,239人の死傷者が出ています。特に小学1年生から3年生までの低学年に多く、全体の40%を小学1年生が占めています。[注3]その理由としては、小学1年生の平均身長がまだ115cmほどで、ドライバーが認識できない高さであること、子どもの視野の狭さ、低学年の交通ルールへの認識の薄さなどが挙げられます。

小学校高学年以降は自転車乗車中の交通事故に注意

小学校低学年に歩行中の交通事故が多いのに対し、小学4年生以降は自転車乗用中の事故が多く、令和元年の子どもの状況別交通事故発生率の59.4%を占めています。[注1]中でも出会い頭での事故が最も多く、自転車走行中、左右の安全確認や、一時停止を忘れてしまう子どもが多いことがわかります。

交通事故から子どもを守るための4つの取り組み

交通事故から子どもを守る4つの取り組み
交通事故から子どもを守る4つの取り組み

子どもの交通事故を未然に防ぐためには、保護者による次の4つ取り組みが重要です。

1. 小学校入学前に交通安全教育を積み重ねておく

小学1年生が1人で安全に道路を歩けるようになるには、未就学児の頃から家庭での交通安全教育を十分に行っておく必要があります。通学路や近所の公園を子どもと一緒に歩きながら、横断歩道の渡り方や見通し悪い曲がり角の確認方法など、安全な交通ルールを繰り返し教えていきましょう。

2. 子どもの目線に立った交通指導を心がける

小学校に上がったあと、1人歩きに慣れてくる5月あたりは歩行中の交通事故が多発する時期です。登下校だけでなく、習い事や遊びで利用する歩行ルートを把握し、子どもの目線に立ってチェックしておきましょう。

大人の目線では問題がないようでも、子どもの目の高さでは見通しが悪く、危険な場所はたくさんあります。特に小学校低学年はまだ背も低いうえ、この年代の子どもの視野は大人の70%ほどしかありません。立て看板や高い塀がある道、トラックなどの大きな車が駐車されている場所などを一緒に確認し、子どもが安全に歩けるよう心がけましょう。

3. 子どもの自転車走行ルートや走り方を確認する

小学3年生あたりから、子どもの行動手段として自転車が活躍します。それに伴い自転車乗車中の交通事故も増えてくるため、自転車に乗るときの正しい交通ルールをしっかり教えておきましょう。

自転車での行動範囲に危険な場所はないか、友達と並んでの走行、2人乗り、片手運転など、子どもがやりがちな危険運転をしていないかなど、子どもの自転車走行ルートや普段の走り方について、定期的にチェックしてあげることも大切です。また、自転車に乗るときは乗車用のヘルメットをかぶるよう、日頃から指導しておきましょう。

4. 保護者自身が正しい交通ルールの手本となる

周囲の大人が信号無視や横断歩道が設けられていない道での「乱横断」などを行っていると、それを見た子どもが真似をしてしまいます。子どもが正しい交通ルールを身につけるためには、一番身近な大人である保護者がお手本となることが重要です。

警視庁安全教育センターや地域で行われる交通安全教室に積極的に参加し、まずは保護者が正しい交通ルールを再確認しておきましょう。

正しい交通安全教育が子どもの交通事故を防ぐ

子どもの歩行中交通事故による死傷者は、1人歩きデビューする小学1年生から2年生のあいだにピークを迎えます。小学校に入学する前から正しい交通安全教育を積み重ね、安全に1人で歩くことができるよう準備しておくことが大切です。

小学校高学年以降は、自転車乗車中の事故が増加します。保護者による子どもの自転車走行ルートの確認や交通ルール指導ほか、自転車乗車時のヘルメット着用を促しましょう。

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