夜道、自転車運転での注意点

防犯 2020.09.29

夜道の自転車走行中は、交通事故や性犯罪に遭うリスクが高まります。安心・安全に自転車を運転するために、どのような安全対策や防犯対策が存在するのでしょうか。本記事では、まず夜間の自転車走行の危険性を説明したうえで、万が一の事態から身を守るための3つの安全対策を紹介します。

データで見る夜道の自転車走行の3つの危険性

夜間は視界が悪くなるため、自転車走行にはさまざまな危険がつきまといます。自転車走行中の転倒や衝突による怪我も危険ですが、よりリスクが高まるのが自転車事故です。また、夜間は強制わいせつや強制性交などの発生件数が著しく増加し、とくに女性の場合は自転車走行中の安全対策が求められます。ここでは、夜間の自転車走行の3つの危険性について、政府統計に基づき解説します。

交通死亡事故がもっとも多いのは17~19時の「薄暮時間帯」

内閣府の「令和元年 交通安全白書」によると、自転車事故をふくむ交通死亡事故の件数がもっとも多いのが、17~19時の「薄暮時間帯」です。平成26~30年(2014~2018年)にかけての死亡事故件数を時間帯別に見ると、もっとも交通死亡事故が多いのは17時台で、合計1,272件発生しています。

次いで、18時台に1,179件、19時台に1,136件と続いています。この17~19時の時間帯のことを「薄暮時間帯」といい、薄暮時間帯は昼間と比べて交通死亡事故が増加する傾向にあります。実際に、薄暮時間帯の死亡事故件数の平均は約1,195件ですが、日中で死亡事故件数が最多となる10時台と比べても、245件上回っています。[注1]

薄暮時間帯の死亡事故件数が多い理由として、日没後1時間前から1時間後までの時間帯は、急速に周囲が薄暗くなるため、自転車や自動車の前照灯の点灯が遅れるケースが想定されます。夜道を自転車で走る際は、周囲が暗くなってからライトをつけるのではなく、薄暗くなる前から点灯を行う「前照灯の早め点灯」が大切です。

無灯火をふくむ法令違反があった場合、死者・死傷者は1.6倍増化

法令違反は死者・死傷者が1.6倍増加!
法令違反は死者・死傷者が1.6倍増加!

無灯火をふくむ法令違反の状態で自転車を走行していた場合、法令を遵守していた場合と比べ、自転車乗用中の交通事故の死者・死傷者が大幅に増加することがわかっています。警察庁交通局の令和元年度(2019年)の調査によると、自転車乗用事故で高齢者が死亡したケースのうち、法令違反があったものは79.1%でした。

また、高齢者以外についても、死亡事故の72.3%が法令違反の状態で発生しています。法令違反の状態と法令遵守の状態で死者・死傷者率を比較すると、高齢者では法令違反ありの場合に死者・死傷者が約2.6倍、高齢者以外では約1.6倍増加しています。[注2]

夜間の自転車走行中の無灯火は、道路交通法第52条に違反しており、違反が発覚した場合は5万円以下の罰金が課されます。自転車事故によって死者・死傷者が出るリスクを増やさないためにも、夜道を自転車で走る際は必ずライトを点灯しましょう。

性犯罪がもっとも増加するのは夜22時から2時まで

とくに女性の場合は、自転車走行中の交通事故だけでなく、帰宅中などに性犯罪に遭うリスクを警戒しなければなりません。警視庁の令和元年度(2019年)の調査によると、都内で発生した強制わいせつ・強制性交などは、夜間の午後22時~午前2時にかけての時間帯に集中しています。

とくに強制わいせつについては、ラッシュアワーの時間帯を除き、ほとんどが夜間に発生しています。また、強制わいせつの場所別発生状況を見ると、約680件の被害のうち、約32%が屋外の「道路上・公園」で発生しています。やむをえず夜間に外出せざるをえない場合や、帰宅時に自転車で走行する場合は、性犯罪に遭わないために防犯対策が必要です。

夜道の自転車走行に必要な防犯対策2つ

夜道の自転車走行に必要な防犯対策
夜道の自転車走行に必要な防犯対策

自転車走行中の事故は、日没1時間前~1時間後にかけての「薄暮時間帯」に多く発生しています。また、強制わいせつ・強制性交などの性犯罪の大半は夜間に発生しています。両者に共通している安全対策が、「前照灯の早め点灯」です。「前照灯の早め点灯」を守りつつ、次の2つの安全対策を実施しましょう。

テールランプで車に視認されやすくしよう

自動車との衝突事故を防ぐため、チカチカと点滅するテールランプを設置しましょう。設置場所としては、自転車の座面の後部にあるシートポストのほか、バッグやリュックにつけるタイプのものもあります。テールランプをセットすることで、自転車の存在をドライバーに知らせ、夜道で接触するリスクを下げることができます。

通常のライトではなく、点滅機能のあるテールランプが効果的なのは、ドライバーは静止しているものよりも、動いているものの方が目に止めやすいからです。また、自動車の交通量が多い場所は、車のテールランプや店舗のネオンサインが目立つため、通常のタイプのライトでは視認しづらいケースがあります。

万が一の事故に備えてドライブレコーダーの取り付けを

自転車へのドライブレコーダーの設置もおすすめします。ドライブレコーダーは小型化が進み、幅や奥行きが50mm程度に収まる製品も増えているため、自転車への設置も可能です。また、デジタルカメラの高画質化や、赤外線センサー内蔵カメラの登場により、夜間でも鮮明に録画できるカメラが多いため、夜道の自転車走行中も安心です。

もし自動車事故に遭ってしまった際に、車のナンバーなどの証拠映像を撮影していると、周囲の状況がよくわかり、有利に働くケースがあります。また、ドライブレコーダーは防犯カメラや監視カメラとして使用することも可能です。たとえば、夜間の自転車走行中に痴漢や迷惑行為に遭った際、証拠映像を警察に提出することで、迅速な犯人逮捕につながります。

女性1人の場合はさらに注意が必要!防犯ブザーで対策を

やむをえず女性が夜間に1人で出歩かなければならない場合、必ず防犯対策を行いましょう。歩行時と比べて、自転車走行中は比較的安全だと考える人もいるかもしれませんが、自転車走行中の女性をターゲットにした性犯罪や迷惑行為も発生しています。

自転車のライトは必ず点灯し、周囲の状況をつねに確認できる状態にしておきましょう。自転車走行中のスマホ操作や音楽プレイヤーの使用は厳禁です。周囲の状況に対し注意散漫になってしまうばかりか、交通事故が起きるリスクが高まります。

また、女性の防犯対策として効果的なのが、防犯ブザーの携帯です。防犯ブザーがあれば、不審者と遭遇した際に音で威嚇できるだけでなく、手に持って見せるだけでも犯罪行為の抑止力として働きます。

近年は、ネットワーク機能を持つ防犯ブザーも登場しており、ブザーを鳴らすと同時にガードマンに駆け付けを依頼し、不審者やストーカーに対応してもらうことも可能です。防犯ブザーを携帯する場合は、いざという時にすぐ使用できるよう、手に取りやすい場所に取り付けておきましょう。

夜道の自転車運転なら、必ず3つの安全対策を

夜間の自転車走行は、交通事故に遭うリスクや性犯罪を始めとした犯罪被害に遭うリスクが高まります。安全対策の基本は「前照灯の早め点灯」です。そのうえで、万が一の事故に備えて、テールランプやドライブレコーダーを設置しましょう。

女性の場合、防犯対策として防犯ブザーが有効です。HOME ALSOKの女性向け防犯サービスでは、いざという時にガードマンに助けを求められる防犯ブザー「まもるっく」を提供しています。夜間の自転車走行中に事故や事件に遭わないためにも、3つの安全対策を心がけましょう。

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