侵入防止対策のすすめ

治安 2020.10.30

令和元年中の住宅を対象とした侵入犯罪の認知件数は約2万8,000件に達しており、1日あたり約79件の侵入犯罪が発生しています。[注1]

発生場所のうち、4割以上は一戸建て住宅で占められているため、住宅への侵入防止対策は必須です。

侵入を防ぐ方法はいろいろありますので、ご家庭のニーズや予算に合わせて最適な防止対策を選びましょう。

今回は、住宅への侵入防止に有効な対策をご紹介します。

侵入者をいち早く検知!センサー設置による侵入防止対策

防犯センサーの種類
防犯センサーの種類

プロの侵入犯は、事前に下見を行い、人がいない時間帯を見計らって犯行に及びます。

下見では留守になる時間帯や、隣近所からの見通し、侵入口などを念入りにチェックするため、実際の犯行にかかる時間はわずか数分程度です。

なかには、ゴミ出しの間に空き巣に入られたというケースもありますので、住宅室内に防犯センサーを設置し、24時間365日体制で監視する方法が有効です。

防犯センサーにはいろいろな種類がありますが、それぞれセンサーが反応した際に警報音が鳴り響きます。侵入犯は人目を集めることを嫌いますので、大きな警報音が鳴り響いた時点で犯行を諦め、撤退させることを目的にしています。ここでは、個人向けに販売されている防犯センサーとして、大きくわけて3つの種類をご紹介します。

1人感センサー

人の動きや体温などを検知する防犯センサーです。

センサーの感知範囲内で人や物が動いたり、温度が変化したりすると警報音が鳴り響き、侵入者にプレッシャーをかけます。

人感センサーはホームセンターなどでも販売されており、数千円程度のコストで入手できるため、手軽な侵入防止対策を施したい方におすすめです。

ただ、ターゲットの家や近隣宅が留守の場合、警報音に気付く人がいないため、侵入犯罪が見過ごされる可能性があります。

プロの侵入犯はターゲットの家だけでなく、周辺の人通りや人目もチェックしたうえで犯行に及びますので、ただ警報音を鳴らすだけでなく、警備会社への通報も行えるホームセキュリティの人感センサーを導入した方が安心です。

2開閉センサー

ドアや窓が開閉された時の動きを検知するタイプの防犯センサーです。

金属片または磁石が入ったプレートを玄関ドアや窓枠に取り付け、センサー本体からプレートが離れる=開けられた時に警報音を鳴らすしくみになっています。

空き巣の多くは窓または表出入口から侵入していますので、開閉センサーを取り付けていれば、侵入犯に対して高確率で警報を発することができます。[注2]

開閉センサーも人感センサー同様、ホームセンターなどで購入することが可能ですが、窓という窓すべてにセンサーを取り付けると、設定・解除に時間と手間がかかります。

うっかり解除し忘れた状態でドアや窓を開けると警報が鳴り響いてしまいますので、開閉センサーを一括で管理できるホームセキュリティの方が管理しやすいでしょう。

3振動センサー

空き巣の侵入手口のうち中には、「ガラス破り」というものがあります。

とくにクレセント錠の窓は、鍵付近に穴を開ければ外からでも簡単に開錠できるため、ガラス破りによる犯行が行われやすい傾向にあります。

そんなガラス破りによる侵入防止に役立つのが振動センサーです。

何らかの衝撃や振動を検知すると警報音が鳴り響く仕様になっており、侵入者に警告を発することができます。

先に紹介した開閉センサーのなかには、振動センサー付きの商品もありますので、より強固なセキュリティを求める場合は併用タイプの商品を選ぶとよいでしょう。

犯罪抑止力が高い!防犯カメラの設置

防犯カメラは犯罪抑止力が高い!
防犯カメラは犯罪抑止力が高い!

防犯センサーは人感センサーを除き、基本的に室内に設置します。

そのため、外部からはセンサーが設置されているかどうかわからず、ガラス破りやドアのこじ開けなどの被害に遭う可能性があります。

警報によって侵入そのものは防止できても、窓やドアの修理・修繕の負担は決して小さくありません。

そこで近年では、早い段階から侵入犯罪を抑止する防犯カメラの設置が推奨されています。

防犯カメラは一定の範囲内を常時録画しているため、侵入犯にとっては致命的な証拠になります。

そのため、防犯カメラが設置されている住宅は、下見の段階でターゲットから除外される可能性が高く、不審者の侵入を未然に防止することが可能です。

実際に侵入された場合でも、証拠の映像を警察に提出すれば犯人を逮捕できる可能性がぐっと高くなります。

防犯カメラにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴が異なりますので、ニーズに合ったものを選びましょう。

Webカメラならリアルタイムの映像確認ができる

防犯カメラにはブザーや警報音を鳴らす機能はありませんので、侵入犯がカメラに気付かなかった場合、そのまま犯行に及ばれる可能性があります。

後に映像が証拠となって犯人が見つかっても、逮捕される前に盗まれたものが処分されてしまった場合、大切な家財を取り戻すのは困難です。

侵入犯による被害少しでも抑えたい場合は、ネットワーク機能を搭載したWeb防犯カメラを導入しましょう。

カメラの映像はインターネットを通じてリアルタイムで確認できるほか、カメラが動くものを捉えたときに通知できる機種もあるので、必要に応じて警察などへ通報することで被害の拡大を防止することが可能です。

一般的な防犯カメラに比べると、コストはやや割高になりますが、侵入犯罪による被害を最小限に食い止める効果が期待できます。

夜間には十分な防止対策が必要

空き巣などの侵入犯は留守宅を狙うため、仕事や学校などで住人が不在になる午後0時~2時あたりに犯行が集中しています。[注3]

ただ、夜間の犯行も決して少ないわけではなく、旅行などで不在の家は人目の少ない午前0時~2時を狙って侵入されるケースも多いようです。

なかには、住民が寝静まった頃を見計らって居空きを行う大胆な侵入犯もいますので、日中だけでなく、夜間にも対応できる防止対策を取り入れましょう。

具体的には、夜間でも鮮明な映像を録画できる赤外線暗視型カメラや、わずかな光を拾って撮影できる微光監視型カメラなどを導入すると、夜間の侵入防止に役立ちます。

ただ録画するだけでなく、積極的に侵入者を撃退したい場合は、人の動きや熱に反応して自動でライトを点灯させる人感センサーライト機能付きの防犯カメラを検討するとよいでしょう。

また、防犯カメラの機能はついていませんが、侵入者を検知したときに、自動的に周囲を照らしてくれる防犯用のセンサーライトも手軽に導入できて有効です。 ライト本体に人感センサーが搭載されているため、不審者が侵入したときのみピンポイントで点灯できるところが特徴です。

夜間の照明は非常に目立つので、侵入犯の撃退に使えるのはもちろん、家にいても不審者の侵入にいち早く気付き、適切な対応を取ることができます。

ホームセキュリティや防犯カメラで敷地内の侵入を防ごう

侵入犯は時間帯を問わず、玄関や窓などさまざまな場所から住居内に侵入します。

あらかじめ下見されていた場合、侵入には数分程度の時間しかかかりませんので、各種センサーや防犯カメラなどを設置し、24時間365日体制で侵入防止に努めましょう。

侵入防止に役立つアイテムはホームセンターなどでも購入できますが、万一の場合に被害を最小限に防ぎたいのなら、ホームセキュリティの導入がおすすめです。

ALSOKのホームセキュリティなら、ドア・窓の開閉センサーや人感センサー、施錠確認センサーなどの各種センサーを用いて、常時住まいを見守ることができます。

もしもの時は最寄りの拠点からガードマンが急行し、被害を最小限に抑えるために必要な措置を行います。

防犯カメラや監視カメラの導入サポートも行っていますので、自宅への侵入防止策を検討されている方は、ぜひALSOKにご相談ください。

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