プライベートゾーンとは?子どもを性犯罪から守るための知識を解説

子ども 2026.05.20更新(2020.11.06公開)

子どもを性犯罪から守るために大切なのが、「プライベートゾーン」について教えることです。だれかに体を見せたり、触らせたりしないように繰り返し教えることで、他人との正しい距離感を学ぶことができます。この記事では、プライベートゾーンの教え方やタイミングについて、わかりやすく解説します。

目次

プライベートゾーンとは?性に関係のある体の大切な場所

プライベートゾーンとは?性に関係のある体の大切な場所
プライベートゾーンとは?性に関係のある体の大切な場所

プライベートゾーンとは、男女の体のうち、性に関わる大切な場所のことです。体の水着で隠れる部分と、口をプライベートゾーンと呼びます。子どもを不審者や性犯罪者から守るため、「プライベートゾーンを他人に見せたり、触らせたりしてはいけない」ことをきちんと教える必要があります。

プライベートゾーンについて繰り返し教えることが大切

プライベートゾーンについて、どのタイミングで教えるべきでしょうか。保育園や幼稚園で、プライベートゾーンについての幼児教育を取り入れるケースが増えてきました。しかし、プライベートゾーンについて学ぶべき年齢や時期が具体的に決まっているわけではありません。まずはお父さんやお母さん自身がプライベートゾーンについての理解を深めたうえで、子どもに繰り返し教えていくことが大切です。

プライベートゾーンを教えるおすすめのタイミングは、子どもが異性や自分の体に興味を持ったときです。とくに幼児期の子どもは好奇心旺盛です。お父さんやお母さんの体の違いや、成長していく自分の体の変化について、強い関心を示すことがあります。子どもが自分の性について興味を持ったら、「自分の体にはプライベートゾーンがあること」「プライベートゾーンはとても大切な場所であること」をしっかり教えてあげましょう。

お父さんやお母さん自身も、性についての話をするのに抵抗感があるかもしれません。親子で一緒にお風呂に入るタイミングなどを利用すれば、自然な流れでプライベートゾーンについて伝えることができます。また、プライベートゾーンについて楽しく学んでもらうため、プライベートゾーンがテーマの絵本や塗り絵を活用する方法も効果的です。

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子どもに伝えたいプライベートゾーンの3つのポイント

子どもに伝えたいプライベートゾーンの3つのポイント
子どもに伝えたいプライベートゾーンの3つのポイント

子どもにプライベートゾーンについて伝えるときは、次の3つの点を意識しましょう。

自分の身体は「大切なもの」だという意識を

プライベートゾーンの教え方のポイントは、なるべくネガティブな表現を避けることです。「汚いところ」「いやらしいところ」といったネガティブな言葉で叱責すると、子どもが不安やストレスを感じる原因となってしまいます。

プライベートゾーンについて教える理由は、自分の体がとても大切な宝物だからです。プライベートゾーンを他人に見せたり、触らせたりしてはいけない理由をしっかり伝えながら、親子一緒にプライベートゾーンについて学んでいきましょう。

プライベートゾーンを他人に見せたり触らせたりしない

幼児期の子どもには、まだプライベートゾーンの感覚がありません。そのため、兄弟やお友だちと体を見せ合ったり、触り合ったりすることがあります。そういった行動を見つけたときは、プライベートゾーンを他人に見せたり、触らせたりしてはいけないことを優しく伝えましょう。

性犯罪被害から子どもを守るためには、他人との適切な距離感を子ども自身に知ってもらう必要があります。他人との正しいパーソナルスペースについて学ぶことで、不審者や性犯罪者が近づいてきたときに、子どもが「おかしいな」と気づくことにつながります。

同様にして、他人のプライベートゾーンを見たり、触ったりしないよう教えることも大切です。自分と同じように、他人にもパーソナルスペースがあること、他人のプライベートゾーンを見たり、触ったりしてはいけないことを教えることで、だんだん他人との適切な距離感をつかめるようになります。

イヤな気持ちになったら「イヤだ」とはっきりいう

プライベートゾーンを見たり、触ったりしてくるような人がいたら、「イヤだ」とはっきりいうように伝えましょう。「イヤだ」と意思表示できるようになることで、子どもが不審者や性犯罪者に遭遇したときに、近くの大人へ助けを求めることができます。

たとえ、家族や見知った人であっても例外ではありません。親子で一緒にお風呂へ入るときなどに、「体を洗ってもいい?」と確認をとることで、プライベートゾーンを守る意識を日常的に根付かせることができます。

子どもの性犯罪は家の中・外で起きている!傾向や事例を解説

13歳未満の子どもを対象とした犯罪は増加傾向にあります。またスマートフォンの普及にともない、SNSを起因した性犯罪が多発しています。プライベートゾーンについて親子で一緒に学び、防犯意識を高めることが大切です。

子どもを狙った性犯罪は増加傾向

警察庁の「令和7年版 警察白書」では、13歳未満の子どもが被害者となった刑法犯の認知状況を罪種別に示しています。罪種の中でも、認知件数に占める13歳未満の割合が最も高いのは「略取誘拐」で、令和6年中は認知件数588件のうち217件(36.9%)が13歳未満の被害でした。[注1]

また、子どもの性被害に関わる取締り(福祉犯)についても、改正刑法等の施行を受けて令和6年は被害少年数・検挙件数が大幅に増加したとされ、児童買春事犯等では「不同意性交等」の検挙件数が前年から752件増(106.1%)、「不同意わいせつ」の検挙件数が443件増(26.2%)と、増加が明記されています。

このように、オンライン・オフライン双方で子どもの被害を防ぐ対策の重要性が高まっています。

SNSに起因する犯罪被害も高水準

SNSに起因する事犯の被害児童数(全国)は、令和6年(2024年)に1,486人でした。前年(令和5年・2023年)の1,665人からは減少したものの、依然として高い水準で推移しています。[注2]

SNSは日常的な投稿や「プロフィールのみ」「趣味・嗜好」「日常生活」など、一見リスクが低そうな入口からでも被害につながり得るため、家庭でのルールづくりや、困った時にすぐ相談できる環境づくりが大切です。

性犯罪は家の中・外で起きる!男児が被害に遭った事例も

子どもを対象とした性犯罪は家の中・外で発生しています。とくに路上・公園・商業施設などの屋外で、子どもを狙う性犯罪が多発しています。

自宅の敷地内だからといって安心できるわけではありません。2011年7月には、女子児童(11)が留守番中のアパート内に男が侵入し、全治3日間の怪我をさせた事件が起きています。2018年4月には、飲食店の男女共用トイレ内で女子児童(6)が強制わいせつ被害に遭い、怪我をした事件がありました。屋外での声掛けや連れ去りだけでなく、留守番中の子どもの安全対策も必要です。

また、女子児童ではなく男子児童が被害に遭った事例もあります。2014年11月、男がマンション敷地内で男子生徒(12)に声を掛け、わいせつ行為をした事件が発生しました。女子児童だけでなく男子児童に対しても、プライベートゾーンについて教え、相手に見せたり触らせたりしないよう伝える必要があります。

「プライベートゾーン」の存在を子どもに伝え、性犯罪を未然に防ごう

子どもを性犯罪被害から守るには、「プライベートゾーン」を教える必要があります。プライベートゾーンを他人に見せたり触らせたりしないこと、イヤな気持ちがしたら「イヤだ」と声をあげていいことを優しく伝えましょう。他人との正しい距離感を学ぶことで、不審者や性犯罪者が近づいてきたときに、「おかしいな」と気づくことができます。

子どもを狙った性犯罪被害は家の中や外で発生しています。大切なお子さまを守るためには、HOME ALSOKの防犯・みまもりサービスがおすすめです。「HOME ALSOK アルボeye」なら、スマートフォンひとつで、留守番中のお子さまの様子をいつでもどこでも確認できます。お子さまの登下校中は、「まもるっく」を携帯することで、安否確認やいざというときの駆けつけが可能です。

執筆:ALSOK株式会社

「安全・安心」を皆様にお届けするため、セキュリティのプロフェッショナルであるALSOKが編集しています。日常生活に潜む危険から身を守るための防犯対策、突然の災害に備える防災情報、ご高齢者やお子さまのみまもりまで、暮らしに役立つ確かな情報を分かりやすく発信しています。

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