子どもにGPSは必要?見守りGPSのメリットと活用方法

子ども 2024.01.29更新(2020.12.04公開)
子どもにGPSは必要?見守りGPSのメリットと活用方法

子ども用GPSとは、衛星を利用して位置情報を特定するGPS機能が搭載された専用端末です。登下校や塾・習い事の行き帰り、外遊びなど、ご家族の目の届かない場所で行動する子どもの位置情報や移動履歴を確認できます。迷子対策や留守番見守りなどにも活用できるため、小学校に上がるタイミングで持たせておきたい防犯アイテムのひとつです。
今回は、子ども用GPSの必要性や活用方法、選び方についてご紹介いたします。

目次

子どもにGPSは必要?

小学校へ上がると、ひとりで外出したり友達と外で遊んだりする時間が増えるため、ご家族が子どもの行動を把握することが難しくなります。
子どもの登下校や塾・習い事の行き帰り、どこで遊んでいるのかなど、ご家族としては、目の届かない場所にいる子どもへの心配は尽きることがありません。

そこで役に立つのが、子ども用GPSです。
子ども用GPSとは、GPS機能を搭載した専用の端末機です。子どもに持たせることで、登下校や塾・習い事、お友達の家への行き帰りなど、「今いる場所」を特定できます。

13歳未満の子どもの犯罪被害は下校時間に集中している

子どもの被害件数と略奪誘拐の件数

出典:令和5年警察白書「3子どもの安全を守るための取組」

令和5年警察白書では、平成25年(2013年)の2万6,783件だった被害件数はこの10年間で年々減少し、令和4年度(2022年)は9,600件でした。

一方、罪種別の被害状況を見てみると、ご家族が最も懸念する「略取誘拐」については平成30年からほぼ横ばい状態です。
このほか、「強姦性交等」「暴行」など罪種によっては被害件数が増加しているというのが現状です。

また、路上における被害は下記を対象としたものであり、老若男女問わず多くの方を脅かしています。

● 「殺人、暴行、傷害、強制性交等、強制わいせつ、逮捕監禁及び略取誘拐のうち、道路法第3条の一般国道、都道府県道若しくは市町村道又は一般交通の用に供する私道で行われたもの」

下記は平成26年から平成30年までの道路上における身体犯の認知件数と13歳未満に係る認知件数の実績です。

平成26年 平成27年 平成28年 平成29年 平成30年
道路上における
身体犯の認知件数
21,244 20,057 18,583 17,364 15,718
うち13歳未満に
係る認知件数
746 658 667 644 573

出典:警察庁ホームページ「トピックスI 登下校時における子どもの安全を守るための警察の取り組み」

そして、13歳未満の子どもが被害者となった道路上における身体犯の認知件数のうち、最も発生件数が多い時間帯は15時から18時です。
この時間帯は、下校時間や帰宅後外へ遊びに行く時間帯と重なります。そのため、警察では学校や自治体、保護者、地域住民等と連携して、通学や登下校時のパトロール、見守り活動を行っています。
しかし、子どもを犯罪被害から守るためには、日頃の防犯教育や見回りなどの地域の取り組みだけでは限界があります。

子ども用GPSを使用すれば、子どもの現在地や移動経路の把握、安否確認が行えるため、子どもの万一に備えることができるでしょう。防犯ブザーとGPSが一体型になっているものはいざとなったらとっさにブザーをならし助けを求めることができます。

子ども用GPSのメリット

子ども用GPSでできること

ここからは、子ども用GPSのメリットをご紹介します。

現在位置をリアルタイムで確認

両親が目を離している間、子どもたちはどこで何をしているのかが気になるという方は多いのではないでしょうか。
現在地を知ることで、家にいるのか・いないのかのほか、外出先などを知ることができます。
また、過去数日間の位置履歴によって、治安の悪い繁華街への立ち寄りや危険な場所への寄り道などがないかが分かります。

通話機能で安全を確認

子ども用GPSは万が一に両親や警察などに連絡できるように、通話機能が搭載されています。メールやチャット、インターネット機能が搭載されていないものの場合、学校に持ち込むことを許可されやすいのです。
スマートフォンとは異なり授業を阻害する機能がないため、校内に持ち込んでも問題ないと判断されやすい点はメリットといえます。

緊急通報でSOSを発信

子ども用GPSには子どもからご家族・警備会社へSOSを発信できる「危険通知機能」が搭載されています。
しかし、緊急時にボタンを押すことができないといった子どもは少なくないものです。
ALSOKの「まもるっく」は、ストラップを引くだけで緊急通報を行うことができ、万一のときはガードマンの駆けつけ対応も可能です。

迷子対策・留守番見守りにも活用できる子どもGPS

迷子対策・留守番見守りにも活用できる

子ども用GPSは、登下校や塾・習い事の往復、外へ遊びに出かけたときの位置情報を確認するだけでなく、迷子対策や留守番中の子どもの見守りなどにも活躍します。

小さい子どもの迷子対策や無断外出対策

買い物や旅行先などで万が一子どもとはぐれてしまったときでも、子ども用GPSを持たせていれば、すぐに居場所を確認することができます。
また、親に何も告げずに外出したとしても子ども用GPSを持たせていれば、探し出すことができます。
子どもと一緒に出かける際は、たとえ近場であっても、必ず子ども用GPSを持たせる習慣をつけておくと安心です。

共働きやひとり親家庭の留守番見守り

子どもが犯罪に巻き込まれやすい15時から18時は、共働きやひとり親家庭の場合、子どもが家で留守番している時間帯でもあります。
子どもが今どこにいるのか、きちんと帰宅しているか、寄り道をしていないかなど、仕事をしながらも心配で仕方がないというご家族の方も多いのではないでしょうか。
子ども用GPSを使えば、離れたところからでも子どもの行動を見守ることができます。

子ども用GPSの選び方

子ども用GPSを選ぶときは、次の2つのポイントを押さえておきましょう。

用途に合った種類・機能のものを選ぶ

子ども用GPSには、

  • 警備会社が提供するGPS端末
  • 通信キャリア提供の見守りサービス
  • 登下校の通知メールが届くGPSサービス
  • 腕時計型のウェアラブル端末
  • スマートフォンアプリ

など、さまざまな種類があります。
それぞれの特長や形状、機能面を確認し、ご家庭に合ったものを選びましょう。
中でも特に、警備会社が提供する子ども用GPSの特長は、通報ボタンによる現場急行サービスや、登録番号への通話機能など、より安全面を考慮したサービスが充実しています。

子ども用GPSはどこに付ける?

では、子ども用GPSはどこに付ければ良いのでしょうか。

ランドセルの内ポケットや脇のフック

多くの子ども用GPSは小さな端末であることから、ランドセルのポケットに入れておくことをおすすめします。
ALSOKの「まもるっく」のようにストラップが設けられている端末の場合、ランドセル横のフックにひっかける方もいらっしゃるでしょう。しかし、学校によってはフックに掛けられるものを指定していたり、SOSが誤送信されたりする可能性があります。フックにかけて使用する際は学校のルールを確認しましょう。
また、衣服のポケットのように落とす可能性が高い場所に入れると紛失のリスクがあるため、避けるようにしましょう。

移動ポケット、ストラップ

移動ポケットとは、GPS端末をなかに入れてさまざまな場所に取り付けることができるケースを指します。カラビナやクリップなどさまざまな形式で販売されていることから、子どもの持ち物に合わせたものを取り付ける必要があります。

また、子ども用GPSを首から掛けられるネックストラップは、荷物を圧迫せず必要なときにすぐに使うことができます。子ども用GPSを持ち運ぶ際は、落とす心配がなく必要時にすぐに使えるようにしておくことが重要です。

子ども用GPSを利用して登下校時の安全性を高めよう

子ども用GPSは、離れた場所から子どもの位置情報を確認でき、犯罪被害に遭いやすい登下校時などの安全性を高めます。
ご家族と別行動をとる時間が増える小学校入学のタイミングで、ぜひ持たせておきたい防犯グッズのひとつです。
ALSOKの「まもるっく」は、通話機能の付いたGPS端末です。
機器はレンタルでコストも安く導入できるため、余計な出費を抑えたいご家庭にも最適です。ストラップを引くだけで防犯ブザーの鳴動ができ、ALSOKへの緊急通報が可能です。
もしもの際はガードマンが現場まで急行する「駆けつけ機能」が付いており、万が一の場合も安心です。

登下校時や塾の帰り、習い事の往復など、大切なお子様の家の外での、安全と安心をご提供いたします。

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