自宅で取り組める水害対策

防災2021.01.25

近年は、集中豪雨による水害が甚大化しており、建物が浸水してしまい避難所生活を強いられる場合や最悪の場合は人命が失われるなど被害は多岐にわたっています。

日本はもともと災害が多い国として考えられているため、より一人ひとりの意識的な水害への対策が必要です。

そこで今回は、水害が起きる原因から自宅で取り組める水害対策まで解説していきます。いざというときのために、水害対策のノウハウを知っておきましょう。

日本で発生する水害の例

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日本で水害が起きることにより、日常生活にどのような危険が発生するのでしょうか。例をもとにいざ水害に直面した際に、気を付けることや対策についてご紹介いたします。

1アンダーパスの冠水

水害が発生した際のニュース番組で、「アンダーパス」の冠水を見たことがあるでしょうか。アンダーパスは、交差する道路の片方を掘り下げ、道路の下をくぐらせる立体交差の方式をとった道路のことです。

道路を掘り下げているため、雨が流れ込んで溜まりやすく、大雨の際は道路が冠水しやすくなっています。大雨時に車でアンダーパスを通ってしまうと、車が立ち往生し、最悪の場合車に閉じ込められた状態で、浸水する可能性もあります。大雨時に、車を使用しないといけない場合は、アンダーパスの使用は避け、なるべく平坦な道を選びましょう。

2マンホール蓋の飛散

大雨が降ることにより、下水管を流れる雨水は多くなります。もともと下水管にあった空気が、大量の雨水が流れることによってマンホールの蓋に圧力がかかります。空気圧がかかることによって、マンホールの蓋が飛散する現象が起きます。これを「エアピストン現象」と言います。

マンホール蓋の飛散だけでなく、マンホールから流水している水は、雨水以外に生活排水、汚水などが含まれている場合があります。

3川の時間差増水

水害は必ずしも、雨が降っているときに起こるとは限りません。

川の下流では天気が良くても、上流で数日前または数時間前に大雨が降っていた場合は、時間差で下流も増水する可能性があります。

天気のいい日に川の中州で釣りや川遊びをする場合、時間差に増水するに気を付けなければなりません。川周辺にいる際には、数日前または数時間前の上流の天気情報を確認し、天候が悪いようなら川周辺に近寄らないなどの対策が必要です。また、上流の天気が良くても、川の水位を警戒し、異変を感じた際にはすぐに川から離れましょう。

4地下街の浸水

台風や集中豪雨により、地下街に雨水が流れ込み、浸水する場合があります。地下での浸水が始まると、一気に浸水が始まり避難が困難になったり、水圧によってドアが開かなくなったりします。また停電して電気がつかなくなる危険性もあります。地下街で浸水が発生した際には、近くの避難経路を利用し、高台に避難できるようにしましょう。また、施設関係者が避難方法についてアナウンス、誘導している場合には、指示通りに行動して安全を確保しましょう。

水害で発生する床下浸水・床上浸水

水害において家屋に大きな被害を与えるものの中に、「床下浸水」「床上浸水」があります。

床下浸水とは浸水の深さが0~0.5cm程度の住家の床より下までの浸水のことを指し、床上浸水とはそれ以上でかつ住家の床より上までの浸水のことを指します。

床上浸水レベルになると避難がかなり困難になる

国土交通省が公表している「洪水ハザードマップ作成の手引き」によると、浸水の深さが膝まで達してしまうと、人は歩行が極端に難しくなり、避難行動が取れなくなると考えられています。[注1]

そのため、床上浸水になる前に避難を開始することが重要なのですが、もし避難が遅れてしまった場合は、なるべく高いところに逃げるようにしましょう。屋上や屋根の上に登れる場合は、登ってしまうのが得策です。

自宅で取り組める水害対策

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自宅で取り組める水害対策の目的は「水が家に入ってこないようにすること」「もし浸水しても生き延びる術を確保しておくこと」の2点です。

どちらか一方だけでなく両方の対策を取っておくことがポイントです。

自宅で取り組める具体的な水害対策を5つご紹介します。

対策1. 土のうの設置

土のうとは、道路に流れてきた水を家の中に入れないようせき止めてくれるものであり、浸水発生時には大変重宝される代物です。特別な技術や道具もいらないため、容易に設置することが可能です。

また土のうの数や形も家の形に合わせて作成できたり積み上げたりすることが可能で、柔軟性があります。最初に取るべき水害対策はこの土のう作りからでしょう。ちなみに土のう袋は、ホームセンターなどで入手できます。

対策2. 簡易的な浸水防護用具の設置

土のうと同じように侵入してこようとする水をせき止める役割になり、かつ土のうよりも比較的簡単に用意できる浸水防護用具があります。

大きめ(40リットルほど)のごみ袋を二重にし、中に半分程度の水を入れて口を閉じます。段ボールを用意し、その中に4つほどごみ袋を入れれば、簡易的な浸水防護柵の完成です。段ボール、ごみ袋、水だけで簡単に作れるため、おすすめです。もし心配であればそれらをレジャーシートにくるんでおくと、段ボールが濡れる時間も遅くなるでしょう。これらを浸水してきそうな箇所に並べて完成です。しかし、1袋20kg~40kg程度あるので、運ぶ際にはぎっくり腰などになりやすいため、十分気を付けて運んでください。また、力に自信がかない方は、周りの人に協力してもらいましょう。

灯油などを入れるポリタンクをホームセンターで購入し、それをレジャーシートの上に置き並べてみる方法もあります。扉などにある隙間にレジャーシートを敷き、その上にポリタンクなど重いものを置きレジャーシートでくるむことによって、浸水を防ぐことができます。

対策3. 雨水ますの詰まりをできる範囲で取り除いておく

道路のいたるところに設置されている「雨水ます」をキレイにしておくことを日頃から心がけておきましょう。

雨水ますの中や表面にゴミが溜まっていると、流れてきた水がますへ流れにくくなります。できる範囲で定期的に掃除し、流れてきた水がしっかりと雨水ますの中に流れ込むようにしておきましょう。

対策4. カーステップなどを設置しない

カーステップは、日常生活では大変便利ではあるものの、豪雨の際や台風のときには流れてくる雨水の「雨水ます」への流入を防ぐ原因になってしまいます。また、プランターも「雨水ます」への流入を妨げるリスクがあります。

豪雨の予報が出たときは、なるべく家の前や雨水ますの近くにカーステップやプランターを置くのは止めましょう。

対策5. 防災グッズ確保も忘れずに!

万が一のことも考え、逃げ遅れてしまった時の準備もしておきましょう。まず大切なのは食糧です。水と日持ちする物は2階や屋根裏など、高いところに保管しておきましょう。

いざというときは屋根の上に登れるように縄梯子なども用意しておくと安心です。また、防災グッズは無事に避難できたときにも役に立ちます。必ず備蓄しておきましょう。

水害時の避難場所を確認する

自宅での対策のほかに、水害時の避難場所を家族内で事前に確認しておくことも必要です。

とくに、仕事で家を空けることが多く、日中バラバラになりやすいご家庭や、ご高齢の方がいらっしゃるご家庭は注意が必要です。

各市区町村で災害時のハザードマップが公表されているので、災害時にはどこに向かえばいいのかを家族内で共有しておきましょう。可能であれば、どのルートを通れば安全に避難場所までたどり着けるのか、ハザードマップを参考にしながら2~3通りピックアップしておきましょう。

水害はいつ起こるかわからない、だからこそ日ごろから備えを!

日本は他国よりも比較的災害が起きやすい国です。そのため、水害はいつ起きてもおかしくありません。いざというときに動けないということがないように、今のうちに水害対策を取っておきましょう。

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水害はいつ起こるかわかりません。対策を練り、非常時に備えましょう。

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