別荘の維持費はいくらかかるの?別荘管理のポイントもご紹介

空き家管理2020.11.13(2023.01.31更新)

別荘を維持するためには、管理費や借地料、電気・ガス、上下水道の基本料金、固定資産税や住民税、火災保険など、さまざまな費用がかかります。
本記事では、別荘の維持にかかる費用と維持するにあたって2つの注意点、資産価値を下げないための別荘管理のポイントをご紹介します。
(※所有する別荘や立地によってかかる維持費は異なるため、具体的な額については別荘を購入した不動産業者や管理会社に確認してください。)

別荘の維持費はいくらかかるか?

別荘の維持費はいくら?

別荘を所有することでかかる維持費を以下にまとめました。別荘を管理するための管理費と、別荘維持に必要な税金に大別されます。具体的な費用は、別荘の大きさや立地、土地の権利などで異なります。

別荘にかかる管理費

  • 管理費
  • 電気・ガス基本料金
  • 上下水道料
  • 火災保険料
  • 汲み取り費(場合によって必要)
  • ごみ処理費(場合によって必要)
  • 温泉使用料、更新料
  • 共益施設管理費
  • 借地料

など

別荘維持にかかる税金

  • 固定資産税
  • 都市計画税
  • 住民税

など

別荘の管理にかかる費用

上に記載しました内容について詳しく説明します。

1. 管理費

管理費は、別荘地内の定期清掃を管理清掃会社に委託する際にかかる費用です。土地のみ、建物ありで年間にかかる料金に差があります。 清掃を委託しない場合、管理費はかかりません。しかし、別荘をいつでも使用できる状態に維持するには定期的な清掃が必要なため、別荘に行く頻度が少なければ委託することをお勧めします。

2. 電気・ガス基本料金

使用していない期間であっても、電気・ガスの基本料金がかかります。代表的な別荘地である軽井沢や蓼科の場合、電気の月額基本料は900〜1,800円程度(中部電力使用による)です。ガスの基本料金は1,500〜2,000円程度です。
契約している電力会社・ガス会社によって金額が異なります。

3. 上下水道料

別荘地の水道料金は、基本料+使用量の従量制よりも、いくら使っても(使わなくても)料金が変わらない定額制が多いのも特徴のひとつです。また、公営の水道ではなく私営の場合も多く、別荘地によっては修繕積立費などの一時金が必要なケースもあります。

4. 火災保険料

無人期間が長い別荘では、通常の火災保険には加入できない場合があります。別荘向けの火災保険に加入し、万一に備えておきましょう。

場合によって必要な管理費

別荘によっては、次のような費用が掛かる場合もあります。

5. 汲み取り費

別荘が簡易水洗トイレの場合は、下水道料金のかわりに汲み取り費用がかかります。1回につき1万〜1万5,000円程度かかることが多く、大抵は年に1〜2回の清掃が必要です。

6. ゴミ処理費

管理費とは別で請求される場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

7. 温泉更新料・使用料

温泉付き別荘を所有している場合に必要な費用です。温泉使用料は月額払い、温泉権は10年ごとの更新が一般的です。

8. 共益施設管理費

管理者が管理する別荘地であれば、共益施設管理費が発生します。この費用は、別荘地内の整備や管理に充てられます。共益施設管理費は、別荘地の規模、管理体制によってかかる額が異なります。

9. 借地料

別荘のなかには借地に建っている物件もあります。このような別荘の場合、土地の利用には、地主さんに対して年間決まった額の借地料を支払う必要があります。多くの場合は、借地料は敷地の広さによって異なります。

別荘を持つことでかかる税金

別荘を持つことでかかる税金は、次のとおりです。

1. 固定資産税・都市計画税

土地が借地であっても、所有権を持つ建物への固定資産税がかかります。金額は課税標準額の1.4%ですが、場合によってはセカンドハウスの定義内として、税率の軽減措置を受けられるケースもあります。
また、別荘地が都市計画区域である場合は、最高で0.3%の都市計画税が課税されます。[注1]

[注1] 東京都主税局:固定資産税・都市計画税(土地・家屋)

2. 住民税

住民票を移していない別荘やセカンドハウスであっても、住民税は課税されます。住民票のある住宅には、通常通り「所得割」と「均等割」が、住民票のない別荘およびセカンドハウスには家屋にかかる均等割のみが課税されます。

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別荘維持するにあたっての2つの注意点

別荘維持するにあたっての2つの注意点

別荘を維持するにあたって、注意しておきたい2つのポイントは次のとおりです。

1. 別荘購入の前に維持費のシミュレーションをしておく

「思った以上に維持費がかかり、所有して続けることが難しい」ということにならないよう、別荘を購入する前に、購入後にかかる維持費をしっかり確認しておきましょう。別荘を所有し続ける限り負担しなければならない費用です。
チェックリストを作成するなどして、別荘の利用頻度や利用時期などを考慮しながら綿密な支払いシミュレーションをしておきましょう。

2. 設備の保守点検は定期的に行う

中古の別荘を購入する場合は、設備の古さにも注意しなければなりません。
キッチンやトイレ、電気などはリフォームすることである程度解決しますが、問題は下水道の整備です。

地方の別荘地は下水道が整備されていないところがあり、古い物件では単独浄化槽を使用しているケースがあります。
単独浄化槽は下水道法改定により、現在では新設できない浄化槽です。万が一壊れてしまった場合は、新たに合併浄化槽を設置する必要があるのですが、80万〜100万円程度の費用がかかってしまいます。
浄化槽を維持するためには、定期的な保守検査・法定点検・清掃を怠らないようにしましょう。

資産価値を下げないための別荘管理のポイント

別荘の資産価値を下げないためには以下の対策を行うことが大切です。

換気や通水をこまめに行う

別荘のように普段利用されていない家は、換気や通水を行わず放置していると老朽化が進みます。室内に湿気がたまることでカビやシロアリが発生し、家を腐食させる原因となります。また、長い間水道を使わずにいると水道管に錆が出て壊れてしまう可能性があります。月に最低1回、換気と同様に通水して錆を取り、水漏れしていないか確認しましょう。
別荘の老朽化を防いで大切な資産価値を落とさないためには、定期的な換気・通水などの管理が必要です。

空き家管理サービスを活用する

これらの管理をすべて自分で行うことが難しい場合は空き家管理サービスを活用することもおすすめです。
ALSOKでは空き家(留守宅)の管理を代行する「るすたくサービス」を提供しています。月に1回の見回りや郵便物整理の基本サービスのほかに、オプションで換気・通水サービス、ガードマンの駆けつけを行っています。別荘管理に加えて防災・防犯面を強化することも可能です。
別荘が遠方にあって頻繁に行くことができない、仕事で忙しくて時間がとれないという場合は、空き家管理サービスを利用するのも良いでしょう。

別荘維持には必要な費用のシミュレーションとセキュリティ管理が重要

購入した別荘を維持するためには、管理や税金にかかる費用を事前に把握することが大切です。別荘を所有しているあいだ、維持費を払い続けていく余裕があるか、しっかりとシミュレーションしましょう。

また、長期不在になることが多い別荘では、空き巣対策などのセキュリティ管理も重要です。

別荘のセキュリティ管理には、「HOME ALSOKるすたくサービス」がおすすめです。
月1度の巡回、郵便物の整理ほか、不審者の侵入に対する駆けつけサービス等のオプションをご用意しております。
別荘の購入をお考えの方、すでにお持ちの方はぜひご検討してみてはいかがでしょうか。

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