鍵の防犯性を高めて空き巣被害を防ごう

防犯 2021.03.18

空き巣の件数は年々減ってきてはいるものの、依然として多くの住宅が被害にあっています。
ドアの鍵が防犯性の低いものだと空き巣に狙われやすく侵入されやすいので、防犯性の低い鍵を利用している場合は、なるべく早く防犯性の高い鍵に交換しましょう。

本記事では、空き巣被害にあいやすい家の特徴や防犯性の低い鍵・高い鍵の特徴について解説します。

空き巣は年々減少しているものの1日に約79件も発生している

警察庁の発表では2019年の侵入窃盗認知件数は、57,808件と17年連続減少傾向にあります。住宅を対象とした侵入窃盗の件数も2004以降減少しています。このように空き巣被害は減少傾向にあるものの、2019年には1日約79件発生しているという計算になり、依然として侵入被害は多く発生しています。

空き巣被害を防ぐにはまずは施錠

空き巣被害を防ぐうえでは、施錠を心がけることが第一です。
空き巣犯の侵入手口として、一戸建て住宅、共同住宅(3階建以下/4階建以下)
すべてで最多となっているのが、無締りです。

家を長時間空ける場合はもちろん、ごみ捨てや近所のコンビニ行くといった少しの間であっても、必ず鍵をかける習慣を身につけましょう。

空き巣被害にあいやすい家に共通する3つの特徴

施錠を心がけていても、空き巣はガラス破りや施錠あけといったさまざまな方法で侵入を試みます。このような方法への対策を講じるうえで、どのような家が空き巣被害にあいやすいかを把握しておきましょう。

空き巣は手当たり次第にさまざまな家を狙っているのではなく、侵入しやすく逃走しやすい家を慎重に選んでいます。

空き巣被害にあいやすい家には、以下のような特徴があることが多いです。

  1. 周囲からの死角になっているところがある
  2. 侵入に使える足場のようなものがある
  3. 駅から近い

それぞれの特徴について、説明します。

1周囲からの死角になっているところがある

「誰にもバレずに家の中に入れそうかどうか」は空き巣にとって非常に重要なので、死角の有無はその家が狙われるか否かを大きく左右することになります。
とくに、侵入経路になりやすいドアや窓の周辺が死角になっているかどうかがポイントです。ドアや窓の近くに塀や大きな木などがある場合は要注意といえるでしょう。

また、死角ではないにせよ、人通りが少なく「誰からも見られていない」と判断できるような場合も、空き巣に狙われやすいのです。
家を空ける昼間に人通りがあまりなく、空き巣に対する監視の目がないようなところでは、防犯カメラをセットするなどの自衛が必要かもしれません。

2侵入に使える足場のようなものがある

戸建て住宅の場合、空き巣は1階ではなく2階から侵入することもありますが、それが可能なのは足場として利用できるようなものがある場合です。

庭の整備に使うためのはしごはもちろん、物置や冷暖房の室外機、自転車なども足場として使われる可能性があるので、「2階だから安心」と施錠をおろそかにしてはいけません。

3駅から近い

駅から近い家も空き巣被害に遭う危険があります。
近くに駅があれば土地勘のないところであっても線路や商店街などを目印に行動できるうえに、そのまま駅から電車で逃走できるという空き巣にとっては好都合な環境といえます。

空き巣の侵入口

警視庁が発表している「令和元年中の住宅対象侵入窃盗の発生状況」によると空き巣の住宅侵入口はベランダや居間などの窓からの侵入が最も多く、63.4%となっています。(2020年9月2日現在)

しかしこちらのデータは一戸建てと中高層住宅、その他の住宅全てをまとめたものになっており、それぞれを個別に見ると侵入手段に違いがあります。まず一戸建ての場合の侵入手段はガラス破りが最も多い67.7%、次に中高層住宅では無締りが51.4%と多く、その他の住宅も無締りが54.2%となっています。

以上の結果により、一戸建て住宅はガラス窓の防犯、中高層住宅とその他の住宅は施錠を心がければよいと思われる方もいるかもしれません。しかし、一戸建て住宅と中高層住宅の侵入手段を見比べると「施錠開け」の数値が一戸建て住宅は3.6%なのに対し、中高層住宅は33.1%と10倍近く増加しています。つまり中高層住宅の空き巣による被害対策のためには鍵の見直しもひとつの手段になります。

防犯性の低い鍵とは

防犯性の低い鍵の特徴
防犯性の低い鍵の特徴

ドアの鍵には防犯性が高いものもあれば防犯性の低いものもあります。空き巣は侵入しやすそうな家を狙うので、防犯性の高い鍵を選ぶことで狙われる可能性を下げることが可能です。

防犯性の低い鍵としては、以下のようなものが挙げられます。

ディスクシリンダー
単列ピンシリンダー

それぞれについて、詳しく説明します。

1ディスクシリンダー

ディスクシリンダーの特徴は鍵がギザギザしており、鍵穴がくの字になっている点です。内部にはスプリングと円盤状のタンブラーが内蔵されており、外筒にタンブラーが飛び出しているため、正規の鍵でなければ内筒を回転させることができません。普及率の高い鍵で、古いものだと1950年代から生産されています。耐久性に優れているために2000年頃まで一戸建てやマンションなどの多くの家庭で使われていました。しかしピッキングが容易にしやすいなど、その防犯性の低さから空き巣被害も多く出ています。まだディスクシリンダーを使用している場合には可能な限り早い鍵の交換がおすすめです。

2単列ピンシリンダー

ピンシリンダーはピン状のタンブラーが内蔵された鍵のことを指します。このタンブラーが、誤った鍵が差し込まれた際に内筒が回るのを防ぎます。ピンシリンダーには単列と多列の2種類があり、単列ピンシリンダーはピンが一直線に並んだもので、多列ピンシリンダーはピンが複数の方向から配列されています。単列ピンシリンダーは特殊な加工がされたバンプキーやピックガンのような機械への耐性が弱く、多列ピンシリンダーと比べ防犯性が劣ります。

賃貸物件でも契約での縛りがなく鍵の交換を自由に行えるのであれば、後述するような防犯性の高い鍵に交換したほうがよいでしょう。

防犯性の高い鍵の特徴3つ

防犯性の高い鍵の特徴
防犯性の高い鍵の特徴

空き巣に狙われないように、また万が一狙われてしまったとしても被害にあわないように、防犯性の高い鍵を使うことが重要です。

防犯性の高い鍵の特徴としては、以下のようなことが挙げられます。

  1. ディンプルシリンダーキーのように構造が複雑
  2. 開け方が特殊
  3. 1つのドアに対して2つ以上の鍵がある
  4. 遠隔操作・施解錠確認ができる

それぞれにの特徴を説明します。

1ディンプルシリンダーキーのように構造が複雑

ディンプルシリンダーキーは鍵に刻まれたくぼみとシリンダー内のピンの組み合わせが非常に複雑で、複製する際にも特別な機械が必要なほどです。
複雑な構造なので当然ピッキングも行いにくく、空き巣にとっては非常に厄介な存在です。

ピッキングしにくいという観点でも、空き巣に侵入をあきらめさせる効果があるという観点でも、防犯性の高い鍵といえます。

21つのドアに対して2つ以上の鍵がある

ドアには鍵が1つしか付いていない場合もあれば、2つ以上の鍵が付いている場合もあります。空き巣は侵入に時間がかかる後者のドアを嫌います。
侵入に時間がかかってしまうと、住民が帰ってきてしまうかもしれませんし、周囲の人に現場を目撃されてしまう可能性も高くなってしまうからです。

1つのドアに対して1つの鍵しか付いていないとしても、その鍵が立派なものであれば空き巣は侵入できない可能性が高いでしょう。
ただ、鍵が1つしかない時点で空き巣のターゲット候補になってしまうというのは、防犯性という点では決して歓迎できることではありません。

鍵が1つしか付いてない場合でも、ホームセンターなどで売られている補助錠を取り付けることで、簡単に複数の鍵がある状態にすることができます。
もちろん最初から複数の鍵が付いているドアの場合でも、さらに補助錠を追加することで防犯性がより高くなるでしょう。

補助錠は付ける場所を自分で選べますが、空き巣が作業しづらくなり自然と侵入をあきらめるように、ドアの高いところに付けるのがおすすめです。

補助錠の鍵もディンプルシリンダーキーのような防犯性の高いタイプのものを選びましょう。

3遠隔操作・施解錠確認ができる

最近ではスマートフォンのアプリを使って遠隔操作ができる鍵も販売されています。空き巣被害は無締りによる場合も多いため、鍵を閉め忘れたときにも遠隔操作ができれば出先でも施錠が可能です。種類によっては内鍵(サムターン)のみを交換するだけでよいものもあり、それまで使っていた外鍵を使用することもできるため、スマートフォンの充電が切れてしまったときでも施解錠できます。

ALSOKで販売しているスマートロックはスマートホームの無線規格「Z Wave」に対応しており、またBluetoothでの操作も可能です。家庭やオフィス、民泊など幅広い分野で利用できます。
スマートフォンのアプリからは鍵の施解錠の他にも、ドアに近づくと解錠されるハンズフリー機能や解錠後ある一定時間(設定可能)経過すると鍵を自動施錠するオートロック機能などの設定ができるため便利です。

鍵に気を付けることで空き巣のターゲットにならないことが重要!

空き巣の被害にあいやすいのは、周囲からの死角になるような場所があったり、侵入のための足場として使えるようなものがあったりする家です。

空き巣に狙われた場合は鍵が最後の砦となりますが、構造がシンプルな鍵や古い鍵は防犯性が低く、空き巣の侵入を許してしまうかもしれません。
「構造が複雑な鍵を利用してピッキングを防ぐ」「1つのドアに複数の鍵を設けて最初から空き巣のターゲットにならないようにする」など、防犯の工夫や自衛が重要です。

ALSOKでは鍵の防犯性を高めるグッズを販売しています。このような防犯グッズを積極的に取り入れ、空き巣被害にあわないよう工夫をすることが重要です。

また、家全体の防犯効果を高めるためには鍵の見直しだけでなくホームセキュリティの導入が有効です。ホームセキュリティなら、24時間365日警備されているため、日中仕事などで不在の時も安心です。施錠確認センサーもついているため、鍵の閉め忘れを未然に防ぐこともできます。外出先からも、スマホアプリを使って簡単に確認・操作ができますので、安心です。

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