室内面格子の防犯効果は?

ガラス 2020.11.13

浴室・トイレ・洗面所・台所の小窓に適した防犯製品が、窓に取り付ける「室内面格子」です。
警察庁は、令和元年の侵入窃盗認知件数は57,808件で、住宅を対象とした侵入窃盗は28,936件と報告しています。[注1]

また、一戸建住宅および3階建以下の共同住宅を狙った侵入窃盗の侵入口は窓が最も多く、一戸建住宅は57.0%、3階建以下の共同住宅では49.8%となっています。4階建以上の共同住宅の場合、窓からの侵入は29.8%で、最多の表出入り口に次いで多くなっています。[注2]

このように泥棒のターゲットになりやすい「窓」の防犯性を高める手段として、室内面格子の設置がおすすめです。
この記事では、室内面格子の防犯効果や、室内面格子と組み合わせたい防犯グッズについて解説します。

室内面格子とは?窓が空いた状態でも住居侵入を防ぐ!

室内面格子とは
室内面格子とは

室内面格子とは、窓の内側に取り付ける室内タイプの面格子です。窓がこじ開けられたりガラスを破られたりした場合や、窓が開きっぱなしになっている状態でも、頑丈な格子が泥棒の侵入を阻みます。

浴室・トイレ・洗面所・台所の窓など、換気のためについ開放しがちな窓に適した防犯製品です。また、小窓・外開き窓・すべり出し窓など、通常の手段では防犯対策が難しいタイプの窓にも取り付けられます。防犯効果だけでなく、目隠し効果が期待できるのも特徴です。

室内面格子には、アルミやステンレスなどの金属製や、木製・鋳物製の製品があります。構造もシンプルな縦格子・横格子、ひし形がクロスした形状のラチス格子、リモコンで開閉できるルーバー型の面格子など、さまざまな種類があります。

面格子というと、無骨で殺風景なイメージがあるかもしれません。近年の室内面格子には、デザイン性に優れた製品もたくさんあります。材質や配色、リースやグリーンなどの小物を工夫することで、インテリアとしても活用可能です。

室内面格子の防犯効果は?3つのデータで解説!

室内面格子に期待できる防犯効果
室内面格子に期待できる防犯効果

侵入窃盗の多くは「窓」を狙っています。室内面格子は防犯対策がしにくい小窓にも設置できるため、住まいの防犯対策をより強化できます。

狙われる可能性が高い窓のセキュリティを高められる

空き巣・忍び込み・居空きなどの侵入窃盗の多くは、住宅の「窓」を狙っています。警視庁の調べによると、令和元年中(2019年)に都内で発生した住宅対象侵入窃盗4,550件のうち、「窓(縁側・ベランダ)」「窓(居室)」「窓(その他)」が侵入口となったものは合計63.4%でした。[注1][注2]

とくに空き巣犯が住宅の窓をターゲットにしています。一戸建て住宅を狙った空き巣のうち、窓ガラスのこじ破りや焼き破りの手口で「ガラス破り」が行われたケースは、全体の67.7%です。[注2]

自宅の防犯対策を考えるうえで、最重要ポイントが窓の防犯対策です。室内面格子を設置すれば、泥棒に窓を突破される可能性が低くなります。「ガラス破り」の手口が使われた場合でも、格子が侵入を阻むため、住まいのセキュリティを二重に強化することが可能です。

閉め忘れが多い小窓の防犯に効果的

浴室・トイレ・洗面所・台所の小窓は、換気のためについ開けっ放しになっていることが多く、侵入窃盗犯の格好の標的です。警視庁の調べでは、縁側やベランダ、居室の窓をのぞく「窓(その他)」が侵入口となった侵入窃盗は、全体の11%です。[注2]

一見すると人が通り抜けられないように見える小窓でも、空き巣犯の侵入口となってしまうケースは少なくありません。実は、窓の一辺が額から後頭部まで、もう一辺が頭と片方の肩を合わせた寸法より長ければ、小さな窓でも人体が入り込めます。

小窓の防犯対策には室内面格子がおすすめです。窓が開きっぱなしでも一定の防犯対策になるため、浴室・トイレ・洗面所・台所の小窓でも安心です。

侵入までの時間を稼げて泥棒が諦める可能性が高くなる

侵入窃盗犯を撃退するポイントが、「侵入までの時間を稼ぐこと」です。警察庁の調べによると、空き巣犯のうち51.4%が「2分を超え5分以内」、17.1%が「2分以内」に住居侵入を諦めることがわかっています。

つまり、不審者が侵入するまでに5分間の時間をかせぐことができれば、不審者の68.5%を撃退可能です。[注3]

警視庁や国土交通省などがつくる官民合同会議は、この5分間を目安に防犯性能の基準を定め、基準を満たす防犯建物部品に「CPマーク」を付与しています。ステンレス製の室内面格子には、CPマークが付与された製品も多く、泥棒の侵入を効果的に防げます。

室内面格子以外の防犯対策も必要!3つの防犯製品を紹介

室内面格子は浴室・トイレ・洗面所・台所の小窓にも取り付けられ、CPマークが付与された製品なら高い防犯性能を発揮します。

しかし、室内面格子以外の防犯対策と組み合わせることで、住まいのセキュリティをさらに強化することが可能です。ここでは、室内面格子と一緒に設置したい3つの防犯製品を紹介します。

防犯ガラスで「ガラス破り」を対策しよう

窓ガラスをライターやバーナーで熱する「焼き破り」や、ドライバーなどを差し込んで割る「こじ破り」を対策するなら、耐熱性や耐貫通性が高い防犯ガラスへの取り替えがおすすめです。CPマークがついた製品なら、さらに空き巣を撃退できる可能性が高まります。

もし防犯ガラスへの取り替えが難しい場合は、防犯フィルムも効果的です。窓ガラス全面にフィルムを貼り付けるだけで、ガラス破り対策になります。自分で貼付が難しい場合は、専門の施工業者に依頼することができます。

補助錠を取り付けて「ワンドアツーロック」

防犯対策の基本は、1つの場所に2つの錠を取り付ける「ワンドアツーロック」です。侵入窃盗のターゲットになりやすい窓も、通常のクレセント錠に加えて、サッシ部分に防犯用の補助錠を取り付ければ、防犯効果を2倍に高められます。

補助錠は両面テープで接着するタイプもあり設置が簡単なのもポイントです。

また、センサーやアラームが付属していて、侵入者を検知すると警報を鳴らしてくれる高機能な製品もあります。用途に合わせて、さまざまな種類の補助錠を取り付け可能です。

ALSOKでは、簡単に取り付け可能な補助錠「ALSOKロック」を販売しています。この鍵は補助錠として機能するのはもちろん、ALSOKマークが付いているため、犯罪抑止の効果も期待できます。

防犯カメラを設置すれば犯罪の抑止効果が期待できる

侵入窃盗犯の多くは事前に下見を行い、侵入しやすい住宅や人目につきにくい住宅を探しています。防犯カメラを目に見える場所に設置すると、防犯意識の高さをアピールでき、泥棒のターゲットになる可能性が減少します。

センサーライトがついた防犯カメラならさらに安心です。泥棒は光や明るい場所を嫌います。不審者を明るいライトで照らすだけでも、十分な威嚇効果が期待できます。

小窓の防犯対策なら室内面格子がおすすめ!補助錠や防犯カメラの設置も

室内面格子は、つい開けっ放しになりがちな浴室・トイレ・洗面所・台所の小窓に適した防犯製品です。窓用の補助錠や防犯フィルムと合わせて、泥棒のターゲットとなりやすい窓のセキュリティを強化できます。

また、侵入窃盗対策なら防犯カメラの設置もおすすめです。センサーライト付きのカメラなら、泥棒が犯行に及ぶまえにライトで威嚇できます。

ALSOKのホームセキュリティは、住まいを24時間365日見守るセキュリティサービスです。不審者の侵入を感知し異常がある場合は、全国の待機所からガードマンが駆けつけます。室内面格子、防犯ガラス、補助錠とあわせて導入することで更に安心です。

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