防犯フィルムとは?その効果やメリット・注意点を解説
防犯フィルムを貼ることは、窓から泥棒が侵入するのを防ぐ対策のひとつです。防犯フィルムは、窓ガラスを替えなくても後から簡単に施工できる、 自分でも貼れる、といったメリットがあるため、手軽にできる防犯対策といえるでしょう。この記事では、防犯フィルムの効果やメリット・注意点などを詳しく解説します。 防犯フィルムを導入しようか検討している方は、ぜひチェックしてください。
防犯フィルムにはどんな効果がある?2つの効果を解説
まずは防犯フィルムの効果を確認しておきましょう。ここでは、窓ガラスに防犯フィルムを貼ることで得られる2つの効果を解説します。
1泥棒の主な侵入経路「窓」の防犯性を高められる


泥棒や空き巣が住宅に侵入するとき、一番狙われやすいのは窓です。警視庁によると、平成30年に発生した空き巣被害のうち、窓から侵入された割合は56.8%、玄関などの出入口から侵入された割合は43.2%でした。[注1]
玄関ドアのピッキング対策をしたり、ツーロックにしたりする家庭も増えたことから、より侵入しやすい窓が狙われているのです。
また、空き巣が一戸建住宅に侵入する際の手段別割合は、以下のとおりです。
- ・ガラス割り:53.3%
- ・無締り:33.5%
- ・施錠開け:5.9%
- ・ドア錠破り:3.2%
- ・その他:4.1%
- [注2]
しっかりと鍵をかけていても、通常のガラスであれば簡単に割られ、手を入れてクレセント(窓ガラスの鍵部分)を外されてしまいます。ガラスを割って侵入されるケースが最も多いため、窓ガラスの防犯性を高めることは重要といえるでしょう。 窓ガラスの内側から防犯フィルムを貼っておけば、防犯性能は大幅にアップします。金属バットで叩いてもガラスが割れないほどの性能をもつフィルムもあるため、ぜひ早めに対策しておきましょう。
2ガラスを割るときに泥棒が嫌がる「音」が出る
近所の人に目撃される可能性があるため、泥棒は侵入時に大きな音が出るのを嫌がります。窓に防犯フィルムを貼っておけば、大きな音が出るほど強打しないとガラスを割れないため、泥棒が侵入を諦めやすくなるでしょう。
侵入に時間がかかるのも、泥棒が嫌がる要素のひとつです。警視庁によると、侵入に5分以上かかると約7割の泥棒が諦めます。[注3]
防犯フィルムが貼ってある窓は簡単には割れないため、泥棒が諦める可能性が高いといえるでしょう。
窓に防犯フィルムを貼ることの3つのメリット
防犯フィルムには、さまざまなメリットがあります。順番に詳しく見ていきましょう。
1手軽に防犯対策ができる
窓の防犯対策としては、防犯カメラを設置することや防犯性の高いガラスに交換することなどが挙げられますが、費用と手間がかかってしまいます。防犯フィルムであれば現状の窓ガラスに貼るだけなので、比較的安い費用で手軽に防犯対策ができます。
2ガラスの飛散による二次被害を防げる
窓に防犯フィルムを貼っておけば、地震などの災害でガラスが割れた場合でも飛散しません。ガラスを踏んで怪我をするという二次被害を防げることも、防犯フィルムのメリットといえるでしょう。内側からフィルムをはがせば窓ガラスを割って脱出できるため、万が一の場合でも安心です。
3普段の生活に役立つ機能もある
防犯フィルムには、さまざまな種類があります。不透明で室内の目隠しになるタイプ、虫除け機能があるタイプ、UVカット機能があるタイプなどを使えば、防犯性能だけでなく普段の生活に役立つ効果も得られます。
防犯フィルムを自分で貼る際の3つの注意点


防犯フィルムの施工をプロの業者に依頼すると、安心ではありますが費用もかかってしまいます。簡単に貼れるタイプの防犯フィルムもあるため、手軽に防犯対策をしたい場合は、自分で購入して貼ってみるのがおすすめです。
ただし、防犯フィルムの貼り方を間違えると、防犯性能が発揮されない可能性もあります。防犯フィルムを自分で貼る場合は、次の3つのポイントに注意しましょう。
1防犯フィルムのサイズはA3以上を選ぶ
防犯フィルムのサイズが小さすぎると、フィルムが貼られていない部分を割られ、手を伸ばして外から鍵を開けられる可能性があります。窓ガラス全体に貼るのがベストですが、鍵の周辺のみに貼る場合は最低でもA3サイズ以上にしましょう。
2貼る前にガラスの汚れを落とす
防犯フィルムを貼る前に、ガラスの汚れをしっかり落とすことも重要です。ほこりなどが付いていると、防犯フィルムがガラスに密着せず、すぐに剥がれてしまったり、防犯性能が低下したりする可能性があります。スプレーや中性洗剤などでガラスをきれいにしておきましょう。
3ガラスと防犯フィルムをしっかり圧着する
専用液を使って防犯フィルムを貼り付けた後は、しっかりと圧着しましょう。スクイジーなどを使って防犯フィルムの上から擦るようにし、余分な液や空気を防犯フィルムの外に押し出します。全体的にしっかりと圧着することで、防犯性能も高まります。
ただし、施工液が乾燥するまでは防犯効果が発揮されないため注意も必要です。一般的には1ヵ月程度の養生が必要となるため、その期間の防犯には注意しましょう。
防犯フィルムを選ぶときの2つのポイント
さまざまな防犯フィルムがありますが、適当な製品を選ばないと窓の防犯性能はアップしません。以下2つのポイントに注意して選びましょう。
1防犯フィルムの厚みを確認する
防犯フィルムの厚みは「ミクロン」という単位で表されます。200ミクロン程度の防犯フィルムでは、せっかく貼ってもすぐに破られてしまうため注意が必要です。350ミクロン程度の厚みがある防犯フィルムを選ぶようにしましょう。
2施工が簡単な防犯フィルムを選ぶ
自分で防犯フィルムを貼る場合は、施工が簡単なものを選ぶことが大切です。手順が難しいとうまく貼れずに、防犯性能が発揮されないケースもあります。自宅にある道具だけで施工できる製品もあるため、貼り付け方法もよく確認してから購入しましょう。
防犯フィルムを貼って窓の防犯性能を高めよう!
泥棒の半数以上は窓から侵入しているため、窓の防犯性能を高めることは非常に重要です。防犯フィルムなら、現状の窓ガラスに貼るだけですので手軽に防犯対策を行えます。自分で貼れるタイプの製品も多いため、ぜひ早めに対策しておきましょう。
鍵周辺のガラス面を強化したいなら、ALSOKの「ガラスマン」もおすすめです。厚さは360ミクロンですので、十分な防犯性能を期待できます。水や中性洗剤などを使って自分で簡単に貼れますので、費用をかけずに防犯対策をしたい方はぜひ試してみてください。
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