車上荒らしに遭わないための対策

治安 2020.12.04

警視庁が公表している「自動車盗の発生状況(令和元年中)」の資料によると、令和元年の都内における自動車窃盗発生件数の推移は平成27年の359件から減少傾向にあり、令和元年で122件まで減少しています。

ただ、それでも車上荒らしが根絶したわけではありませんので、車を所有している人は引き続き警戒する必要があるでしょう。そこで今回は、車上荒らしの手口から、車上荒らしに遭わないための対策などを紹介します。

車上荒らしの犯行目的・手口

車上荒らしの手口
車上荒らしの手口

車上荒らしの主たる犯行目的は、高額で売れるものを盗み出すことです。実際に車上荒らしが狙うのは「エアロパーツ」を中心に「カーオーディオ」「カーナビ」「ETC車載器」「アルミホイール」といったものがメインです。

他にも犯罪が見つかるのを恐れる犯人は、短時間で盗めるものとして「車内の小銭」や「ゴルフ道具」「小物類」も対象とします。

車上荒らしは金目になるものを盗むためには手段を選ばないため、犯行手口がかなり横暴で荒々しいのが特徴です。犯人によってはまず車を盗み、それから金になりそうなものを盗むといった大胆な手口を使うこともあるようです。では具体的にどのような手口で犯行に及ぶのかを紹介します。

窓ガラスを割って車内に侵入

窓ガラスを割って車内に侵入する方法は、車上荒らしの中でも最もスタンダードな手口と言えるでしょう。

窓ガラスの中でも主に三角ガラスを割る手口が主流と考えられており、その理由は割れても目立たず、大きな音が出ないという点にあります。窓ガラスさえ割ってしまえばドアの鍵を開けることも容易になるため、車上荒らしにとっては最も好都合なのです。

また、犯人によっては、車のキーがなくとも鍵穴や配線を細工してエンジンをかけてしまう場合があります。そういった場合は、上述したように一度車ごと盗み、人目に付かない場所に移動して犯行に及ぶことがあるのです。

防犯のために強化ガラスが使われている車が多いものの、窓が完全に閉まっていなかったりすると、ガラスの強度が落ち、叩けば割れる仕組みになっている場合が多いです。強化ガラスだから安心というわけではないので、注意しましょう。

リレーアタック法

スマートキーは、近年販売されているほぼすべての車に搭載されている機能です。その仕組みは、離れた場所やポケットの中からでも車のロックをはずすことができるものであり、製品によってはエンジンスタートもできるとても便利な機能と言われています。

ただそんな便利な機能を逆手に取った手口が、車上荒らしの中で編み出されているのです。その方法が「リレーアタック法」という方法です。この方法は窓ガラスを割る手口とは異なり、1人ではなく複数人で行うことが多いのが特徴です。具体的に以下の方法で行なわれます。

  • 1人が、ターゲットとなる車の運転手のスマートキーに近づく
  • 他の1人が受信用の装置で電波を受け取り、電波を増幅させて周りの仲間に送信する
  • 増幅させた電波をもとにターゲットとなる車に近付く
  • 電波を使って鍵を解除した後、犯行を開始する

このリレーアタック法の特徴は、電子的にスマートキーをコピーし、セキュリティシステムを無効にしてしまう点にあります。セキュリティシステムが無効化されてしまえば、車の盗難でさえも容易にできてしまうため、かなり厄介なのです。

リレーアタックをはじめ、さまざまな方法で盗まれた車は、足が付かないように解体した状態で販売したり、海外に輸出してしまったりするケースもあります。

車上荒らしにあったときの対応

万が一、車上荒らしの被害に気付いた場合、まずすべきことは警察への通報です。その後、何を盗まれたかを確認し、クレジットカードなどが盗難の被害されている場合は、カード会社に連絡をしましょう。

警察への通報

まず行うことは警察への通報です。動揺しているかもしれませんが、1秒でも早く警察に通報することで犯人の逃走を防ぐことができるかもしれません。捕まる可能性を少しでも高くするためにもとても重要です。

警察への連絡が終わった後も証拠保全のため、車両に入ることは避けた方がよいでしょう。犯人につながる手掛かりを消す行為になりかねません。

盗まれたものの確認・手続き

警察の検分が終わった後は、盗まれたものを確認しましょう。中でもまず確認するべきなのが、クレジットカードやETCカードの類です。これらは盗難後に不正利用される可能性があるので、カード会社に連絡をして利用停止の申請を行なってください。

またこの時、利用停止をした時刻を覚えておき、盗難にあってから利用停止するまでの間に利用されていないか履歴を確認することも大切です。この確認によって、犯人の行動がつかめるかもしれません。

車両保険に関する手続きを行う

車を購入する際に任意保険の「車両保険」に加入している場合は、車の破損部分に対して保険金が支払われます。車ごと盗まれる事態を除く車上荒らしの場合は、車両のどこかを破損させた状態で犯行に及んでいる場合がほとんどであるため、車両保険には加入しておいた方が良いでしょう。

ただ、車上荒らしの被害に保険を使用する場合、契約内容によっては警察署への被害届提出が必要な場合があります。万が一申し出ていないと保険金が支払われないケースも考えられるため、被害届は必ず出しておきましょう。

また、任意保険の中の「手持ち品(身の回り品)特約」といった特約を付帯していた場合は、車両破損部位の他に、カーナビやその他持ち物の損害や盗難についても保険金が支払われる可能性があります。どのような車両保険を契約したのかをしっかり確認し、申請するようにしましょう。

車上荒らしに対する防犯策

車上荒らしに対する防犯策
車上荒らしに対する防犯策

車上荒らしに遭わないためには、犯行に及びにくい車を目指すことが大切です。以下の方法は最低限取り入れるようにして、少しでも犯罪に巻き込まれないようにしましょう。

イモビライザー搭載の車を選びリレーアタック対策を行う

上述したように、現代の車にはイモビライザーがほぼ搭載されています。イモビライザーのセキュリティをかいくぐってしまう犯行方法もありますが、搭載されている車とされていない車では、犯行対象として選ばれる度合いが変わるはずです。

なお、リレーアタックの対策法は、微弱な電波を遮断するという方法で犯行を防ぐことができます。リレーアタックを防止するグッズはいろいろとありますが、スマートキーを金属の容器で保管するだけで犯行を防げますので、ぜひ試してみてください。

車庫に防犯カメラを取り付ける

車上荒らしや盗難などの犯罪が起こりやすい場所としては、主に路上が挙げられますが、自身の家の車庫も決して例外ではありません。車庫に防犯カメラを設置するのも良い方法と言えるでしょう。

特に人通りが少なく死角になりやすい場所に車庫があると、それだけで狙われる危険性が高くなります。万が一被害にあったときのことまで考える上でも、防犯カメラは非常に有用なはずです。

ロックは必ずかける

「ちょっと離れるだけだから大丈夫だろう」「目の届くところにいるからロックしなくても平気だろう」という考えが、車上荒らしや盗難に遭うリスクを高めます。

車上荒らしや盗難の犯人はちょっとした隙をついてくる可能性があるため、ロックは必ずしておきましょう。基本中の基本を徹底できてこそ、初めて犯行を防ぐ一手になることを忘れないようにしましょう。

車上荒らしや盗難に遭わないために日頃から対策を

車上荒らしや盗難の件数が年々減少傾向にあるとはいえ、それは決して「対策を取らなくてもよい」というわけではありません。いざ車上荒らしや盗難にあったときの被害額は大きいものです。

保険に加入していなければ補償が受けられないため、なおさら日頃から対策を意識しましょう。車を持っている以上、対策はセットで考えておくことが大切です。

死角になりやすい場所に駐車スペースがある場合、有用なのは防犯カメラです。ALSOKでは、さまざまな種類・メーカーの防犯カメラを取り扱っておりますので、まずはお問い合わせください。

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