空き巣被害に遭った場合の保険での補償について

防犯2021.03.31

空き巣被害に遭うと大切な家財を失ううえ、修理代などがかかります。しかし、空き巣被害を補償する保険に加入していれば、補償されるかもしれません。本記事では、空き巣被害に遭ったときの保険手続きの流れと保険に加入するときに確認すべきポイントについて解説します。

住人のいない隙を狙って盗みをはたらく空き巣。その被害はいまだに衰えることはありません。大切な家財が盗まれ、場合によっては家屋が破壊され、思わぬ出費になってしまうことも。

そんなときに加入している保険で補償されれば、大きな助けになるでしょう。今回は、空き巣被害と保険について解説します。

住宅侵入による窃盗件数は減少傾向にあるものの、油断は禁物!

警察庁が公表している「令和元年の刑法犯に関する統計資料」によると住宅侵入による窃盗の認知件数は以下のようになっています。[注1]

侵入窃盗 うち住宅対象 侵入窃盗全体からみた割合
平成27年 86,373件 46,091件 およそ53.3%
平成28年 76,477件 39,249件 およそ51.3%
平成29年 73,122件 37,027件 およそ50.6%
平成30年 62,745件 31,505件 およそ50.2%
令和元年 57,808件 28,936件 およそ50.1%

上の表からわかるとおり、「侵入窃盗」の認知件数は減少傾向にありますが、過去5年おいて最低の発生件数であった令和元年であっても、1日約158件も発生しているという計算になります。このことからいまだに侵入窃盗は多く発生しており、決して油断できない状況であるといえるでしょう。

空き巣被害に遭ったときの対応

空き巣被害に遭ったときの対応
空き巣被害に遭ったときの対応

もし空き巣被害に遭ってしまったら、どのように対処すればよいのでしょうか。

以下は、空き巣被害に遭ったときにやるべきことを順番に並べています。

1警察へ通報し、外で待機!

空き巣の被害に遭ったことが判明したら、まず警察に通報してください。

何よりも身の安全を確保することが先決です。警察が到着するまでは外で待ちましょう。住宅内の被害を把握することも大切ですが、もしかしたら犯人が室内や近くにいて、様子を伺っている可能性も否定できません。

また、荒らされていた室内やベランダや庭は絶対に片付けないようにしましょう。犯人につながる手がかりを消してしまう恐れがあります。

2カード類の盗難被害を確認

警察が到着し、家の中の安全が確保されたら、まずは室内に保管していたクレジットカードやキャッシュカードが盗まれていないかを確認してください。

盗まれていた場合は、すぐにそれぞれの銀行やクレジットカード会社などの金融機関に連絡をしてカードの使用を停止させましょう。不正引き出しや不正利用を未然に防ぐだけでなく、犯人の使用履歴を追う手がかりにもなります。

3大家もしくは不動産会社への連絡

クレジットカードやキャッシュカードの利用停止が完了したあと、賃貸住宅にお住いの場合は、大家さんや不動産会社に空き巣の被害にあったことを連絡しましょう。空き巣が侵入する際に破壊した窓ガラスやドア、そのほかの部位の修繕の手配をお願いしましょう。

また、もし犯人がスペアキーを用いて侵入した場合は、すぐに不動産会社に鍵を変えてもらうように伝えましょう。空き巣の再犯を未然に防ぎ、自身の身を守ることにもつながります。

なお、鍵はディンプルキーなどピッキングされにくく防犯性の高い形状を選べばより安心です。

4保険に入っていれば、保険会社か代理店へ連絡

総合補償タイプの住宅総合保険(保険会社により商品名が異なります)、家財保険(賃貸住宅向けの火災保険商品)及び動産総合保険(特定の動産を保険の対象とする保険商品)では、空き巣による盗難被害に遭った際の損害が補償されます。不測の事態に遭う前にまずは、ご自身が契約されている保険商品に盗難の補償があるか、被害に遭った際に原状回復するための補償(損害保険金)が得られるかを代理店に確認してもらいましょう。

空き巣被害に遭ってしまったら速やかに警察に被害届を出してください。最初に警察を呼んでいれば、後は警察の指示に従いましょう。被害届が受理された後、保険会社または代理店に連絡し、保険金請求の手続きを進めることになります。

しっかり補償(損害保険金)を受けるためには保険の内容を事前に確認する

補償をしっかりと受けるための大事なポイントは、補償内容を理解することと保険金額を正しく設定することです。補償内容はパンフレットや重要事項説明書を確認するだけでなく、代理店の説明をよく受けることが肝要です。また、家財の保険金額は家族構成、物の値段や種類により異なりますので、定期的に見直されることをお薦めします。なお、宝石貴金属、現金・有価証券の補償に関しては、事前に代理店に照会してください。

オートバイや自動車は補償対象外

侵入窃盗によって、早期排気量が125ccを超えるオートバイや自動車を盗まれてしまった場合、補償の対象外となることが一般的です。侵入窃盗による自動車の盗難は車両保険で補償されます。バイクの盗難補償については、バイク販売店か代理店にご確認ください。

また、自転車や原付自転車の盗難被害については、家財を保険の対象とする火災保険で補償されるケースがあります。ただし、補償対象となるのは自宅や自宅マンションの駐輪場に停めていた場合などのように、条件が設定されていることが一般的です。

空き巣被害に遭わないための防犯対策

ここまでは実際に被害に遭った場合の話でしたが、被害に遭う前に未然に防ぐことも大切です。

空き巣被害に遭わないためにまず必要なのは「セキュリティの強化」です。ポイントは家の中も外も同じように強化すること。どちらもできて初めて防犯対策が徹底されていることになります。

以下のような方法をぜひ取り入れてみてください。

1窓に防犯対策をほどこす

空き巣の侵入経路のひとつになっている窓への対策は必須です。

設置されているガラスの種類とそれぞれの対策すべき理由を以下の表にまとめました。いずれのガラスも防犯性を高めるためには、「防犯合わせ複層ガラス」への変更を検討してみましょう。防犯合わせ複層ガラスは、官民合同会議にて防犯性の高い建物部品と認められており、侵入までに5分以上かかることが期待できます。ガラス取替の時間がないという場合は、防犯性能試験を通過したことの証である「CPマーク」が付いた防犯フィルムの導入がおすすめです。

ガラスの種類 対策するべき理由
フロートガラス 一般的なガラスで防犯性は期待できない
網入りガラス 割れても破片が飛び散らないように作られたガラスで、防犯性は期待できない
強化ガラス フロートガラスよりも3〜5倍の強度を持つが、鋭利な鈍器で衝撃を与えられると簡単に割れてしまう
複層ガラス 1枚の強化ガラスやフロートガラスよりもガラス破りに手間はかかるものの、防犯性は期待できない

2人に感知するセンサーライトやカメラを設置する

設置している場所を人が通ったときに反応し、光を照らすセンサーのことです。主に出入口や窓の付近の建物外周に装着します。

明かりが点くことで人がいることが分かりますし、空き巣も驚いて退散する可能性が高くなります。防犯カメラとあわせて設置することで、空き巣被害のリスクを減らすことができるでしょう。センサーライトであれば、2,000円ほどから販売されています。

3ドアや窓に補助錠を設置する

ドアや窓についている鍵が1つの場合、空き巣の被害を受けやすくなります。たとえば窓についているクレセント錠は、窓ガラスを割った箇所から室内に手を伸ばせば簡単に解錠されてしまいます。

ドアに関してもサムターン回しやピッキング、ドアのこじ破りなど、さまざまな方法で侵入されるケースが後を絶ちません。必ず各窓とドアに2つ以上は鍵を設置しておきましょう。

空き巣被害に遭っても慌てないことが大切

空き巣被害は未然に防ぐことが一番ですが、もし被害に遭ったとしても慌てずに一つひとつ対処していくことが大切です。ガラス破りをはじめとした侵入の痕跡があれば、まずは警察へ連絡し被害届を届け出ます。

補償の手続きは、キャッシュカードの停止や免許センターへの連絡などが済んでから行ないましょう。

ALSOKでは、一般的な戸建て住宅や空き家におすすめの「ホームセキュリティ Basic」や長時間の不在に特化した「HOME ALSOK るすたくサービス」など、さまざまな状況に対応できるセキュリティシステムをご用意しております。

24時間365日体制で住まいの安全を守る、安心の警備・サービスです。

防犯

この記事に関連する商品

ホームセキュリティBasic
お買い上げプラン
月額費用3,850円(税込)
  • 一般的な戸建住宅や空き家にお勧め
  • 24時間365日の徹底警備。緊急時にはガードマンが現場に急行
  • 設置も操作も簡単。お手頃価格で家計も警備も安心
HOME ALSOK アルボeye
カメラ稼働式
月額費用2,750円(税込)
  • 自宅内に設置したカメラの映像をスマホでいつでも確認!
  • もしもの際はメールで異常を通知+ガードマンが駆けつけ
  • お子様の帰宅のお知らせ、ご高齢者様の見守りなどの利用にも