高齢者とのコミュニケーションで気を付けること

高齢者・介護 2020.11.20

日本は高齢化社会といわれて久しく、介護職や看護職に就いていなくても、両親や祖父母といったように高齢者と接する機会が多くあります。

高齢者とのコミュニケーションは、大きな声ではっきりと発声するといったように、親族であっても気を配る必要があります。
今回は、高齢者と一緒に過ごすご家族に向け、高齢者とのコミュニケーションの重要性と円滑なコミュニケーションにつながる会話方法を解説します。

高齢者とのコミュニケーションは、個性を知り協力し合うために重要

高齢者とのコミュニケーションの重要性
高齢者とのコミュニケーションの重要性

日本の総人口は平成30年10月1日の時点で1億2,644万人、そのうち65歳以上の人口は3,558万人で28.1%を占めています。この割合は今後も増え続けると予想されており、2036年には3人に1人が、2065年には約2.6人に1人が65歳以上となるといわれています。[注1]
そんななかで高齢者の介護に携わる介護士や看護師だけでなく、高齢者の家族にも高齢者と円滑にコミュニケーションを取ることが求められています。
では、高齢者とのコミュニケーションがなぜ重要なのか、2つの理由を考えてみましょう。

1コミュニケーションによって高齢者の個性を知る

コミュニケーションは人間関係を構築するために非常に重要です。高齢者と接する場合には、相手を介護の対象と見るのではなく対等な個人として扱う必要があります。
高齢者にも個性があり、すべての人に対して同じ介護の方法で対応できるわけではありません。高齢者の方にとってうれしい方法、お気に入りの方法があるなら、日々のコミュニケーションを通じてその方法を知る必要があります。
高齢者が家族であってもそれは同じで、今日の体調や気分についてよく話し合うことで、お互い気持ちよく過ごせるよう協力し合うことができます。介護する側もされる側もストレスを軽減するためには、日々のコミュニケーションが不可欠なのです。

2コミュニケーションによって協力し合える

確かに高齢者は助けを必要とすることはありますが、全てを家族や介護者に頼っているわけではありません。たとえば身体の向きを変えたり、腕や足を上げたりと、可能な範囲で協力してくれることも多いでしょう。
高齢者からの協力を得るためにも、コミュニケーションは非常に重要です。介護者の側が高齢者にどんな動きをしてもらいたいのかを上手に伝えられれば、もっとスムーズに介護が行えるようになるだけでなく、互いの信頼感も高まり良好な関係を築けるでしょう。

高齢者と円滑に会話を行う3つの方法

高齢者と円滑に会話を行う3つの方法
高齢者と円滑に会話を行う3つの方法

高齢者と円滑に会話を行うための3つの方法をご紹介します。
いくつかのポイントを押さえておくと、これまでよりも一層コミュニケーションが図れることに気づくでしょう。

1落ち着いた声でゆっくり・はっきり話す

重要なポイントの1つは、落ち着いた低い声で話すというものです。
高齢者は高い音が聞こえにくくなる加齢性難聴(老人性難聴)になっていることが多いため、低い声の方が聞き取りやすくなります。とくに60代以上になるとこの傾向が顕著になっていきます。
そのため高齢者と話す際には、できるだけ落ち着いた低い声で話すことを心がけましょう。声の高い女性の方は少し苦労するかもしれませんが、大きな声を出すよりは低い声を出したほうがコミュニケーションを取りやすくなるでしょう。
早く話すと聞き取れないことが多いので、ゆっくり、はっきり話すことも重要です。話者の顔が見える位置で話すよう心がければ、高齢者の方も口の動きを見て、話している内容を理解できるでしょう。

2聞き上手になる

高齢者とのコミュニケーションに限らず、聞き上手になることも重要です。誰でも自分の話をよく聞いてくれる人とは会話したいと思うものだからです。
高齢者の話に興味を持ち、しっかりと耳を傾ければ会話がより弾むようになるでしょう。相槌を打ったり相手の話を遮らない程度に質問したりすれば、高齢者の人柄やこれまで歩んできた人生などもよく知ることができ、その後の介護にいかせる可能性もあります。

話を遮るのはもちろんのこと、批判したり否定したりするのも避けましょう。高齢者は以前話したことを繰り返すことが多々あるものの、「その話はもう聞きましたよ」や「その後○○になったのですよね」など、話の腰を折らないように注意しましょう

3声の調子や仕草に注意する

アメリカの心理学者アルバート・メラビアンは、他者とコミュニケーションを取るとき3つの情報から相手を判断すると仮定し実験を行いました。

実験の結果、言語情報(会話の内容)が相手に与える影響はわずか7%。一方で口調や話の早さといった聴覚情報は38%、表情やジェスチャーから得られる視覚情報は55%もの影響を与えることが分かりました。

高齢者のコミュニケーションにおいては、優しいまなざしや目線を合わせること、手を握ってあげることも必要かもしれません。こうした非言語コミュニケーションを心から実践することで、より円滑なコミュニケーションが可能となるのです。

なかなかコミュニケーションが取れない場合

とはいえすべての高齢者がおしゃべり好きというわけではありません。ときにはなかなかコミュニケーションが取れない場合もあるでしょう。

その場合の2つの対処法について見ていきましょう。

1介護者が自分のことを話す

もし高齢者の方がなかなか話をしてくれない場合には、介護者側が話題を提供します。とくにコミュニケーションは取りたいけれど恥ずかしくて話せないという高齢者の方に対しては、この方法が非常に効果的です。介護者が自分の身の上話や出身地の話をすれば、徐々に会話が増えていくかもしれません。

しばらくして信頼関係が築けてきたと感じたら、少しずつ質問して高齢者の好みや生い立ちなどの情報を得ることもできるでしょう。

2沈黙に慣れる

一方で認知症やうつ病などの影響で会話するのが難しい、脳梗塞などの疾病によって会話ができない高齢者の場合、介護者の方が話し続けるとストレスを感じさせてしまう恐れがあります。

そのようなケースでは無理に話し続けようとはせず、2人でただ時間を共有するだけでよいかもしれません。沈黙が苦手という方にとっては大変ですが、焦らず徐々に沈黙に慣れるようにしましょう。

もちろん言語によるコミュニケーションが図れなくても、非言語的コミュニケーションは非常に有効です。微笑みかけたり背中をさすったりして高齢者を思いやっていることを伝えられれば、会話がなくても信頼関係を築いていけるでしょう。

円滑なコミュニケーションで高齢者を温かく見守る

高齢者の方にも、コミュニケーションを取るのが得意な方や不得意な方がいます。

それぞれの個性をよく理解したうえで、高齢者一人ひとりに合ったコミュニケーション方法を実践しましょう。そうすれば高齢者の方も気持ちよく毎日を過ごせるはずです。

一方で介護は介護者が一人に抱え込んでしまい疲弊する傾向にあります。厚生労働省の調査によれば、親や親族を介護する家族介護者の63.7%が精神的負担を感じているとされています。

このような事態に陥らないためにも、介護者が一人で抱え込むのではなく、自治体や民間の介護サービスを利用してみてはいかがでしょうか。[注2]

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