子どもを事故から守るために親が注意すべきこと

子ども 2020.03.27(2023.09.01更新)
子どもを事故から守るために親が注意すべきこと

小さな子どものいる家庭では、子どもの行動を四六時中注視し、安全に気を配っていることでしょう。とはいえ、子どもの行動は予測不可能なことも多く、ちょっと目を離したスキに不慮の事故に遭うことも珍しくありません。子どもの事故を防止するためには、親の目が届かないときも安全安心な環境を整えておくことが最大のポイントです。そこで今回は、幼児期に起こりやすい事故とその対策について解説しましょう。

目次

子どもの死因の上位3位に「不慮の事故」

2022年の子どもの死因上位5位

※1 出典:厚生労働省「令和4年(2022)人口動態統計月報年計(概数)の概況」の「死亡数・死亡率(人口10万対),性・年齢(5歳階級)・死因順位別」により作成。

※2 乳児(0歳)の死因については「乳児死因順位に用いる分類項目」に基づく。

※3 死因名は次のように略称で表記している。
心疾患←心疾患(高血圧性を除く)
先天奇形等←先天奇形,変形及び染色体異常
呼吸障害等←周産期に特異的な呼吸障害及び心血管障害
出血性障害等←胎児及び新生児の出血性障害及び血液障害

厚生労働省の「2022年の人口動態統計」に基づいてまとめた資料によると、0歳、1〜4歳、5〜9歳、10〜14歳の4つの年齢層の死因いずれにおいても「不慮の事故」が3位以内に入っています。「不慮の事故」は1歳以上のすべての年齢層の子どもにおいて死因の1割を超えており、0歳においては割合こそ低いものの、人数にすると57人と決して少なくない数の子どもが亡くなっていることがわかります。5位までの死因をみると「不慮の事故」以外のほとんどは病気に関連するもので親が未然に防ぐことは難しいものですが、「不慮の事故」は対策を講じることで発生のリスクを軽減することができるものです。年齢ごとにどのようなリスクが存在し、どんな対策を講じればよいかを理解して、悲しい事故から子どもたちを守りましょう。

日常に潜む危険!月齢と年齢別で見る起こりやすい事故

ここではまず子どもに起こりやすい事故とその予防対策を、子どもの月齢・年齢別にみていくことにしましょう。

新生児

新生児期では、周囲の不注意による事故が大半です。とくに枕や布団・ベッドによる窒息事故が多いです。また、誤って上から物を落とす、赤ちゃん用簡易ベッドごと落下させてしまう、上の子が物を食べさせてしまうといったこともよく起こります。寝具による窒息予防には、硬めの布団を選び使用状態にも気を配ってください。落下事故を防止するため、赤ちゃんの周りには物を置かないように徹底するようにしましょう。赤ちゃんの移動時には、シューズなど足元が安定するものを履き、障害物がないか確認しながら慎重に歩きましょう。

1カ月~6カ月頃

この時期は、立ったり座ったりと体の動きが活発になってくるためベッドやソファからの落下事故が多く発生しています。親や周囲による不注意には、熱い離乳食やミルクでやけどをさせてしまう、入浴で熱い湯をかけてしまうといったルーティン作業でのうっかりが事故につながっています。落下防止のため、ベッドの柵は必ず上げておくこと、ひとりでソファや椅子に座らせないことを心がけてください。やけどを防止するためには、赤ちゃんを抱いたままで料理をしないようにし、風呂やシャワーは適温か手で確認してから使うようにしましょう。

7カ月~12カ月頃

この時期になると、歩行による行動範囲が広がるため、リビングやキッチンでの事故が多発するようになります。最も多いのが「誤飲・中毒症状・窒息」による事故です。好奇心旺盛で興味を持ったものは何でも口に入れるので、たばこや化粧品、アクセサリーなど小さなものを飲み込んだり、大人が食べる固いお菓子や豆、飴玉などを喉に詰まらせたりする可能性があります。暖房器具のやけどや扇風機による指・髪の毛の巻き込み、電気コードからの感電と危険のレベルも高くなってきます。
キッチンでは、炊飯器や鍋・コンロへの接触やポットのひっくり返しによるやけど、洗剤の誤飲で中毒を起こすこともあり目が離せません。その他にも、浴室や洗濯機内に落ちて溺れたり、ベビーカーや階段からの転落、玄関扉で頭や指を挟んだりと、行動範囲が広くなれば比例して子どもが事故に遭う回数も多くなってきます。
「誤飲・中毒症状・窒息」事故への対策としては、危険なものは手の届く範囲に置かないようにして、引き出しにはカギやストッパーをつけることを徹底するようにしてください。家電類はチャイルドロック機能がついたものが安心です。やけど予防のためには熱を発するものは手の届かない場所に置くようにして、飲み物や食べ物を倒しやすい端に置くことを避け、さらに転倒による怪我につながりやすい滑りやすいマット類は可能な限り使わないようにしましょう。階段や段差のあるところでは柵の設置や滑り止め対策を行い、扉の開閉にあたっては安全確認を確実に実施し、入浴は終わるまでそばを離れないようにして、浴室には湯を残さないようにしてください。

1歳~4歳頃

この年齢になると、事故の内容も室内から室外へと変わってきます。最も懸念されるのが子どもの交通事故です。駐車場や駐輪場での出入り、道路の横断時・飛び出しに要注意です。車内での転倒や熱中症も気をつけなければなりません。さらに道具を使った遊びが増えるので、危険も予測しにくくなってきます。ビニールプールで溺れる、花火やライターによるやけど、人形遊び中の誤飲など、実にさまざまなものが事故の原因となってきます。
対策としては、屋外では手をつないで一緒に行動すること、車移動ではチャイルドシートを着用させること、また、自転車移動では専用ヘルメットを着用させることを徹底させてください。ライターなど危険な道具類は子供が容易に操作できない工夫が施されたものを選び、出しっぱなしにせず引き出しなど手の届かない場所に保管しましょう。

ホームセキュリティを使って事故を未然に防ごう

日常生活の中には、子どもにとって事故につながる数多くの危険が潜んでいることがわかりました。しかし細心の注意を払っていたとしても、いつも未然に事故を防げるとは限りません。たとえば、親が寝ている間に子どもがひとりで起きだして、玄関の鍵を開けて勝手に家の外に出てしまったり、窓の鍵を開けてベランダに出てしまったり、ということも十分に考えられます。
このような事態の時にホームセキュリティを導入していれば、大事に至る前に対応することが可能となります。ホームセキュリティを在宅警備モードにしておけば、窓や玄関扉を子どもが勝手にあければアラームが鳴りすぐに知らせてくれるため、親が気づかないうちにベランダや外に出てしまうリスクを回避することができます。

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