一口に「介護ストレス」といっても、介護者にはさまざまなストレスがあります。まず、介護に対する不安がもたらすストレスです。介護は、突然の病気や怪我などによって急に始まることも珍しくありません。そのため、「これからどうしたらいいの？」という漠然とした不安が、本人はもちろん家族のストレスになります。とくに、親と離れて暮らしている家族の場合はすぐに駆けつけることができないため心配が尽きません。
さらに、同居して介護をする場合はストレスだけでなく身体的な疲れ、いわゆる介護疲れもあります。腰痛や寝不足などの介護疲れは、介護をする親の介護度によってそれぞれです。介護疲れの中には精神的な疲れもあるため、介護をする人が介護鬱になることも少なくありません。

まず、親に介護が必要かも？と感じたら、各自治体の介護保険窓口に問い合わせをしましょう。条件を満たすと要介護認定を受けることができます。介護ストレスをためないためには自分一人で抱え込まず、家族を頼ったり介護サービスを利用したりすることが大切です。介護に対する不安を誰かに相談するだけでも楽になります。

一方、既に在宅介護を行っている場合は、「自分で介護をしない」という方法も選択肢のひとつです。たとえば、公的サービスだけでなく民間サービスの利用を検討するのもよいでしょう。公的サービスは介護度によって利用の制限があったり、限度額が設けられたりしますが、民間サービスなら使いたいだけ使えるというメリットがあります。公的サービスに比べて予約が取りやすい傾向にあるため、困ったときに利用しやすいのも嬉しいポイントです。

ALSOKには、介護ストレスや介護疲れを軽減するサービスがいろいろあります。
まず、離れて暮らす親が心配でストレスを感じている人には「HOME ALSOKみまもりサポート」がおすすめです。ボタンひとつでALSOKのガードマンが駆けつけてくれたり、ALSOKヘルスケアセンターに健康相談ができたりします。24時間365日、いつでもサポートしてくれるため一人暮らしの親も安心です。

また、在宅介護をしている介護者が家事や介護から離れられる「HOME ALSOKハウスサポート」というサービスもあります。掃除や買い物等の家事サービスはもちろん、食事介助や入浴介助などの介護サービスを受けることも可能です。

そのほか、自宅内にカメラを設置し外出先から様子を確認できるサービス「HOME ALSOKアルボeye」もあります。スピーカーがついているので、必要に応じて対象者に声をかけられるのもポイントです。さらに、温度センサーがついていて部屋の温度も遠隔地からモニターすることができるので、暑さを感じにくい高齢の親に「すぐ冷房をつけて」と電話をすることもできます。見守り中に何かあった際にガードマンの駆けつけが依頼できる安心サービスです。

在宅介護を無理なく続けるために、時には介護者の息抜きも必要です。
ALSOKには、通所介護（デイサービス）や訪問介護（ホームヘルパー）などの介護サービスもあります。サービス利用時はやりたいことに集中できるので、介護者のストレス解消につながります。

介護には、ストレスや介護疲れが付きものです。しかし、自分一人で頑張る必要はありません。ストレスや介護疲れを軽減するには、いろいろなサービスを試してみることが大切です。ときには、介護サービスを利用して思いきり息抜きするのもよいでしょう。
ALSOKには、介護の不安や疑問を相談できる窓口があります。気になる人は、一度相談してみてはいかがでしょうか。