共働きでも安心!安全対策バッチリの子どもへの鍵の持たせ方

小学校に入学したころは学童保育に通っていても、中学年や高学年になると学童保育に行かない子が増える傾向にあります。ただ、小学生の子どもに鍵を持たせるのは安全面での不安がつきもので、紛失してしまわないかを心配する親が多いようです。しかし、鍵の持たせ方のコツをマスターすると、親も子どもも安心することができます。今回は、子どもへの鍵の持たせ方を紹介します。
鍵はどうやって持たせるといい?
鍵の持たせ方にはさまざまな方法があります。
1. ランドセルの外側のフックにつける | オススメ度 ★ |
メリット:鍵を取り出しやすく家の鍵が開けやすい。 デメリット:なくしてしまう可能性が高く、鍵がいつも見えていることで防犯上の心配もある。 |
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2. ランドセルの内側のポケットに収納する | オススメ度 ★★ |
メリット:紛失の心配が少ない。 デメリット:ランドセルを開けて取り出さなければならず、家の前でごそごそしていると留守だということが一目で分かる。 |
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3. ランドセルの肩ベルトにつける | オススメ度 ★ |
メリット:使いやすい。 デメリット:外側のフックと同じくなくしてしまうことが多い。 |
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4. ネックストラップにつける | オススメ度 ★ |
メリット:肌身離さず持っていられて安心。 デメリット:遊んでいるうちに首に巻き付いてしまう可能性もある。 |
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5. ベルト通しなどにつけ、ポケットにしまっておく | オススメ度 ★★★ |
メリット:鍵がポケットに入っていることから使いやすく、紛失の可能性が低い。鍵を持っていることも分かりにくいのがメリットです。 デメリット:体育の授業などで着替えるときには体から離れてしまうのが難点。ただ盗まれたり外したりしない限りは鍵をなくすことはないのでおすすめ。 |
ここがポイント!鍵を渡すときに子どもに教えるべきこと
子どもに鍵を渡すときには、鍵の重要さを理解させる必要があります。鍵はドアを開けるためのものではありません。家の中にある大切なものを盗まれてしまわないためや、見知らぬ人が家の中に入ってしまうのを防ぐことが目的です。そういった防犯上の重要性が分からないことには、鍵をどこかに置き忘れてしまうこともあるでしょう。また、小さい子どもの場合には、鍵を持っていること自体が嬉しくて、友達に見せびらかしてしまうケースもみられます。
鍵がどれほど大切なもので、なくすとどういったことが起こるのかは、しっかりと考えさせ、教えておくことが大切です。それに加えて鍵の開け方などといった扱い方もきちんと伝えます。鍵を開けるのにもたもたしてしまうと、この家には子どもしかいないことが分かり、押し入られてしまう可能性もあるでしょう。そのため、周りに誰もいないことを確認してから素早く鍵を開け、中には入ったら内側から鍵をかけることも忘れないように教えることが大切です。
子どもにひとりで留守番をさせるときのお約束を標語にまとめた「いいゆだな」を紹介しておきます。自宅内に貼っておくなどしてお子さんに徹底してもらうようにすると安心です。
また、昨今の新型コロナウイルスの感染拡大をうけて、当面の間はこれに手洗いを習慣づけるための言葉「洗おう手をしっかり」の「あ」を加えました。「いいゆだなあ」と覚えさせて手洗いの励行も加えておくとよいと思います。


鍵を持たせない方法も画期的!スマホで開けられる電子錠
どれだけ子どもに鍵の大切さを教え、防犯対策や紛失対策を施しても、不安だという人はいるでしょう。そういう場合には、鍵を持たせない方法もあります。玄関の鍵を電子錠に変えてしまうと、子どものスマホから簡単に鍵が開けられるようになります。両親が不在の家に子どもを下校させる場合には、スマホを持たせるケースは多いでしょう。スマホを使って鍵が開けられるので、鍵をなくす心配がありません。大人にとっても鍵が1つ少なくなるため、生活が便利になるといったメリットもありますが、スマホの充電切れや故障時にはご近所の方に頼る等、対応を決めておく必要があります。
もっと安心を求めるならホームセキュリティ
子どもが1人で下校するとき、下校途中に事故に巻き込まれていないかが不安になることもあるでしょう。また、子どもが1人で家にいるとき、不審者がこないか、火災が起こっていないかが心配という方もいます。そんな方にはホームセキュリティがあると安心です。ホームセキュリティを導入すると、子どもの帰宅をメールで知らせてくれ、不審者の侵入やガス漏れ、火災の発生などを自動で検知し、万が一の場合にはガードマンが駆けつけます。さらに、スマホで画像が見られるカメラを導入すると自宅の子どもの様子が確認できて安心です。