海外赴任が決まったら何から準備する?海外赴任やることリスト

海外赴任が決まったら何から準備する?海外赴任やることリスト

単身赴任 2021.03.26
海外赴任が決まったら何から準備する?海外赴任やることリスト

海外へ転勤する可能性のある仕事に就いている方なら、ご自身の海外赴任が決まったら何を準備すべきかなどを考えておかなければなりません。急ぎで準備が必要になることももちろん考えられますから、事前にやることリストをまとめておき、すぐ準備できる状況を作っておくと良いでしょう。
この記事では、海外赴任が決まったらやっておくことについて、赴任決定から実際に赴任するまでの時系列別準備なども含めてご紹介します。

海外赴任が決まったらやるべきこと

海外赴任が決まったらやるべきこと

海外赴任が決まり本人に伝えられるタイミングの目安は「赴任の3か月前」頃が多いといわれています。しかし職場によって異なる場合もあり、1か月前などに急遽伝えられることも珍しくありません。急ぎで準備が必要となる可能性も想定し、何をしたら良いかあらかじめ頭に入れておきましょう。

職場に確認し「自分でやるべきこと」を洗い出す

海外赴任となれば、国内の転勤よりも多くの準備が必要と考えられます。ただし、それらの準備・手続きの一部は職場がご自身に代わり行ってくれる場合もあるでしょう。まずは「職場がやってくれる準備」と「ご自身でやる必要のある準備」を詳しく確認し、分類しておきます。

住居関連の確認

海外に赴任するとなれば、お1人で渡航する場合も家族を連れて行く場合も渡航先での住まいが必要です。現地での住居は職場で用意してくれるのか、自身での転居手続きが必要なのかをまずは確かめておきましょう。

ALSOK

海外赴任チェックリスト

海外赴任チェックリスト

海外赴任が決まった最初のタイミングで、ご自身でのチェックが必要なことはあらかじめリストにまとめておきましょう。以下の項目をご参考に、ご自身で必要な項目を設定してリストを作ってみてください。

赴任先の周辺情報

渡航する国や都市の気候や生活環境、治安などを最初に確認します。ご家族と渡航する場合は教育環境なども確かめておきましょう。

生活費の計算やカードの準備

渡航先で実際に暮らすための生活コストがどのくらい必要なのか、手持ちのクレジットカードやデビットカードなどが使用できるのかを確認しましょう。ない場合は使えるものを準備しておき、渡航先で困らないようにする必要があります。

住まい・住居の手続き

職場が住宅を用意してくれる場合は不要ですが、ご自身での住居に関する手続きが必要であれば、早めに準備をしておかなければなりません。

保険や子どもに関すること

ご自身やご家族が入っている保険について、内容確認や手続き変更の必要性を確かめましょう。また、子どもの学校に関する手続きについても確認しましょう。

予防接種

渡航先の衛生状況によっては、渡航前に予防接種の必要があります。もし接種が必要な場合は「いつまでに、どの予防接種が必要か」を早期に確認しておきます。

携帯電話

携帯電話・スマートフォンは渡航先でも必須の生活インフラです。現地で使用する携帯電話を職場が用意してくれる場合もありますが、そうでない場合は現地で使用可能なものを調達する必要があります。

自宅の管理

単身者の方やご家族と渡航される方の場合は、現住居が赴任期間中空き家となります。自宅を留守にする期間中の空き家をどのように管理するか決め、警備会社などへ依頼しておく必要があります。

海外赴任までの準備期間

海外赴任までの準備期間

海外赴任が決まる時期を渡航までの3か月前と想定した場合を例に、渡航までに準備しておくことを時系列順にご紹介します。渡航までの期間がこれより短い場合は、期間中にやるべきことがその分多くなりますので注意しましょう。

3か月前

渡航先の情報を調べ、これから行う手続きや申請について整理します。役所での手続きなど、日程の都合がつかずご家族に依頼することがあればこの時期に話し合っておきましょう。ビザやパスポートの申請、引越しの予約や予防接種などをご自身でする場合も、この時期から早めに行っておきます。

2か月前

家の中にある不要品の仕分けや処分は、この時期から始めましょう。自家用車を手放す場合の手続きや、引越しに伴う家財の船便発送もこのくらいの時期が適切です。渡航までに購入しておきたいもの(現地で手に入りにくい物品)の選定や、渡航先で使用可能なキャッシュカードの入手手続きも忘れずに。

1か月前

この時期からは手続きに関することを集中的に行います。まず住民登録を現在地に残さない場合は、転出手続きをしましょう。現在地での電気やガス、水道の解約、新聞やインターネット利用、NHK受信料などの停止も行わなければなりません。渡航先で有効な保険への加入手続きや、通貨の確保もしておきましょう。

1週間前

この時期までには、手続き関連のことはほぼ完了させておきます。最終の準備として、実際の渡航に携行する手荷物の荷造りや同僚・知人への挨拶、渡航に着用する衣類の用意や身支度などを済ませましょう。

海外赴任準備チェック表
時期(目安) 項目 実施
ご自身の準備 3か月前 赴任までのスケジュール作り
現地の情報確認
~2か月前 パスポート申請・取得
航空券の手配
~1か月前 保険の見直しや新規加入
役所などでの手続き ~2か月前 転出届を出す
年金・社会保険の手続き
税金に関する手続き
運転免許に関する手続き
国際免許の取得(必要な場合)
暮らしに関する準備 ~2か月前 別居親族の生活や介護の確認
国内連絡先の取りまとめ
1か月前~10日前頃 携帯電話・ネットの移転手続き
郵便物転送の手続き
新聞・家の電話・テレビなどの手続き
10日~1週間前 電気・ガス・水道の休止
引越しの準備 3か月前 業者への依頼(必要な場合)
~2か月前 不用品や持って行けない物の仕分け
船便荷物の荷造り
船便荷物の預け
~1か月前 航空便荷物の荷造り
~1週間前 航空便荷物の発送
現地住宅に関する準備
(必要な場合)
3か月前~半月前 現地住居の手配
現地の電圧・コンセントの確認
日本の住居に関する準備 ~2か月前 空き家管理の手配
医療に関する準備 3か月前 健康診断受診
予防接種
~1か月前 歯の治療
常備薬の取りまとめ
子どもの教育に関する準備 3か月前 渡航先での教育機関の確認
~2か月前 学校の決定
~1か月前 転校に関する手続き
その他の準備 緊急連絡先リストの作成
渡航先の治安状況確認
渡航先の語学習得

国別で必要な赴任前の準備

国別で必要な赴任前の準備

渡航先によってさまざまな生活習慣があり、日本で日常的に行えたことも現地では迷惑行為にあたったり、場合によっては犯罪と見なされたりする可能性もあります。渡航先の情報を調べる段階で、それらを把握しておき現地に着き次第実行できるようにしましょう。
日本と気候が大きく異なる地域へ渡航する場合は、衣類なども現地の気候に合わせたものを準備する必要があります。

また実生活に関わる部分では、日本で使えていた家電が渡航先で使用できないことが少なくありません。現在使用中の家電を渡航先でも使用するために、現地に合った変圧器を準備しておく必要があります。日本の家庭用電源の電圧はAC100Vとなっていますが、多くの国で異なる電圧が使用されており、コンセントの形状も地域によって異なります。

各国で使用されている家庭用電源の電圧

アメリカ・カナダや中南米諸国は、多くの地域で電圧がAC120Vとなっています。欧州は英国を除き220Vが使用されている地域が多く、英国はAC240V使用です。またアジア諸国では中国がAC220V、シンガポールやマレーシアはAC240Vとなっています。それ以外の東南アジア諸国の多くは、AC220Vとなっています。
なお変圧器は、仕様によって異なりますが2kg~12kgほどと重量があるため、渡航時に手荷物として携行することは困難です。船便であらかじめ送っておく方法がおすすめですから、渡航が決まり次第適したものを早期に手配するようにしましょう。
またコンセント形状も渡航する国によってさまざまなので、事前に調べておき対応する変換プラグを入手しておく必要があります。

海外での防犯対策

海外での防犯対策

日本は世界的に治安の良い国として知られており、夜間でなければ大抵の地域で特段防犯対策なしでも街頭を歩くことができます。しかし渡航先の治安状況によっては、夜間はもちろん昼間でも相応の防犯対策が必要となる場合があります。

外務省海外安全ホームページ(https://www.anzen.mofa.go.jp/)で最新の治安状況を確認することはもちろん、必要であればご自身で防犯対策グッズを準備して現地で活用しましょう。

赴任先で必要な英語力

赴任先で必要な英語力

さまざまな赴任先のなかでも、公用語が英語である国は特に多いかと思います。海外赴任に適した英語力の目安は一般的に「TOEIC700点弱から」といわれていますから、ご自身はそのレベルの英語力が身についていれば問題ないでしょう。
配偶者の方が一緒に渡航する場合は、日常の買い物や医療機関の受診、役所などでの手続きができる会話力・筆記力があると良いでしょう。子どもさんは、小さいうちなら渡航時に英語が分からなくても早期に習得が可能でしょう。現地の学校(インターナショナルスクール)に通う場合は、英語で読み書きする力が求められます。

ALSOKのるすたくサービス

郵便物やチラシが長期にわたり回収されない家は空き家だと分かりやすく、空き巣や不審者のターゲットになる可能性もあります。
ALSOKでは、海外赴任で家を一時的に空き家にする方のために、留守宅の定期的な見回りや郵便物・投函物の改修などを行うサービスを提供しています。
ALSOKの巡回担当者が渡航中の空き家を月に1度しっかり見回り確認し、異常の有無をメールで報告。換気や通水、異常時のガードマン即時派遣などもオプションで選択できます。

まとめ

海外赴任が決まると、国内での転勤と比較してもやるべきことが多くなりがちです。安心して渡航先での生活を始めるためには、ご自身やご家族の準備に加え、赴任期間中不安なく家を空けられる備えも大切。いずれ安心して帰宅することができるよう、「家を空けるための準備」も忘れずに行っておきましょう。

この記事に関連する商品

HOME ALSOK Connect
お買い上げプラン
月額費用4,070円(税込)
  • スマホで簡単に警備操作
  • 24時間365日の徹底警備。緊急時にはガードマンが現場に急行
  • お手頃価格で家計も警備も安心
HOME ALSOK アルボeye
カメラ稼働式
月額費用2,750円(税込)
  • 自宅内に設置したカメラの映像をスマホでいつでも確認!
  • もしもの際はメールで異常を通知+ガードマンが駆けつけ
  • ご高齢者様の見守りなどの利用にも