防犯・防災対策に有効?窓ガラスの飛散防止フィルムの効果と選び方

防犯・防災対策に有効?窓ガラスの飛散防止フィルムの効果と選び方

ガラス 2021.02.25
防犯・防災対策に有効?窓ガラスの飛散防止フィルムの効果と選び方

地震や台風などの災害が発生すると、窓ガラスが割れて破片が飛び散ることで被害が拡大してしまう場合があります。また、災害以外でも窓ガラスが割れて飛散したことでその破片で怪我をしたり、屋内の家財を損傷してしまったりするなどの経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、防災や家庭内の安全に有効とされる窓ガラス用の飛散防止フィルムについてご紹介します。どのような効果があるか、また用途に適したフィルムの種類など飛散防止フィルムを選ぶ際にお役立てください。

飛散防止フィルムとは?

飛散防止フィルムとは?

窓ガラス用の飛散防止フィルムは、ガラスが割れた際に破片の飛び散りを防止するフィルムを指しています。ガラスが割れて破片が飛び散ると、ガラスの近くにいた場合には割れたガラスに直接当たってしまうことで怪我をしたり、床などへ飛び散ったガラスに触れて怪我をする可能性もあります。
飛散防止フィルムといえば「ガラスの割れを防ぐもの」と考えている方もいるでしょう。しかし、飛散防止フィルムは割れそのものを防ぐというより「割れたガラスの破片を周囲に飛散させないこと」がおもな目的です。飛散防止フィルムを貼っていれば、ガラスに衝撃が加わっても割れにくくなるわけではない点には注意して製品を選びましょう。

防犯フィルムとの違い

防犯フィルムとの違い

飛散防止フィルムとよく似た製品の1つとして「防犯フィルム」が挙げられます。こちらも窓ガラスに貼って万一の事態に備えるものですが、飛散防止フィルムとは目的が異なります。
防犯フィルムは、空き巣や不審者がガラスを割って開けた穴から窓の鍵を開けて侵入することを防止するフィルムです。破れにくく穴を開けにくいフィルムを貼ることで、ガラスに穴を開けさせないようにすることが目的となっています。厚さにはさまざまな種類があり、中には厚さ200ミクロンほどもあるフィルムもあります。
一方で、飛散防止フィルムは破片の飛び散りを防ぐことがおもな目的であるため、防犯フィルムのようにガラスに穴を開けようとする力にはそれほど強くありません。

窓ガラスの飛散防止フィルムの効果

飛散防止フィルムは、防犯目的よりも災害時などのガラスの破片による怪我を防ぐ目的で活用するものであると分かりました。しかし飛散防止フィルムをガラスに貼ることにより、暮らしを快適にする数多くのメリットも得られます。
ここでは飛散防止フィルムをガラスに貼ることの、さまざまな効果・メリットをご紹介します。

窓ガラスが割れた際の破片の飛び散り防止

飛散防止フィルムに用いられているのは破れにくいポリエステル素材。強力な粘着剤によってガラスに貼り付けるため、地震や強風などで万一ガラスが割れても、細かい破片が周囲に飛び散って被害を与えることを防ぎます。
ガラスが割れて破片が飛散すると、その時点でガラスに接触して怪我をするだけでなく、床に落ちていた破片で怪我をしてしまうこともあります。それらも飛散防止フィルムを貼ることで防止できます。

目隠し効果

飛散防止フィルムの中には、特殊な加工や着色で目隠しとして使えるものもあります。それらを選ぶことで、外から室内を見られることを防げるなどプライバシーを守る効果が得られます。

紫外線防止効果

飛散防止フィルムにはUVカット機能をプラスしたものもあり、紫外線防止機能付きのフィルムを選べば多量の紫外線が室内に差し込むことを防止できます。紫外線は日焼けや皮膚の老化を引き起こすだけでなく、室内の家具や壁紙などの劣化・退色を招く原因でもあります。室内でもUVカットを意識したいけれど、カーテンなどで暗くしたくないという場合には役立ちます。

断熱効果

熱を遮る機能を持ち、室内の冷暖房効率を高められる飛散防止フィルムも選ぶことができます。夏は冷房の効率をアップし、冬は暖房で得た熱を外に逃がしにくくなります。暖房を多用する時期はガラスの結露が気になりますが、軽減する効果もあります。

汚れの防止

ガラスも長年使用していれば、表面の汚れやくすみが気になってきます。フィルムを貼っておくことで、汚れの付着を防いでくれます。賃貸住宅にお住まいの方であれば、退去時の原状回復もスムーズです。ただし、その際に接着剤が強力すぎると剥がれにくいことがあるため、賃貸住宅のガラスに貼る場合は容易に剥がせるタイプのフィルムを選定しましょう。

飛散防止フィルムの費用と種類

飛散防止フィルムの費用と種類

飛散防止フィルムには、貼るガラスの特徴や目的に合わせた種類があります。それによって価格帯も多様ですので、施工を検討する場合には事前に見積もりを取って選定すると良いでしょう。

飛散防止フィルムの種類

飛散防止フィルムには、「内貼り用」と「外貼り用」の2種類があります。一般的によく選ばれるのは、室内から貼る「内貼り用」といわれています。気を付けたいのは、室外から内貼り用のフィルムを間違えて貼ってしまわないことです。内貼り用のフィルムは耐候性面で屋外での使用に適していない場合があり、フィルムの劣化を早めてしまう可能性があります。
また、貼りたい窓ガラスが、すりガラスや模様入りデザインガラスの場合は、「特殊ガラス対応フィルム」を選びましょう。非対応のフィルムを貼ると、日光の熱を吸収したフィルム部分と日に当たらない部分の温度差により「熱割れ」という現象を起こし、窓ガラスが破損する恐れがあります。

飛散防止フィルムの価格

飛散防止フィルムを窓ガラスに貼るとき、DIYで施工する方は多くないと思います。施工も含めて専門会社に依頼する際の価格相場ですが、窓ガラス1箇所(壁面1面分)のみに貼る場合は10万円以内で収められるケースが多くなります。しかし、一戸建て住宅のすべての窓ガラスに貼るとなれば、数十万円ほどかかると考えられます。安くはありませんしやり直しも難しい作業ですので、ご自宅の窓ガラスや要望に最適なフィルムを選定して施工をお願いしましょう。

飛散防止フィルムの選び方

飛散防止フィルムの選び方

厚みやデザイン、JIS規格など飛散防止フィルムには、厚みや貼り方、付加機能などが異なるさまざまな製品があります。以下にご紹介する選び方を参考にして、ご自宅に最適な飛散防止フィルムを選定しましょう。

フィルムの厚みで選ぶ

飛散防止フィルムには、さまざまな厚さのものが揃っています。一般的なご家庭の窓ガラスのサイズであれば、多く出回っている「50ミクロン厚」のタイプで大抵は問題ありません。しかし、1辺が2メートル以上になるなどの大型ガラスに貼る場合、それでは十分な飛散防止効果が得られない可能性があります。大判のガラスには、さらに厚い「100ミクロン厚」などを選ぶとよいでしょう。

また昨今の台風被害などで、お住まいの地域によってはより強力な効果をお求めの場合もあると思います。近年ではその要望に応えるため「200ミクロン厚」などの強力なタイプも用意されています。台風被害に不安を感じている方は、そのような極厚タイプを選ぶのもおすすめです。

フィルムの付加機能で選ぶ

飛散防止フィルムとひと口で言っても、飛散防止効果以外のさまざまな付加機能を設けたものも数多くあります。先にご紹介した「UVカット機能」や「目隠し機能」、「遮熱・断熱」などが代表的な付加機能です。すべてのフィルムがこれらの機能を備えているわけではないため、求める機能を備えたものを選んでおけばより快適に室内で過ごせるでしょう。

JIS規格に適合したフィルムを選ぶ

飛散防止フィルムは、1度貼ったら長く使うことを想定して選ぶことが大切です。厳しい基準をクリアし、安心して使用できる「JIS規格」に適合した製品を選ぶと、安心でしょう。
JIS規格適合品かどうかを見分ける方法としては、日本ウインドウ・フィルム工業会発行の「JIS A 5759適合品ラベル」の有無で判断することがおすすめです。

飛散防止フィルムは防災対策になる 防犯効果は?

飛散防止フィルムは防災対策になる 防犯効果は?

飛散防止フィルムは、地震や災害でガラスが破損した際の飛散による怪我を防ぐことがそのおもな効果です。しかしそれだけにとどまらず、災害後に片付けに入ったとき飛散したガラスの破片を踏んで怪我をするなどの二次災害を防ぐ効果も期待できます。

飛散防止フィルムは、厳密には防犯フィルムとは性質が異なるものです。しかし、万一不審者が侵入を試みてガラスに穴を開けようとしたとき、1度叩いてフィルムが貼られていることに気づくと犯行を諦める可能性もあります。防犯フィルムのように穴開け対策に特化した機能は備えていないものの、多少の抑止効果にはなり得ると考えてよいでしょう。

万が一ガラスを破られて侵入されてしまったときのためのALSOKホームセキュリティ

万が一ガラスを破られて侵入されてしまったときのためのALSOKホームセキュリティ

フィルムをガラスに貼って防災・防犯対策を試みていても、侵入を100%防げるとは言えません。フィルムの施工をご検討中であれば、ホームセキュリティサービスを組み合わせて防災・防犯対策をさらに強化することもおすすめです。

ALSOKホームセキュリティは、窓からの不審者の侵入もしっかり感知し、ガードマンが駆けつけます。さらに、もしもの時には非常ボタンを押せばALSOKに緊急通報される非常通報機能や室温の変化や煙で火災の発生を感知する火災監視機能も備えており、防犯・防災にも役立つセキュリティサービスです。

おわりに

窓ガラスに飛散防止フィルムを貼ることで、ガラス破損時の飛散による怪我を防げます。台風や地震などでのガラス破損の不安があれば備えておくと万一のとき困らないでしょう。
ただし防犯フィルムと同等の防犯効果が得られるわけではないため、優先する目的に応じて貼るフィルムを選定することが大切です。またガラスにフィルムを貼っていても不審者の侵入を完全に防げるとは限らないため、ホームセキュリティの導入なども併せて検討すると良いでしょう。

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