失敗事例から学ぼう!新築時に後悔しないためのポイントとは

失敗事例から学ぼう!新築時に後悔しないためのポイントとは

新築 2024.1.25更新(2021.04.12公開)
失敗事例から学ぼう!新築時に後悔しないためのポイントとは

新築住宅を購入するとき、さまざまなことを慎重に検討しない人はいないでしょう。住み始めれば何十年もご家族で暮らすこととなり、子どもや孫の世代に引き継ぐ可能性もあるのがマイホームです。
そこでこの記事では、新築住宅を購入してから後悔しやすいポイントや失敗しやすいポイント、後悔しないために気を付けたい要点などをご紹介します。ハウスプランをこれから立てる方は、ぜひご参考にしてください。

新築購入で後悔する主なポイント

夢だった新築住宅の購入を実現しても、100%理想通りとはいかないのが現実です。ここでは「もっとこうしたかった」を最小限に抑えるためにも、実際の新築住宅購入で後悔しがちな主な理由を見ていきましょう。

理想とのギャップ

購入前に「こうしたい」と思って計画したものの、暮らし始めるとそのとおりにならなかったという後悔は、多かれ少なかれ購入者さんにはあるでしょう。話し言葉で分かりやすく言うと「思っていたのと違った」件です。
何事も理想どおりにはならないのが現実とはいえ、憧れの新築住宅を手に入れるからにはギャップは小さくしたいもの。理想を思い描きつつ、現実的な実現可能性を見極め「自分自身の現実的な理想」を軸にハウスプランを立てることが大切です。

費用面の後悔

新築住宅は、多くの方にとって人生でもっとも高い買い物です。マネープランも抜かりなく慎重に計画する方がほとんどでしょう。しかしお金のことを気にしすぎても、無頓着になりすぎても後悔は生まれるもの。支払う金額を抑えすぎてご自身の要望をマイホームに反映できない後悔もあれば、予算オーバーで生活の中心がローンの返済になってしまう後悔もあります。

間取りに関する失敗例

間取りに関する失敗例

新築住宅を建てるにあたり、家の中で失敗したくない部分と言えば「間取り」、そして「設備や家具」でしょう。また家の外にあたる「外構・外観」も、毎日目にしますし街の風景の一部になりますから失敗は避けたいものです。
ここでは「間取り」に関する失敗例をご紹介します。後悔しないためのヒントとなれば幸いです。

間取り

失敗例1.

日当たりの良さを配慮しすぎたせいか、実際に住んでみると日差しがまぶしく暑い

失敗例2.

北側に寝室を設けてしまったため冬寝るときに寒さが気になる

静かであることや日差しが入りにくいことなどを条件に、寝室の間取りを考える方が多いでしょう。しかし、その選択が裏目に出て、かえって別のことが気になってしまうこともあり得ます。

水回り

失敗例1.

浴室が玄関から遠く、子どもが帰宅すると動線上の床や廊下が汚れる

失敗例2.

階段下をトイレにしたが、天井が低く圧迫感があり、高齢の家族を介助しにくく困っている

水回りの間取りは、他の部屋との距離をじっくり考えて決めることが大切です。特に将来家で介護や介助をする可能性があるなら、水回りへの動線や空間のゆとりなどを考慮しておく必要があります。

これらのほかにも、「玄関が思ったより狭く、子どもの三輪車やキャンプ用品が置けない」「キッチンとパントリーが遠く調理時に不便」などの例があり、住んでみてから「こうしておけば良かった」と感じることは少なくないようです。事例を参考に、ご自身が暮らすならどうすべきかを計画段階でじっくり考えておくと良いでしょう。

設備や家具に関する失敗例

設備や家具に関する失敗例

家を建てるときに決めなければならない設備などの使い勝手も、暮らしやすさに大きく影響します。ここでは、設備・家具に関する失敗例も見ていきましょう。

設備機能

失敗例1.

寝室にダウンライトを設置したら、ベッドで寝たときに目に光が入ってまぶしい

失敗例2.

防犯シャッターを電動にしなかったため、毎日の開閉が大変

設備を「我慢すれば何とかなる」と予算優先で選んだり、ハウスメーカーや工務店の勧めるとおりに選んだりしてしまい、あとで後悔するケースも少なくありません。特に、「家で毎日すること」に直接かかわる設備は慎重に選定しましょう。

コンセントの位置と数

失敗例1.

屋外にコンセントを設けなかったので、ガーデニングや洗車時に不便

失敗例2.

長い廊下の途中にコンセントがなく、掃除機の移動が不便

家電も多くなった現代だけに、コンセントを多めに設ける住宅は多いでしょう。しかし見逃しがちなのが、外と廊下のコンセントです。1度設置すると改修が難しいため、コンセントの位置は吟味し数にも余裕を持って設置しましょう。

家具の配置

失敗例1.

壁一面にクローゼットを設けたが、折り戸を開けると照明・空調のスイッチが隠れる

失敗例2.

テレビを壁掛けにしたら収納がなくなり、結局下にテレビ台を置いている

新築時に設計・設置する家具は、簡単に移動や模様替えをしにくいものが大多数です。住む前は気にならないと感じても暮らす中で欠点が分かることもあるため、細かい所まで使い勝手を意識して計画しましょう。

窓の配置

失敗例1.

同じ高さで対面の位置に窓を設けてしまい、換気時の風が強い

失敗例2.

日差しが入るように大きく高い窓を設けたが掃除が大変

窓は家の明るさを左右するため、大きいものを沢山設けたいと思う方も少なくないでしょう。しかし換気やプライバシー、管理の面で支障が出ることもあります。

外装・外構に関する失敗事例

外装・外構に関する失敗事例

庭やベランダなどの外構部分も、家の中と同様にさまざまな配慮の元に計画を立てる必要があります。ここでは外構や外観での失敗例を見ていきましょう。

ベランダ

失敗例:

ベランダの幅が狭く、物干し時に強風で壁に洗濯物が当たる

ベランダは洗濯物を干す際に良く使われるため、物干し時の使い勝手を軸にサイズ感などを検討すると良いでしょう。

車庫のサイズ

失敗例:

現在の車の大きさぎりぎりで車庫を設計したため、家族が増えても大きな車への買い替えが難しい

車庫を自宅に設けるなら、余裕を持ったサイズにしておくことがおすすめです。今後の買い替えを考え、あまり車のサイズを左右しないカーポートを庭に設置するのも手でしょう。

外壁の材質や色

失敗例:

真っ白な外壁に憧れて実現したが、早くから汚れが気になり始めた

外壁は定期的にメンテナンスが必要なものですが、できるだけそれで大変な思いをしないよう慎重に選定する必要があります。さまざまな外壁の色やタイプ別に維持管理のサイクルや手段を知り、ご自身の暮らしに適したものを選びましょう。

新築購入で後悔しないためのポイント

ここでは新築住宅を購入後、できるだけ後悔を少なく小さく抑えるため、計画段階で気を付けたいポイントについてご紹介します。

可変性のある間取り

間取りは1度家を建ててしまうと変えることが難しいものですが、部屋によっては間取りを変えられる設計にしておくと安心です。たとえば家族が増えれば、子ども部屋を増やす必要性も出てきます。その際に1つだった部屋をパーティションで間仕切りできるようにしておけば、悩むこともなくなります。子どもたちが独立したら、また1つの広い部屋として使えるでしょう。

動線を良く考える

家の中の動線(移動ルート)は、住み始めてから失敗に気づきやすい部分です。特に家事動線が不便だと、家事をするときの不満が出やすいもの。計画段階で注意したいことの1つに「家事動線と生活動線は分ける」という点があります。家事動線と生活動線を同じにしてしまうと、家族同士の鉢合わせが多くなり移動がスムーズにできません。

ご家族の生活時間はそれぞれ異なります。1人ひとりがどのような生活サイクルで暮らすかを考慮し、適した住まいを考えましょう。
また、一生住む家ですから、現在のトレンドだけで選んでしまうと将来的に「時代に合わない、住みにくい家」になってしまうかもしれません。流行りなどに惑わされず、ご家族の暮らしやすさ優先で計画しましょう。

新築時に考えておきたい防犯対策

新築住宅を建てるなら、防犯対策にも目を向けておきましょう。侵入窃盗(空き巣)のデータを見てみると、特に戸建て住宅が被害に遭いやすい傾向にあります。

以下は、警察庁の犯罪統計資料「令和4年の犯罪」をもとに2022年の侵入窃盗発生場所認知件数の割合をグラフ化したものです。

2022年の侵入窃盗発生場所認知件数の割合グラフ

出典:警察庁「令和4年の犯罪」

※「生活環境営業」とは、一般ホテル・旅館、サウナ等公衆浴場、コインランドリー、映画館劇場等、景品交換所、ぱちんこ屋、まあじゃん屋、ゲームセンター、その他の風俗営業店、ナイトクラブ等、その他の特定遊興飲食店、個室付浴場、モーテル・ラブホテル等、その他の店舗型性風俗特殊営業店、カラオケボックス、マンガ喫茶・インターネットカフェ、深夜飲食店及びその他の飲食店

すべての侵入窃盗のうち、一戸建て住宅が被害に遭ったものが3割あります。マンションを含む共同住宅と合わせるとおよそ4割近くが一般住宅を狙ったものということになります。
新築住宅の購入時には、最新の防犯対策も一緒に導入することがおすすめです。

ALSOKが提供するホームセキュリティ

ALSOKでは、ご家庭向けのホームセキュリティサービスを提供しています。料金プランは初期費用がかからないものから、月額費用を抑えたものまで3種類あるので、ライフスタイルに応じたご提案が可能です。火災や侵入、非常通報等で異常を検知した場合には、24時間365日全国にある待機所から、一番近くにいるガードマンが駆けつけますので、安心してお過ごしいただけます。

まとめ

新築住宅を建てるときは、「一生暮らす家」を考えて、今だけでなく数十年先のことも視野に入れながら計画しなければなりません。毎日の生活に支障が出ないか、メンテナンスや管理はしやすいかなどを、長期的視点で考えましょう。
また、防犯に対する配慮も忘れずに。新しい家で長く安全に暮らせるよう、ホームセキュリティを取り入れるなどの方法で犯罪や火災からわが家を守りましょう。

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