子どもの習い事は何歳から?【年齢別】おすすめの習い事

お子さまがいるご家庭では、「子どもの習い事」についてたびたび話題になるのではないでしょうか。「何歳から習い事に通わせたら良いか」「何を習わせるのか」など、子どもの習い事には気になることがたくさん。子どもを1人で通わせることになれば、安全面でも心配事が生まれます。この記事では、子どもの習い事を始める年齢やおすすめの習い事、選び方のポイントなどをご紹介します。
子どもの習い事は何歳から?
子どもを習い事に通わせているご家庭は多くありますが、子どもが何歳くらいになったタイミングで始めているのでしょうか。
以下は、株式会社インタースペースによる、子どもが習い事を始めた年齢について調査を行った結果です。

もっとも多かった回答は「3歳」、ほぼ変わらない回答率で「4歳」が続きました。次に「0歳」、「5歳」が多くなっています。全体で見ても、約9割が未就学(6歳以下)の年齢には習い事を始めていることが分かります。
人は、6歳までに脳が急速に発達するといわれています。子どもが小さいうちに習い事をはじめることで、潜在能力を伸ばすだけでなく、子どもが好きなことや得意なことを見つけるきっかけになるのです。
何歳から何を習わせる?【年齢別・おすすめの習い事】

習い事を開始する年齢によって、適している習い事やまだできない習い事があります。子どもが小さいうちはどんな習い事が良いのでしょうか。ここでは、子どもの年齢別におすすめしたい習い事をご紹介します。
0歳の子どもにおすすめの習い事
- リトミック
- ベビーヨガ
- ベビースイミング
0歳の赤ちゃんは、まだ保護者の方が目を離せない状況。それだけに、パパ・ママと一緒にする習い事が適しています。
体の感覚やリズム感を身につける親子リトミック教室や、親子で習えるヨガ教室など、保護者の方と一緒にできる習い事が人気です。親子で水に親しめるベビースイミング教室にも、0歳コースを設けている所があります。
1~2歳の子どもにおすすめの習い事
- リトミック
- 幼児教室
- スイミング
- 音楽教室
自分の足で歩けるようになるのが1歳児で、親子間の意思疎通が簡単な会話でできるようになるのが2歳児です。この歳から習い事を始めるなら、表現力や思考力、集中力、またリズム感や基礎体力などを伸ばせるものが良いでしょう。
おすすめは、音楽に合わせて体を動かすリトミック教室や、さまざまな遊びや学びを体験できる幼児教室などです。幼児教室は、自宅に教材が届く通信教育型のものもあります。
また、スイミングを1~2歳から始めて水に慣れさせる方も多くいます。
音楽系の習い事を始めるのもこの年代が多く、特定の楽器を習うよりは歌やダンス、曲に合わせさまざまな楽器を鳴らして楽しめる教室がおすすめです。幼児向け音楽教室では、年齢に合わせて同じ先生がそのままピアノ教室に移行してくれる仕組みがある場所もあります。
3~4歳の子どもにおすすめの習い事
- 英会話
- バレエ
- サッカースクール
- ピアノ
3歳・4歳になると日常生活でもできることが増え、やってみたことのないことに対する興味が湧き始める年頃。この頃から、特定の教科やスポーツ競技に関する習い事への人気が高まってきます。幼児向けの英会話教室や体操教室、バレエ教室やサッカースクールなどに通う子どもが増えるのもこの年齢です。音楽教室でも、ピアノをはじめとする特定の楽器を習い始める方が増えます。
5~6歳の子どもにおすすめの習い事
- 柔道
- 空手
- 英会話
- プログラミング教室
- 絵画教室
- 書道教室
5歳・6歳になると、もう就学直前。学校へ通うことに備え、特定の科目の教室に通い始めたり、パソコンなどIT機器を使って学んだりする子どもも増えます。スポーツ競技では、礼儀作法が身につく柔道や空手などの武道を始めるにも良い年頃です。
また5~6歳は、手先を器用に使えるようになり想像力も高まります。文化系では就学後の授業に役立つ英語・プログラミング教室の人気が高くなりますが、絵画教室や書道教室など興味を生かして学べる教室もおすすめです。
習い事を選ぶときのポイント

子どもに習い事をさせるとき、「子どもに合わせた習い事選び」に迷うかもしれません。ここでは、子どもの習い事を選ぶポイントについてご紹介します。
1.子どもが楽しめる教室かどうか
習い事は、学校などの義務教育機関とは異なり、任意で通うもの。それだけに、子どもがその習い事を好きになり、楽しんで通ってくれることが何よりも重要です。保護者が「習わせたい」と思って特定の習い事をすすめても、子ども自身が難色を示した場合、無理に押し付けると長続きしないこともあります。無理を強いることは避けた方が良いでしょう。
実際に通い始めた後も、子どもが楽しめているか様子を見ることをおすすめします。
2.習い事にかかる費用について
習い事は月謝や施設利用料、教材費などの費用がかかります。家計においては月々の固定支出にあたりますので、「月にいくらまでなら出せる」というように、予算を設定して慎重に検討しましょう。月々にかかる費用が3,000円~6,000円ほどの習い事は人気があります。歌や英会話など身ひとつでできる習い事は費用も比較的低く抑えられますが、教室によっては施設利用料や教材価格が高いケースもあります。
また、子どもが発表会や競技会に出るとなればうれしいものですが、その際にも衣装や遠征費用など月謝以外の出費が発生する可能性を念頭に置きましょう。
3.送迎について
親子で通う習い事ならママ・パパが一緒に通う前提で予定を立てられますが、子ども1人で通う習い事にも送迎が必要です。交通手段や交通費、保護者の送迎時間確保など、送迎についてもよく検討しましょう。
習い事帰りの安全対策も重要
子どもがある程度大きくなってからは、送迎をせず子どもだけで習い事に通うご家庭もあるでしょう。保護者の事情で、外が暗くなってから1人で帰宅させることが必要になるかもしれません。
習い事を始めるのを機に、子どもの外での安全対策についても考えてみてはいかがでしょうか。習い事の行き帰りに心配なのは、交通事故です。小学生の交通事故で一番多いのは飛び出しで、交通ルールへの認識が薄い低学年の事故が多くなっています。子どもが小さいうちから、正しい交通安全教育を行う必要があります。
また、子どもの1人歩きには誘拐の脅威もあります。万が一のために、日ごろから子どもの防犯意識を高めておきましょう。
警備会社のALSOKでは、習い事で外出中のお子さまの安全を守るサービス「まもるっく」をご提供しています。ポケットに収まる小型GPS端末で見守りができ、保護者の連絡先を設定すると通話も可能です。何かあったときには本体のストラップを引けば防犯ブザーが鳴動し、同時にALSOKまで緊急通報。GPS機能を備えているため、依頼にもとづき現場へガードマンが駆けつけ対応するサービスもあります。
まとめ
子どもの習い事は、小さいうちから通わせてあげたいと思う方が多いのではないでしょうか。長く続けられ、子ども自身が楽しめるものを選んであげたいですね。習い事で新しいお友達ができたり、ご家族での楽しい話題が増えたりするなどうれしい出来事もあるでしょう。
初めての習い事が、子どもを初めて1人で外出させる機会になるケースもあるかもしれません。外でお子さまの見守りができるサービスなど、安全対策も一緒に検討して安心感を高めてみてはいかがでしょうか。