離乳食はいつから始める?開始のサインやスケジュール、進め方をご紹介

離乳食はいつから始める?開始のサインやスケジュール、進め方をご紹介

子ども 2021.09.30
離乳食はいつから始める?開始のサインやスケジュール、進め方をご紹介

生後4カ月目の赤ちゃんは、首が段々とすわり始めてきて、体全体を活発に動かしたり大人が食べる様子に興味を持ったりすることが少しずつ増えてくる時期ですね。母子手帳には「生後5、6カ月頃からは離乳食を始める時期」と記載があっても、いつから始めたらよいのか、どのタイミングで始めようか、悩むママも多いのではないでしょうか。
この記事では、離乳食を始める時期やサイン、離乳食のスケジュールについてご紹介します。

離乳食はどうして必要なの?

生まれてすぐの赤ちゃんは母乳やミルクから栄養を摂りますが、成長するためには食べ物からも栄養を摂れるようになる必要があります。しかし、急に大人と同じように食べることはできません。食べ物から栄養を摂るための最初のステップが「離乳食」です。

離乳食を始めるサイン

離乳食を始める目安となるサインには以下のようなものが挙げられます。

  • 首がしっかりとすわっていて、お座りができる
  • 大人の食事などを見て食べ物に興味を示す
  • スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少ない

進め方は4段階!離乳食スケジュール

進め方は4段階!離乳食スケジュール

離乳食の進め方には、大きく分けて4段階に分けられます。
舌の動きや歯の生え方、消化機能の発達に応じて、食べられるものを食べやすい形状にして与えてあげることがポイント。赤ちゃんは免疫が少ないため、衛生面には十分気を付けましょう。
また、食べる量はあくまで「目安」です。スケジュール通りにいかなくても、成長曲線のカーブに沿っている状態であれば心配することはありません。もし、離乳や食事量・体重など赤ちゃんの成長に心配がある場合は、病院・保健センターの管理栄養士や保健師に相談してみると良いでしょう。

1.初期(生後5~6か月頃)ゴックン期

離乳食初期は、食べることに慣れること・飲み込むことを覚える時期です。

【1日1回食】

まずは食べることよりも口に入った離乳食を、唇を閉じて飲み込めるようになることが目標です。この時期の食事は、唇や舌を使って、飲み込むことを覚える練習になります。
新しい食材をあげる際は、まずひとさじ量で試し、食物アレルギーの反応や消化状況(便の様子)なども見ながら少しずつ進めていきましょう。この時期、母乳やミルクは赤ちゃんが欲しがるだけあげてください。

食べ物の硬さは、ペースト状から始め、調味料は使用せず、出汁と素材の味を教えていきましょう。

2.中期(生後7~8か月頃)モグモグ期

離乳食中期は、歯が生え始める赤ちゃんが多く、豆腐程度の硬さのものを舌とあごを使ってつぶして食べることができます。

【1日2回食】

味や舌ざわりを楽しめるように、あげる食品の種類を増やしていきましょう。鉄分が不足してくる時期のため、レバーなど鉄分の摂取を意識した食事を取り入れましょう。この時期も赤ちゃんの栄養の中心は母乳やミルクのため、母乳は赤ちゃんが欲しがるだけあげ、ミルクは1日3回程度あげましょう。ミルクの量は赤ちゃんによって個人差があります。

ペースト状のものを上手にゴックンできるようになってきたら、食材の硬さを次のステップに進めます。指で簡単につぶせる豆腐くらいの硬さが目安です。とろみをつけることで、口の中でまとめて飲みやすくなります。ごく少量であれば調味料で味つけを始めても良いでしょう。

3.後期(生後9~11か月頃)カミカミ期

離乳食後期は、食べ物を前歯でかみきって歯茎でモグモグ食べるようになります。自分で食べたい、触りたいという気持ちが多く、好奇心旺盛な時期でもあります。

【1日3回食】

1日3回できるだけ決まった時間にあげるようにしましょう。この頃から食事のリズムがだんだんと大人に近づいていきます。母乳は欲しがるだけあげ、ミルクは1日2回程度あげましょう。

豆腐くらいの硬さから、歯茎でつぶせる食べごろのバナナ程度の硬さが食べられるようになります。やわらかくした野菜などスティック状のものから手づかみ食べの練習もスタートしましょう。また、よくかめるもの、簡単に飲み込めるもの、つぶしながら食べるものなど、さまざまな食感を離乳食に取り入れていくと、赤ちゃんがより食べることを楽しめます。

4.完了期(生後12か月~18か月頃)パクパク期

離乳食完了期は、食べ物をかじったり、噛んだりすることが上手になる時期。手づかみ食べが中心ですが、スプーンやフォークも次第に使いたがるようになっていきます。

【1日3回食+補食1~2回】

肉団子や煮込みハンバーグくらいの硬さのものが食べられるようになります。食事の合間に「補食(おやつ)」を加えていきましょう。補食は午前朝食と昼食の間に1回、午後のおやつの時間に1回を目安にすると良いでしょう。おやつにはお菓子より果物や芋類などがおすすめです。
母乳は欲しがるだけあげ、ミルクは食欲や成長に応じてあげましょう。

参照:https://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/03/dl/s0314-10_21.pdf(厚労省)

9カ月を過ぎると、食べ物を手でつかんだり、つぶしたりしてさまざまな感触を楽しみだします。食べ物で遊ぶ「遊び食べ」が出てくるのもこの頃からです。これは食べ物の形や感触を手で学んでいる証拠。また前歯でかじりとり適度な一口量を自分で覚えること、自分で食べられるようになるための練習です。できるだけ赤ちゃんの自由にできる環境を整えてあげましょう。

そうはいっても、食べこぼしなどの後片付けはママにとって重労働ですよね。離乳食をあげる前に床にビニールシートなどを敷いておくと後片付けもラクになります。(おねしょシーツなど洗濯できるものもおすすめです)

離乳食の進め方のポイント

離乳食を進めていく上で以下のポイントが大切になります。

  • 赤ちゃんのペースに合わせる
  • 笑顔を心がける
  • 赤ちゃんの様子や体調を確認する
  • 食べることの楽しさを伝える

母乳やミルクだけを飲んでいた赤ちゃんにとって固形食へ移行するのは大きな変化になります。最初からうまくいかないことは当たり前と思い、あせらず、ゆっくり、赤ちゃんのペースに合わせて楽しんで進めていくことが重要です。
初めてのママは不安がいっぱい。かかりつけの小児科医や地域の保育センターなど離乳食や成長のペースについて相談してみるのもおすすめです。

スプーンでの食べさせ方

ステップ1.スプーンを下唇にのせる

まず、スプーンの先端部に食べ物をすくい、赤ちゃんの下唇の上に軽くのせて、赤ちゃんの口が開いてスプーンを取り込むのを待ちます。

ステップ2.スプーンは水平に、やさしく引き抜く

上唇でスプーンを挟んで、口の中に取り込むのを待ってから、スプーンをゆっくりやさしく水平に引いていきます。このとき食べ物を舌で押し出してきても慌てずに、スプーンですくいまた口の中に戻してあげましょう。

ステップ3.飲み込むのを待ってから次のひとさじ

赤ちゃんが離乳食をゴックンと飲み込むのを待ってから次のひとさじをあげます。口からこぼれおちてしまったらやさしくスプーンですくってあげましょう。

NGな食べさせ方

・口の中までスプーンを入れてしまう

赤ちゃんののどをついてしまう恐れがあるので気をつけましょう。
また、スプーンを口の奥まで入れるのは唇や舌を使って、のどの奥へと食べ物を運ぶ妨げになります。

・上あごに離乳食をこすりつける

離乳食初期は口の中に食べ物を自分で取り込み、唇や舌を使って飲み込める位置まで運ぶ練習をしています。スプーンを上唇や上あごに押し付けてしまうと、その練習にならないため気をつけましょう。

アレルギー食材には気を付けよう

食物アレルギーが心配な食材を初めて与えるときは、ほかの初めての食材とは混ぜずに、単品で、耳かき一杯程度から与えるようにしましょう。また、食物アレルギーは食べた直後から2時間以内に症状がでることが多いため、病院の診療時間内にあげることがおすすめです。

注意が必要な食材

以下の食材は与える際に注意が必要です。

はちみつ

はちみつは乳児ボツリヌス症予防のため、1歳までは使用してはいけません。
(参照:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000161461.html

消化不良を起こしやすい食材

豆の皮など食物繊維が多すぎるものは、ミキサーにかけるなど細かくしても食物繊維が残り消化不良を起こしやすいため、1歳頃まで使わない方がよいでしょう。

誤嚥や窒息の原因につながりやすい食材

豆やナッツ類、もち、ミニトマト、ぶどう、ご飯、パン等は、動きながら食べたりしないように注意が必要です。小さくカットするなど、のどに詰まりにくくして与えましょう。もちは3歳以降、豆やナッツ類は5歳以降に与えるようにすると良いでしょう。
(参照:https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_047/

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まとめ

今回は一般的な目安の離乳食スケジュールをご紹介しましたが、何事もスケジュールどおりにはいかないもの。子どもの成長はさまざまです。まずはお子さまのペースに合わせてトライすることを大切に、スケジュールを参考にしていただけたらと思います。

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