10月11日は「安全・安心なまちづくりの日」!全国地域安全運動に参加しよう

防犯 2021.12.22(2023.12.15更新)
10月11日は「安全・安心なまちづくりの日」!全国地域安全運動に参加しよう

10月11日は「安全・安心なまちづくりの日」です。その日に合わせて、全国地域安全運動が一定期間にわたり開催されます。この記事では、10月11日の「安全・安心なまちづくりの日」や全国地域安全運動について詳しくご紹介します。「安全・安心なまちづくりの日」をきっかけに、地域の防犯について考えてみませんか。

10月11日「安全・安心なまちづくりの日」とは?

地域に向けた防犯活動の取り組みとして、昭和52年に「全国防犯運動」が始まりました。平成7年に現在の「全国地域安全運動」に名称を変更し、さらに平成17年には、犯罪対策閣僚会議にて10月11日が「安全・安心なまちづくりの日」に制定されました。

10月11日は地域の防犯について考える日

「安全・安心なまちづくりの日」は犯罪に強い社会の実現を目標とし、地域住民が連携して防犯に対しての理解や意識を深めていく日です。警察や自治体、学校、ボランティア団体などが連携を強化し、さまざまな啓発活動が行われています。また、10月11日やその前後には功労者表彰が行われ、安全安心なまちづくりのために優れた取り組みを行った個人・団体を顕彰しています。

最近は治安がよくなっている?

ここ10年で日本の治安はよくなったと思いますか?

出典:[警察庁]令和4年の犯罪情勢
「治安に関するアンケート調査結果」

警察庁の「治安に関するアンケート調査結果(令和4年10月調査)」によると、「ここ10年で、日本の治安はよくなったと思いますか。それとも悪くなったと思いますか。」という問いの回答が、「よくなっていると思う」が2.4%、「どちらかといえばよくなったと思う」が12.5%なのに対し、「どちらかといえば悪くなったと思う」が43.9%、「悪くなったと思う」が23.2%と、67.1%の方は治安が悪くなったと感じています。

実際には、刑法犯の認知件数は平成15年以降連続して減少していたものの、最新の令和4年では再び増加し、60万1,331件の犯罪が報告されています。

出典:警察庁「令和4年の刑法犯に関する統計資料」

全国でさまざまな犯罪が発生しており、不審者情報なども後を絶ちません。犯罪は、防犯への意識・理解を深めることによって防ぐことができる可能性もあります。お住まいの地域を安全安心な場所にするためにも、積極的な全国地域安全運動への参加をおすすめします。

地域安全活動ってなにをする?

地域安全活動ってなにをする?

地域安全活動とは、地域で自主活動をしている防犯ボランティア団体や、自治体・学校・警察などが協力し、犯罪などを防止するための活動です。犯罪だけでなく、災害や事故などから身を守るための活動も含まれています。
例えば、防犯パトロールや詐欺防止対策の啓もう活動、防犯教室や講演会の開催、犯罪や事故が起こりやすい危険箇所の把握・改善などが行われています。

全国地域安全運動に参加してみよう

毎年10月11日の「安全・安心なまちづくりの日」から10月20日までの10日間が全国地域安全運動の期間です。防犯協会や防犯ボランティア団体が警視庁や都道府県警察などと連携をし、地域安全活動を活発化させます。

全国地域安全運動において警察は毎年重点事項を掲げており、令和5年の全国の重点事項は「子供と女性の犯罪被害防止」と「特殊詐欺の被害防止」です。子どもと女性の犯罪被害については、全国で痛ましい事件が多く発生しており、子どもや女性を狙った性犯罪の前兆となる声掛け・つきまといなども多く報告されています。

また、近年手口が巧妙化していて日々ニュースをにぎわせているのが特殊詐欺です。令和5年は、1万7,570件の特殊詐欺事案が報告されました。特殊詐欺は高齢者を狙った悪質なものや、闇バイトなどの例にあるように犯罪加害者として若者が勧誘されている状況が近年問題視されています。

出典:警察庁「令和4年における特殊詐欺の認知・検挙状況等について(確定値版)」

こうした犯罪は、地域の目が抑止力になる可能性が高く、また犯罪や勧誘の手口を知ることで被害を防ぐことができる可能性が高まります。

あなたも全国地域安全運動に参加して、ご自身やご家族、地域住民の方の安全安心に貢献できる地域安全活動を始めてみませんか。

それでは、具体的な全国地域安全運動等への参加方法を見ていきましょう。

地域でのあいさつ、声掛け

無理をせずに行える運動は、あいさつや声掛けです。日ごろから積極的にあいさつや声掛けをすることで、地域に住む方との連携意識が高まります。ご近所さんと会ったときにあいさつをしたり、お友達の子どもを見かけたら声をかけるなど、「全国地域安全運動」の期間だけでも意識的に行動してみてはいかがでしょう。

また、あいさつや声掛けによって地域住民の目を意識させることで、犯行に及ぼうとする者が犯罪行為を第三者に見られる恐れを感じ、犯行を抑えることに繋がります。子どもや女性を狙う不審者や、住宅を下見している空き巣犯などの犯行を未然に防ぐことができる可能性があります。

通学路の見守り

通学路の見守り

子どもたちを巻き込む犯罪は、登下校のタイミングで多く発生しています。通学路の見守りも、身近な地域安全運動のひとつです。
通学路の見守りにはいくつか種類があります。まずは、交通量の多い交差点や、見通しの悪い道、人通りの少ない道などに旗を持って立つ「定点見守り」です。子どもたちの安全な登下校をサポートするだけでなく、犯罪の抑止力にもなります。

2つ目は、一定の区間や学校まで、登下校に付き添って見守る方法です。通学路の範囲が広い場合は、地区ごとに交代して付き添いをする例もあります。
3つ目は、通学路の点検・巡回です。交通事故が起きやすい場所や不審者が発生しやすい場所を把握・確認します。
4つ目の方法は、「ながら見守り」です。登下校の時間帯に合わせて庭の手入れをしながら自宅の前を通る子どもたちを見守る、またジョギングや犬の散歩をしながら見守るなどの方法で、地域の防犯の目を無理なく増やすことができます。

これらのような見守り活動に参加したい方は、お住まいの市区町村や近くの学校に問い合わせてみましょう。見守り活動を行っている団体や担当者へ繋いでくれます。

防犯ボランティア

防犯ボランティア団体に参加するのもおすすめです。防犯パトロールなどに積極的に参加することで、地域の防犯の輪を広げることができます。町内会・PTA・警察などとも連携ができ、さまざまな情報が手に入りやすくなるのもポイントです。防犯ボランティアに参加したい場合は、最寄りの警察署や市区町村に相談してみましょう。

各都道府県警察が実施するキャンペーン

全国地域安全運動の強化期間には、各都道府県の警察が独自のキャンペーンを実施することがあります。防犯を題材にしたコンテストを行ったり、防犯アプリを活用した限定イベントを行ったりと実施内容は各自治体で異なります。
このようなキャンペーンは実践的な活動ではなく、どなたでも気軽に参加できるものがあるので、先述した活動への参加が難しい方でも取り組むことができるでしょう。キャンペーンの情報は各都道府県警察のホームページで紹介されているので、お住まいの地域の情報を調べてみてはいかがでしょうか。

ALSOKの地域安全運動

ALSOKは安全安心なまちづくりのために、警備の待機時間を利用して、子どもたちの下校に合わせた防犯パトロールを実施しています。その他、交通安全運動への参加や、防犯講座・セミナーの開催など、積極的に啓発活動を行っています。
お住まいの地域でALSOKの地域安全運動が行われる際には、ぜひご参加ください。

まずはご自宅の防犯対策からはじめよう

地域の防犯意識を高めるためには、住まいの防犯も重要です。まずはご自宅の防犯対策から始めてみませんか。
ALSOKでは、個人宅用セキュリティとしてホームセキュリティをご用意しています。ALSOKのホームセキュリティ「HOME ALSOK Connect」は自宅を24時間365日警備。不審者の侵入を感知したときや、不審な来客で危険を感じたときにはボタン1つで緊急通報し、万が一の際には全国で待機しているガードマンが駆けつけます。設置・操作も簡単で、費用もリーズナブルな防犯対策が可能です。

まとめ

10月11日の「安全・安心なまちづくりの日」や全国地域安全運動についてご紹介しました。地域安全活動・全国地域安全運動への積極的な参加はもちろん大切ですが、日ごろから防犯意識を理解し深めていくためにもまずは自ら行える防犯から始め、犯罪に強い社会を目指していきましょう。

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