おすすめの粘着テープの剥がし方は?跡が残った場合の対処法

お役立ち情報 2023.10.06
おすすめの粘着テープの剥がし方は?跡が残った場合の対処法

日常生活でちょっとしたものを貼り付けたいときに役立つ両面テープやセロハンテープ。しかし、一度貼ると綺麗に剥がせなかったり、テープの粘着部分が残ってしまったりしてお困りの方も多いでしょう。

実は、こうした悩みは剥がし方のポイントを押さえるだけで対策できます。本記事では、セロハンテープ・両面テープといった粘着テープの綺麗な剥がし方と、跡が残ってしまったときの対処法についてご紹介します。

粘着テープの剥がし方

日用品としてさまざまなシーンで活躍するセロハンテープや両面テープ、フィルムテープなどの粘着テープ。しかし、一度貼り付けるとうまく剥がせなかったり、土台の表面も一緒に剥がしてしまったり、剥がすときに粘着部分が綺麗に取れないことが難点ともいえます。

粘着テープは、主に粘着剤と基材で構成されており、一番下の粘着剤が机や床、壁といった土台の表面につくことで貼り付きます。テープを貼り付けた土台とテープの粘着面の隙間は時間が経つほど狭くなり、狭くなればなるほど粘着力は上がります。また、時間が経つとテープの粘着剤が乾燥し、さらに剥がしにくくなります。

そんな粘着テープは、身近なものを使うことで綺麗に剥がすことができます。ここからは、粘着テープの上手な剥がし方のコツを紹介します。

専用の剥がし液を使う

まず紹介するのは、専用の剥がし液を使って粘着部分を落とす方法です。
専用の剥がし液は、テープ跡が広範囲に渡る場合や、強いこびり付きを綺麗に落とすときに便利なアイテムです。最近はジェルタイプやスプレータイプなど幅広い種類の溶剤が取り揃えられています。数百円で購入できるものも増えてきているので、費用を抑えたい方にもおすすめです。

店舗やネットサイトでは、「シール剥がし」「テープ剥がし」といった名称で販売されています。
使用するときは貼られている箇所が溶剤を塗っても安全な材質か確認して、取り扱いに十分に気を付けるようにしましょう。

ドライヤーで温める

ドライヤーの温風で粘着剤を温めて剥がす方法も有効です。
包装用の粘着テープに使用されるゴム系粘着剤は、熱を加えると粘着力が弱まる性質を持ちます。ドライヤーの熱をあてることで粘着テープの主材料であるゴムがだんだんとゆるみ、特有のベタベタとした跡をきれいに剥がし落とすことができます。

必要なものはドライヤーとヘラになります。ヘラがない場合はプラスチックのカードや定規などでも代用可能です。具体的な手順は以下の通りです。

  1. ドライヤーで温風をあてる
  2. ヘラ(もしくはプラスチックのカードや定規)を使い、粘着部分を剥がす
  3. 粘着面が冷えてきたら再び温風をあてる。1~2をくりかえし、跡を剥がす

温風を長時間あてすぎると、熱の影響で土台自体を傷めてしまうこともあるので気を付けましょう。ドライヤーが熱すぎないか、粘着テープに温風を当てる前に確認すると良いでしょう。また温めすぎることで、粘着部分のべたつきが余計に強まり、剥がしにくくなってしまうこともあります。

洗剤を使用する

キッチンにある中性洗剤を使って剥がす方法も効果的です。
中性洗剤には、粘着剤の粘着力を弱めさせる作用を持つ「界面活性剤」が含まれています。一方、紙や布には使えませんので、その点理解しておくようにしましょう。

洗剤は、食器用洗剤を使います。具体的な手順は以下の通りです。洗剤の代用として除菌用のアルコールスプレーでも同様にできます。ただし、使用するときは貼られている箇所が溶剤を塗っても安全な材質か確認して、取り扱いに十分に気を付けるようにしましょう。

  1. コットンに洗剤を染み込ませ、粘着部分の上にかぶせる
  2. 上からラップを覆う
  3. そのまま10分程度待ち、洗剤を染み込ませる
  4. コットンを剥がして、ヘラや定規を使い少しずつ剥がす

洗剤は思っているよりも多めに塗ることがポイントです。コットンがなければ、粘着テープの上に洗剤を直接かけ、馴染ませてから削っても問題ありません。

消しゴムでこする

消しゴムを使用する方法もあります。ベタベタとした粘着部分を消しゴムでこすることで、消しカスと一緒にポロポロとテープが剥がれていきます。土台を傷付けたり変形させたりする心配が少ないため、専用液や洗剤が使えない土台の場合や、ヘラや定規で擦ると傷付けてしまう恐れがある場合に便利です。

ただし、長時間こすり続けることで手が疲れてしまうため、剥がしたい箇所が広範囲にわたる場合には不向きといえます。一方で、お子さまがタンスやテーブルに貼り付けてしまったシールを剥がすといった狭い範囲に使用するときに向いています。

テープで吸着する

残ってしまった粘着剤に、別のテープの粘着面をペタペタと貼ったり剝がしたりを繰り返し、テープで吸着していく方法です。
同じ粘着剤同士はくっつきやすい特性があるため、何度も繰り返すうちに、残った粘着剤を除去することができます。特にゴム系の粘着剤は、粘着剤同士でくっつく力が強い傾向にあるためおすすめです。この方法は、粘着剤のべたべたがまだ残っている時に活用できます。

剥がす際の注意点

テープ剥がしに苦労しないために

ここからは、粘着テープをきれいに剝がすときの3つの注意点についてまとめました。

溶剤などを使用する時は貼り付けている土台への影響を考慮する

中性洗剤や専用の溶剤を使用するときには、粘着テープが貼られている土台を確認しましょう。
食器用洗剤に含まれている界面活性剤には、粘着剤の作用を弱める働きがあります。消しゴムやテープでの吸着よりも粘着剤を落とす効果に期待できるでしょう。一方で、粘着箇所の素材を痛めてしまう可能性も考慮しなければなりません。材質によっては、変色や変形に繋がることもあります。

洗剤や専用溶剤などの薬液を使用する場合は、事前に使用しても変色や変形などの問題がないかを確認するようにしましょう。薬液を塗っても問題ないか不安な場合は、目立たない部分に少量塗ってから試してみてください。

ドライヤーの使用で貼り付け面が傷む可能性がある

ドライヤーによる熱のダメージによって、粘着箇所を傷めてしまう恐れがあります。
ドライヤーの熱は、粘着力をゆるめて剥がしやすくさせる効果が期待できます。しかし、耐熱性の弱い土台によっては、熱を与えることで変形してしまうこともあるでしょう。さらに長時間熱をあて続けると、変色や歪みを起こしてしまう原因にも繋がります。

熱のダメージに弱い土台の場合は、洗剤やお酢、糸など身近なもので代用可能です。安全面を考慮して、材質を傷めない方法を選びましょう。

強い力や固いものでこすると接着面を傷つける可能性がある

粘着面がなかなかきれいに落ちないと、つい強くこすってしまいがちですが、接着面を傷付けてしまうので避けましょう。上述でお伝えした「ヘラ」を使って粘着面を削り落とす方法は、粘着面を削りとることができる反面、強い力で削りすぎると土台を傷つけたり、テープ跡が残ってしまったりすることがあります。

テープ剥がしに苦労しないために

粘着テープは身近なもので剥がすことができますが、そのためにかかる時間や手間はなるべく省きたいものですよね。
ここでは、2つの方法を紹介します。

粘着部分が残りにくいテープを使う

粘着テープのベトベトが残らないようにするためには、最初から粘着部分が残りにくいテープを使用することがおすすめです。
一般的に粘着テープの粘着力は「普通タイプ」「強力タイプ」が主流なので、あらかじめ剥がすこと前提としている場合は、強力タイプのテープは選ばないようにしましょう。

粘着テープを選ぶ際は剥がすことを前提に考えて、多少粘着度は弱くても綺麗に剥がせるテープを選ぶことも方法の1つです。

用途にあったテープを使用する

粘着テープを綺麗に剥がすためには、用途にあったものを選びましょう。
粘着部分の残りやすさについてはテープと土台との相性、貼っている時間といった使用する条件により異なります。貼ろうとしている場所が粘着テープに適しているかどうかを事前に確認し、剥がすときの手間を踏まえて使用を検討しましょう。

家の汚れが気になる場合は

家の汚れが気になる場合は

家の壁やテーブル、ドアといった人目につきやすい箇所に粘着テープの跡が残ってしまうと、見た目の印象を悪くしてしまいます。さらに長い間粘着シールを貼りっぱなしにしてしまうとほこりや汚れが付着してしまい、きれいに剥がすことがより難しくなります。テープの粘着跡や厄介なベタベタを無理に剥がそうとすると壁や家具を傷付けてしまう可能性もあるでしょう。

身近なものを使っても、どうしても剥がしきれない場合はプロのハウスクリーニング会社に頼むことも一つの手段です。

プロのハウスクリーニングなどを依頼する

掃除や修繕のプロであれば、専用の特殊な用具や溶剤を用いてテープ後をきれいに剥がし落としてくれます。粘着面の土台を傷付けることなく、徹底的に剥がし落としてくれるので、自己処理するよりも確実に、効率的に解決してくれるでしょう。
ALSOKのハウスサポートでは、粘着テープを剥がすことはもちろん、跡が残ってしまった箇所のクリーニングも承ります。ご自身ではきれいに落とせずにお悩みの場合は、ALSOKにお任せください。

粘着テープの剥がし方を知り適切な対応を

今回は、粘着テープの綺麗な剥がし方について紹介しました。粘着テープは日常的にさまざまな場所に用いられる使い勝手の良いアイテムですが、一度貼り付いてしまうときれいに剥がすことは難しいでしょう。一方、ドライヤーや洗剤といった身近なものを使い、剥がすことはできますが、貼り付けている土台を傷つけてしまう可能性もあります。自分で処理する時間がない、失敗したくない場合は、プロのハウスクリーニングを利用してみることもぜひ検討してみてください。

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