法事(法要)に必要なお金は?香典や会食、引き出物などの相場もご紹介

高齢者・介護 2024.03.22
法事の食事シーン

家族・親族が亡くなった場合には、亡くなってからの日数などに応じて法要が定期的に行われます。また、仏教行事全般を法事といい、法事には、法要はもちろんその後の会食も含まれます。法事を行うにあたって、どのくらいの金額を用意しておけばよいのでしょうか。本コラムでは、法事に必要なお金についてご紹介します。

目次

法事とは

仏教行事の総称

もともとは、故人を供養するための仏教儀式に加えて、仏法(仏様の教え)を世に広めることや仏教の修行など、仏教行事全般をあらわす言葉として「法事」という言葉が使われていました。現在では、故人の供養を祈って行われる仏教儀式と故人をしのんで行われる会食のことを、「法事」と呼ぶことが一般的です。

法要との違い

法要とは、故人の魂を供養する儀式のことです。具体的には読経や焼香、説法などの仏教的な儀式を指します。法要とその後の会食を合わせて法事と言います。

法事にふさわしい服装

法事の際は喪服を着用するのが一般的です。「正喪服」「準喪服」「略喪服」といった格式が存在し、色が漆黒であるほど格式が高いとされています。
一般的には施主・参列者・子ども、それぞれ次のような服装が適切だとされています。

  • 施主側:三回忌までは準喪服。亡くなってから年月を重ねるごとに、徐々に黒から色を薄くしていく。七回忌を終えてからは略礼服でも可。
  • 参列者:親族以外は略礼服が一般的。七回忌を終えてからは平服でも可。
  • 子ども:学校などの制服があれば制服を着用。制服がない場合は、グレーや紺色など地味な色の服と黒の靴を着用。男の子はブレザー・ズボンに白無地のシャツ、女の子はワンピース。ただし、花柄など華美なものは避ける

「正喪服」「準喪服」「略喪服」については次の表にまとめました。
近年は葬儀の簡略化に伴い、施主側であっても準喪服を着用するケースが増えています。

男性 女性
正喪服 施主と三親等までの遺族がお通夜・告別式、三回忌までの法事で着用する 和装:五つ紋の黒紋付
洋装:モーニングコート
和装:五つ紋の黒紋付、黒の帯や小物
洋装:ブラックフォーマル
準喪服 弔事で多く着用される一般的な喪服のことを指す
施主や親族、参列者がお通夜、告別式、法事のすべてで着用できる
ブラックスーツ ブラックフォーマル
略喪服 お通夜や三回忌以降の法事に参列者として出席する場合、学生や子どもなどが着用できる 黒、濃紺、グレーなどのダークスーツ、リクルートスーツ、制服 黒、濃紺、グレーなどの地味な色のワンピースやアンサンブル、リクルートスーツ、制服

法事(法要)の種類と行うタイミング

喪服を着用する男女

法事(法要)は大きく忌日法要と年忌法要の2種類に分かれます。ここではおもな法事についてご紹介します。なお、法要は、宗教や宗派、地域によって異なる場合があり、ここで説明した内容とは相違があることもあります。

忌日法要

亡くなってから7日目に行われる法要を「初七日(しょなのか)」と言います。初七日は死後七日目に行う法要ですが、近年では参列者の予定を考慮し、葬儀当日に営むことが多くなっています。

  • 初七日(7日目)
  • 二七日(14日目)
  • 三七日(21日目)
  • 四七日(28日目)
  • 五七日(35日目)
  • 六七日(42日目)
  • 七七日(四十九日)(49日目)

初七日から後は7日ごとに、二七日(ふたなのか)、三七日(みなのか)、・・・と進んでいき、七七日(なななのか)は「四十九日(しじゅうくにち)」と呼ばれます。七七日(四十九日)を過ぎると、「忌明け(きあけ)」、「忌が明けた」などと言います。
なお、喪中が明けることを「喪明け」と言いますが、一般的に没後1年目に営む一周忌をもって喪明けとします。喪が明けるまでは、家族や親族は個人をしのび、慶事を控えることが望ましいとされています。

亡くなってから100日目に百箇日の法要である「卒哭忌(そっこくき)を行うこともあります。近年では、二七日の法要~六七日の法要および百箇日の法要については、行われないことが多いようです。

年忌法要

一般的には、次のように三十三回忌まで行う法要のことを年忌法要と言います。ただし、七回忌や十三回忌、十七回忌を最後の法要とするケースも多いようです。

  • 一周忌(満1年)
  • 三回忌(満2年)
  • 七回忌(満6年)
  • 十三回忌(満12年)
  • 十七回忌(満16年)
  • 二十三回忌(満22年)
  • 二十七回忌(満26年)
  • 三十三回忌(満32年)

三回忌などについて、親族が集まるような法事を行わない場合には、親族の関係者に事前によく説明して理解してもらっておくと良いでしょう。
三十三回忌を営んで弔い上げ(※)をすることが一般的ですが、七回忌や十三回忌、十七回忌などで早めに弔い上げをするケースも増えてきています。

※…弔い上げとは、故人に向けて開催する年忌法要をすべて終了する行事のことを指します。

命日から満36年のときに三十七回忌の法要、満42年のときに四十三回忌の法要、満46年のときに四十七回忌の法要が営まれる場合もあります。なお、浄土真宗が盛んな地域では、命日から満49年のときに五十回忌の法要、満99年目のときに百回忌の法要が営まれることがありますが、他の宗派ではそれほど一般的ではありません。

その他の法要

忌日法要でも年忌法要でもない法要として、次のものが挙げられます。

  • 開眼法要(開眼供養)
  • 納骨法要
  • 新盆(初盆)法要
  • 彼岸法要  など

法事に必要なお金

法事を安心して行うには、どの程度のお金を用意しておけばよいのでしょうか。法事を営むにあたって必要な準備とあわせて説明してまいります。

法事のための準備

法事の準備は、おもに次のような流れで行います。

1. 会場・日時の決定

参列者や僧侶の都合もあるため、早めに準備を開始しましょう。

2. 僧侶へ依頼

他の家の法事と重なる可能性があるため、日程が決まったらすぐ連絡するようにしましょう。菩提寺がない方は、葬儀社に紹介してもらったり、僧侶派遣サービスを利用したりするとよいでしょう。

3. お布施の準備

僧侶に渡すお布施の準備をします。お布施の金額については「お布施」の項目をご確認ください。

4. 案内状の送付

返信用はがきを使用することで出欠確認の役割も果たすことができます。

<案内状の文例>

謹啓 初秋の候 皆様には益々ご清祥のことと拝察申し上げます
このたび 亡父 ○○○○ の一周忌法要をいたしたく存じます
ご多用中まことに恐縮でございますが ご光来を賜りたく
ご案内申し上げます
敬具

日時 令和〇〇年〇〇月○○日(〇曜日) 午前十時より
場所 ○○○○

令和〇年〇月〇日

○○○○

5. 会食・引き出物の手配

会食を予定している場合は、出席人数に合わせてお店の予約なども行っておきましょう。
出席人数に合わせて引き出物を手配します。

当日、法事の受付を誰が行うのかについても決めておくと良いでしょう。

お布施

お布施の金額は明確に決まっていないことも多いのですが、おもな法事の相場は次のとおりです。

  • 納骨式:1万円~5万円
  • 四十九日:3万円~10万円
  • 一周忌:3万円~10万円
  • 三回忌:1万円~5万円
  • 七回忌以降:1万円~5万円(弔い上げの場合は3万円~5万円)
  • 初盆(新盆)法要:3万円~5万円
  • 彼岸法要:3,000円~2万円  

お布施は金額が明確に決まっていないことが多く、無理のない範囲で、僧侶に感謝を伝えられる金額で渡しましょう。
なお、お布施とは別に次のような費用を支払うこともあります。

【僧侶へ支払う費用】

  • 卒塔婆:3,000円~1万円/1本
  • 交通費:5,000円~1万円
  • お膳料(僧侶が会食を辞退した場合):5,000円~1万円

【その他に必要な費用】

  • 引き出物:2,000円~5,000円/1人
  • 会食費:3,000円~7,000円/1人

法要にかかる費用はお布施がどの程度か、故人が誰なのか、施主がどのくらいの規模でどのように法要を行いたいのかなど、さまざまな要因で変わります。

法事に参列する場合の費用

参列者が用意しておく香典の相場は、親族か友人・知人かによって異なります。香典は故人を弔うために遺族に渡すお金です。一般的な相場は次のとおりですが、故人との関係性や地域の慣習などを考慮して用意することが大切です。

【香典の相場】

親族:1万円~10万円
友人:5,000円~3万円

法事の香典を準備するときに注意すべきポイント

香典

香典を準備する際には、次の点に注意してください。

法事は「家」単位で行う

法事は「家」単位で行うものです。たとえ親子であっても、子が成人している場合や、世帯として別れた場合などは香典を用意しましょう。ただし未就労や学生の場合は、親が負担するのが一般的です。

香典の金額

香典金額は、多くの場合「3,000円・5,000円・1万円・3万円・5万円・10万円」のいずれかです。「4」や「9」は避けるべき数字とされています。現在でも結婚式の御祝儀では「2万円」を避けるという考え方が一般的のようですが、法事の香典では「2万円」を包んでも問題ないとされています。しかしながら、地域の風習や個人やご家族の考え方によっては、2万円の香典に対して抵抗がある方も少なくありませんので、事前に確認しておくことをおすすめします。

不祝儀袋の表書き

仏教にはさまざまな宗派がありますが、多くの宗派で、不祝儀袋の表書きについては、四十九日法要より前の法要では「御霊前」、四十九日法要以降では「御仏前」を使うことが一般的です。浄土真宗や曹洞宗では、四十九日法要の前に行われるお通夜やご葬儀の際も、不祝儀袋の表書きは「御仏前」とするのが正式の書き方とされています。

親の見守りにはみまもりサポートを活用

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まとめ

法事・法要を営むにあたっては、どのような準備が必要か、どのくらいの費用が必要か、また、当日どのような服装が適切であるか、疑問に思ったときは、本コラムの内容を参考にしていただければ幸いです。

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