エイジテックとは?高齢者の暮らしを支える技術と離れて暮らす親の見守り活用法

高齢者・介護2026.08.25
空の下で笑い合うシニア夫婦

本記事では、高齢者の暮らしを支える「エイジテック」とは何か、4つの種類、後悔しない選び方、おすすめのサービスについて分かりやすく解説します。

離れて暮らす親の安否を毎日確認し続けることは簡単ではありません。転倒や急病などの異変に気づけない不安や、すぐに駆けつけられないもどかしさを感じる人も少なくないでしょう。近年、こうした課題を支える技術として「エイジテック」への関心が高まっています。高機能な商品だけでなく、親が無理なく使い続けられ、現在の住まいにも後付けしやすい選択肢も増えてきました。

【この記事で分かること】

  • エイジテックとは何か、言葉の意味と対象範囲
  • エイジテックが注目される社会的背景
  • 目的別に見たエイジテックの種類
  • 離れて暮らす親を見守るエイジテックの選び方とおすすめのサービス

目次

エイジテックとは?高齢者の暮らしを支えるテクノロジー

エイジテックとは、高齢化に伴う課題解決を目的とした技術やサービスの総称を指す言葉です。高齢者本人だけでなく、高齢者を支える家族や介護・医療従事者の負担軽減にも役立つ技術として注目されています。

言葉の意味(Age × Technology)と対象範囲

エイジテックは、「Age(年齢・高齢)」と「Technology(技術)」を組み合わせた造語です。特定の対象領域に向けた技術を指す言葉として使われており、対象範囲は健康管理、見守り、介護支援、生活支援、資産管理、コミュニケーションなど多岐にわたります。国内では介護や医療の領域を中心に語られる場面が多い一方、海外では投資対象としての市場規模にも注目が集まっており、高齢者向けの製品・サービス全体を包括する幅広い概念として使われています。

エイジテックが注目される背景

エイジテックが注目される背景には、高齢化率の上昇と介護の担い手不足という2つの側面が深く関係しています。以下で、高齢化率の推移を示したデータをもとに解説します。

高齢化率の推移

出典:内閣府 令和8年版高齢社会白書

超高齢社会の進行によって高齢化率は約3割に

内閣府「令和8年版高齢社会白書」によると、令和7(2025)年10月1日時点で65歳以上人口は3,622万人、高齢化率は29.4%となっています。将来推計では、今後さらに高齢化率は上昇し、令和52(2070)年に高齢化率は38.7%に達する見込みです。人口構成の変化に伴い、一人暮らしの高齢者も増え続けています。都市部への人口集中で親子が離れて暮らす世帯も増え、家族が遠隔で安否確認を行う機会は今後さらに増加すると考えられます。そのため、電話や訪問だけに頼らない新たな見守り手段の重要性が高まっています。

介護の担い手不足が深刻化

厚生労働省の推計によると、2022年度の介護職員数は約215万人でした。2040年度には約272万人の確保が必要とされ、2022年度比で約57万人の増員が求められています。年間に換算すると、2040年度までに毎年約3万2千人規模の確保が必要になる計算です。人材のみで担い手不足を埋めることは難しく、テクノロジーとの共存によって質の高いケアを維持・拡張する視点が求められています。

参考:厚生労働省 第9期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について

エイジテックの種類

エイジテックは、利用者や目的によって「①高齢者自身が利用する商品・サービス」「②高齢者を支えるために社会・企業・家族が利用する商品・サービス」「③高齢者と若年層をつなぐ商品・サービス」「④将来高齢者になる若年層(プレシニア)向けの商品・サービス」の大きく4つに分類できます。

①高齢者自身が利用する商品・サービス

高齢者本人が利用する製品・サービスには、スマートウォッチなどのウェアラブル端末、服薬管理アプリ、オンライン診療、会話ロボットなどが含まれ、健康維持や生活の質の向上を目的としています。スマートフォンの操作に不慣れな方でも扱いやすいよう、直感的に操作できるような製品も増えており、日常生活に自然に取り入れやすい設計が広がっています。

②高齢者を支えるために社会・企業・家族が利用する商品・サービス

高齢者を支える家族による安否確認や生活支援を目的とした商品・サービスです。配食サービスや介護ロボット、遠隔見守りシステムなどがあり、高齢者の安全な暮らしを支えます。また、行政や介護事業者が導入する業務支援システムも含まれ、限られた人手で多くの高齢者を支援できる体制づくりに役立てられています。

③高齢者と若年層をつなぐ商品・サービス

高齢者と若年層の世代間コミュニケーションを促進するための商品・サービスです。高齢者でも使いやすい設計のコミュニケーション手段が中心となっており、家族や友人との交流を続けやすくすることを目的としています。操作が簡単なビデオ通話ツールや、音声を使って気軽にやり取りできるアプリも登場しており、文字入力が苦手な高齢者でも手軽に家族や友人と交流ができます。

④将来高齢者になる若年層(プレシニア)向けの商品・サービス

現役世代のうちから健康や資産を管理し、将来の高齢期に備えるための商品・サービスです。健康管理アプリや資産管理サービスなどが該当し、若いうちから使い慣れておくことで、高齢期になっても抵抗なく利用を続けられる利点があります。

生活者(本人・家族)がエイジテックに期待できること

パソコンでテレビ電話をするシニア女性

エイジテックは、高齢者本人の自立した生活と、離れて暮らす家族の安心の両方を支える役割を持ちます。高齢化が進む中、生活者一人ひとりの暮らしを支える身近な存在として注目が高まっており、見守りや健康管理、コミュニケーションを支えるサービスへの関心も広がっています。

住み慣れた自宅で自立した生活を続けられる

高齢者本人が使い続けられる商品・サービスを活用することで、施設に頼りすぎることなく、住み慣れた自宅で自立した生活を続けやすくなります。服薬管理アプリや健康管理アプリ、オンライン診療などは、通院の負担を軽減しながら健康管理を支え、「自宅で暮らし続けたい」という本人の願いの実現にもつながります。

離れて暮らす親の「安否」を確認できる

遠隔見守りシステムやセンサー機器を活用すると、毎日連絡を取らなくても、生活リズムの変化や異常を把握しやすくなります。電気やガスの使用状況、ドアの開閉、室内の温度などから異変を検知し、通知する仕組みもあるため、遠方に住む家族でも日常の様子を確認しやすく、本人に負担をかけずに見守りを続けられます。

孤独・孤立を防ぎ、つながりを保てる

操作が簡単なコミュニケーションツールを活用することで、家族や友人と交流する機会を確保しやすくなり、孤独や社会的な孤立を防ぐための手段の1つとして活用できます。

健康維持・体調変化の早期発見につながる

プレシニアの段階から健康管理を習慣化しておくことで、高齢期になっても継続しやすくなります。日々のデータを記録することで、普段との違いに気づきやすくなり、必要に応じて家族への相談や医療機関の受診を検討する手がかりになります。

「もしも」のとき、すぐに助けにつながる

転倒や急病などの緊急時には、通報ボタンや自動検知機能を備えた商品・サービスであれば、契約内容や、利用条件に応じて、家族への通知や警備会社等による駆けつけにつなげられるサービスもあります。もしものときに「誰にも気づかれない」状況を防ぎ、本人の安全確保と家族の安心を支える備えとして重要な役割を果たします。

エイジテックの選び方

エイジテックの種類が多く選択肢が広がっているからこそ、目的と続けやすさを軸に絞り込むことが、後悔しない選び方につながります。

目的を明確にする

何を実現したいのかを明確にしたうえで、目的に合った商品・サービスを選ぶことが大切です。安否確認を重視するのか、緊急時の駆けつけを重視するのか、コミュニケーションを重視するのかによって、適した商品・サービスは異なります。前章で挙げた期待できる内容を参考に、家庭の状況や親の生活スタイルに合わせて選びましょう。

続ける(続けてもらう)コツ:操作が簡単か?高齢者が抵抗なく使えるか

どれだけ高機能でも、親が使い続けられなければ十分な効果は得られません。高齢者向けの商品・サービスは、操作の難しさや導入のハードルが課題となることが多くあります。そのため、操作が簡単で、日常生活に無理なく取り入れられるものを選ぶことが大切です。現在の住まいに後付けできるものや、生活習慣を大きく変えずに使えるものは継続しやすい傾向があります。また、導入時に家族が設定や使い方をサポートすると、安心して利用を続けやすくなります。

プライバシーへの配慮と「親の同意」の取り方

エイジテックを導入する際は、本人の同意とプライバシーへの配慮が欠かせません。特に遠隔見守りは、本人が「監視されている」と感じると、利用への抵抗感につながることがあります。そのため、カメラで常時映像を確認するものではなく、生活リズムの変化や異常を検知するといったプライバシーに配慮したサービスを選ぶことも有効です。導入前に、見守りの目的や使い方を親と話し合い、納得したうえで利用を始めることが大切です。

ALSOKのサービスで普段の見守りから「もしも」にも備える

離れて暮らす親の見守りでは、日常の変化に気づく仕組みと、緊急時に対応できる体制の両方が重要です。ALSOKでは、住まい全体の防犯、緊急通報、駆けつけなど、目的に応じたサービスを選べます。

ALSOKのホームセキュリティ

HOME ALSOK Connect

ALSOKのホームセキュリティ「HOME ALSOK Connect」は、「オンラインセキュリティ」と「セルフセキュリティ」の2種類から選べます。
オンラインセキュリティは、異常発生時にはALSOKが駆けつけて適切に対処します。
スマートフォンで簡単に警備操作が可能で、スマートフォンを持っているだけで警備を自動解除し、外出時はワンタッチで警備を開始できる便利な機能も活用いただけます。
セルフセキュリティは、お手頃価格でホームセキュリティを導入でき、もしものときはALSOKへ駆けつけを依頼することができます。

ALSOKのホームセキュリティは在宅時も警備をセットできるので、高齢の親が留守番をしている時間帯や、就寝中の見守りとして機能します。一戸建て住宅はもちろん、共同住宅にも設置可能なため、ホームセキュリティの導入を検討している方はぜひALSOKにご相談ください。

ALSOKの見守りカメラ「アルボeye」

見守りカメラ「HOME ALSOK アルボeye」は、自宅に設置したカメラの映像をスマートフォンでいつでも確認でき、必要に応じてALSOKへ駆けつけを依頼できる見守りサービスです。双方向音声機能を搭載しており、カメラに内蔵されたスピーカーを通じて、離れた場所から設置先へ話しかけることができます。離れて暮らすご家族への声かけや、万が一の際の安否確認に役立ちます。

HOME ALSOK みまもりサポート

HOME ALSOK みまもりサポート

HOME ALSOK みまもりサポートは、急病などの万が一の際、緊急ボタンを押すとALSOKが駆けつけ、適切に対応します。相談ボタンを押すと、24時間365日、いつでもヘルスケアセンターにつながり、健康に関する相談も可能です。また、「みまもり情報提供サービス」のオプションを追加すると、ご実家にセンサー等を設置し、安否確認や熱中症リスク、外出・帰宅などの各種みまもり情報をご家族へ通知します。離れて暮らす親にも、見守るご家族にも安心をお届けするサービスです。

まとめ

エイジテックは、高齢者の自立した生活を支えるだけでなく、離れて暮らす家族の安心にもつながります。商品・サービスを選ぶ際は、高機能よりも親が無理なく使い続けられ、現状の住まいに導入しやすいかを重視することが大切です。家庭の状況や生活スタイルに合ったものを選び、日常の見守りと緊急時への備えを整えることで、安心して暮らせる環境づくりにつながります。

執筆:ALSOK株式会社

「安全・安心」を皆様にお届けするため、セキュリティのプロフェッショナルであるALSOKが編集しています。日常生活に潜む危険から身を守るための防犯対策、突然の災害に備える防災情報、ご高齢者やお子さまのみまもりまで、暮らしに役立つ確かな情報を分かりやすく発信しています。

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お買い上げプラン
月額費用4,070円(税込)
  • スマホで簡単に警備操作
  • 24時間365日の徹底警備。緊急時にはガードマンが現場に急行
  • お手頃価格で家計も警備も安心
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カメラ稼働式
月額費用2,750円(税込)
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  • もしもの際はメールで異常を通知+ガードマンが駆けつけ
  • ご高齢者様の見守りなどの利用にも