２０１７年にＡＬＳＯＫ介護株式会社に入社するまで、介護業界はまったくの未経験でした。大学時代にヘルパーの資格を取得したのですが、将来両親を介護する可能性を考えてのことで当時は仕事に活かすつもりはなく、卒業後しばらくは別業界で働いていました。
転職したきっかけは、すでに当社で働いていた幼馴染に声を掛けられたことでした。資格を取得した際の実習で、「介護はきつい仕事」というイメージもあったのですが、せっかく誘われたのだからと挑戦することにしました。
いざ働きはじめると、以前の印象が良い意味で大きく変わって驚きました。もちろん、人の人生に深くかかわる仕事ですから、大変なことは日々あります。でも、それ以上にやりがいの大きい仕事だと強く感じました。
特に心に残った出来事が、入社後に初めて経験したお看取りでした。そのご利用者は認知症が進行し、自分の部屋がわからなくなったり、きつい言葉が出たりすることもある方でした。それでも自分なりに精いっぱいの仕事を心がけていたら、亡くなる直前のある日、その方が「ありがとう」と声をかけてくれたのです。良いサービスをご提供すれば、必ずご利用者に伝わるのだと実感できました。
今でも、ご利用者やご家族からお礼を言っていただけるのが一番嬉しく、やりがいを感じます。ご利用者に「ここに来てよかった」「ずっとここにいたい」と言ってもらえるような、いわば〈第二の家〉になる施設を作っていくのが目標です。〈アミカの郷戸田〉は２０２４年９月にオープンしたばかりですが、当初から日々のレクリエーションや月１回のイベント食など、暮らしを楽しめる工夫に力を入れています。近隣には公園や商業施設もあり、ご家族との散歩や買い物など、自由で楽しい時間を過ごせる環境です。
今後はスタッフの増員と育成に努めながら、他の事業所で評判の良かった音楽イベントや、近隣の小学校との交流イベントなども積極的に企画していきたいと考えています。一年後には笑顔でいっぱいのにぎやかなホームになっているように、頑張ります！