力のいらない護身術 vol.1

  • 次号
  • バックナンバー

手首をつかまれた!

身を守るために必要なのは、「相手を倒す」ためのパワーではなく「安全に逃げ出す」ための技術です。
初回は、不審者に手首をつかまれたときの対処法をご紹介します。

Illustration:Satoko Fuke

STEP1 手のひらを大きく開く

つかまれた腕のほうの手のひらを、大きく「パー」のかたちに開きます。軽く手首を回し、手のひらが真横を向く(親指が上にくる)ようにまっすぐ立てます。

親指の付け根で押す

真横に向けると、親指の付け根が相手の母指球筋(親指を動かす筋肉)を圧迫し、拘束がゆるみます。

技のツボ

STEP2 相手に向かって大きく踏み込む

つかまれた腕と同じほうの足で、相手に向かって、大胆に一歩踏み込みます。ためらうとかえって危険です。思い切って、大きく足を踏み出しましょう。

STEP3 ひじを上げて振り切る

踏み出した足に体重を乗せながら、自分の身体を伸び上げるようにしてひじを高く上げます。
相手の手がはずれるので、すぐにその場から逃げましょう。

弧を描いて振りほどく

手首が大きく弧を描くので、振りほどけます。相手の力が強いときは、逆の手で下から支えます。

技のツボ
監修 泉水流柔術代表 泉水章浩

1962年生まれ。幼少より祖父と叔父から柔術、剣術、空手を学ぶ。セミナーやカルチャー教室を中心に
古武術や護身術の指導を行っている。

力のいらない護身術 vol.1

  • 次号
  • バックナンバー