身近な道具で身を守る
身を守るために必要なのは、「相手を倒す」ためのパワーではなく「安全に逃げ出す」ための技術です。
今回は、道具を使った護身術をご紹介します。
Illustration:Satoko Fuke
STEP1 折りたたみ傘と雑誌を持ち歩く
雑誌など芯になるものを入れたバッグはいざというとき盾として使えます。折りたたみ傘は、柄を伸ばして武器に。
下じきやまな板もアリ
硬い下じきや薄手のまな板も芯になります。特に100円ショップなどで購入できる薄手のまな板は、軽くて扱いやすく、強度も高いのでおすすめです。
STEP2 バッグで身体の前面を守る
折りたたみ傘を利き手でさっと取り出し、本体を掴んで柄を伸ばします。反対の手でバッグを構えます。
当てることにこだわらない
柄を伸ばして大きく振り回すだけでも、相手と距離を取れます。逃げられる! と思ったタイミングで逃げましょう。
STEP3 折りたたみ傘で相手の手を打つ
傘の柄で、相手の手首や指を打ちます。相手がひるんだら、すぐに逃げましょう。
監修 泉水流柔術代表 泉水章浩
1962年生まれ。幼少より祖父と叔父から柔術、剣術、空手を学ぶ。セミナーやカルチャー教室を中心に
古武術や護身術の指導を行っている。