力のいらない護身術 vol.7

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後ろから首を絞められた!

身を守るために必要なのは、「相手を倒す」ためのパワーではなく「安全に逃げ出す」ための技術です。
今回は、後ろから首を絞められたときの対処法をご紹介します。

Illustration:Satoko Fuke

STEP1 相手の腕にぶら下がる

まずは、相手の前腕に思いきり体重をかけてぶら下がります。相手は、これ以上きつく絞めることができなくなります。

STEP2 アゴの向きを相手のヒジにそろえる

喉を守って呼吸を確保するために、アゴを相手のヒジと同じ方向へ向けます。

技のツボ
ヒジの内側にすき間がある

ヒジを曲げると、必ず内側にすき間ができます。そのすき間にアゴの向きをそろえることで、呼吸を確保できます。

STEP3 足を踏み、アバラをヒジ打ちする

相手の足の甲を何度も踏みつけ、ヒジで繰り返し相手のアバラを打ちます。拘束がゆるんだら、すぐに逃げましょう。

監修 泉水流柔術代表 泉水章浩

1962年生まれ。幼少より祖父と叔父から柔術、剣術、空手を学ぶ。セミナーやカルチャー教室を中心に
古武術や護身術の指導を行っている。

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