身を守るために最も重要なのは「逃げること」。
力に頼らず、効果的に使える、逃げるためのシンプルな護身術を紹介します。
第2回片手で肩や胸倉をつかまれたとき
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1相手の手に両手をかぶせる

右手で左肩をつかまれたときは、相手の手を包み込むように、右手、左手の順で両手をかぶせます。
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2相手の手を固定する

左右の手のひらをぴったりと重ねて脇を締め、相手の手を肩に押しつけるようにして、しっかり固定します。
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3体を回して相手の体勢を崩す

右足を引いて時計回りに体を回します。
相手の手首にダメージが入り、体勢が崩れるので、その隙に逃げましょう。 -
Column
歩き方を変えるだけで、
狙われにくくなる!スマホを見たり音楽を聴いたりしながらの「ながら歩き」は、まわりの気配に気づきにくくなります。
ながら歩きをせず、姿勢を正してすたすたと歩くだけでも、犯罪に遭いにくくなります。ぜひ日頃から実践してみてください!
解説動画(肩や胸倉をつかまれたとき)
監修 宇部由紀乃(女性の防犯アドバイザー/インストラクター)
1983年生まれ。一般社団法人和文化教養普及協会理事。甲州流柔術師範代。
2018年より埴原有希士代表師範より古武術を学ぶ。古武術から女性でも効果的に使える護身術を研究、構築し、2024年より女性の防犯アドバイザー・インストラクターとして、防犯知識と護身術の普及活動を始める。小学校を中心に防犯教室も開催中。
〈女性の防犯アドバイザー〉とは
女性に必須な「防犯知識」と、いざという時の備えとしての「護身技術」の普及に取り組み、安全で豊かな社会作りに貢献する防犯のプロフェッショナルです。2023年より活動を開始し、多数の指導者が誕生、活躍しています。



















