カラダ応援レシピ vol.7

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さつまいも

「食欲の秋」を代表する人気食材

ほくほくと甘いさつまいもは、秋になるとつい食べたくなる食材のひとつ。旬の時期である秋は栄養もぐんと高まり、体調を整えるのにも役立ちます。
さつまいもにはビタミンCやE、食物繊維、カリウム、β-カロテンなどが豊富に含まれています。特にさつまいもに含まれるビタミンCは加熱しても壊れにくいのが特長で、焼いたり煮たりしてもしっかり摂取することができます。
食物繊維は便秘の改善に、カリウムはむくみや高血圧の予防にも役立つ栄養素です。気候が不安定で、体調を崩しやすい秋だからこそ、さまざまな不調に効果的なさつまいもを積極的に取り入れてみてみましょう。
焼き芋やふかし芋などのシンプルな調理でも楽しめますが、甘みがあるのでおやつや副菜にも使いやすい食材です。
じつは調理の際に少しお酢を加えると、甘さがほどよく引き締まり、ごはんに合う立派なおかずに早変わりします。今回は食べやすい豚こま切れ肉を合わせ、子どもにも人気の酢豚にしました。ヨーグルトサラダはきゅうりのみずみずしさで食べやすく、甘みを活かした味わいに仕上げています。
秋の実りをおいしく、元気に味わってください。

さつまいも酢豚

Photo:Yasuhiro Takeda

一口大に切ったさつまいもを酢豚に加えました。豚こま肉を丸めて使用することで、食べやすく、甘酢ソースも絡みやすくなります。

材料[2人分]
  • さつまいも 1/2本(200g)
  • 豚こま切れ肉 250g
  • 玉ねぎ 1/4個(50g)
  • 塩 小さじ1/4
  • 粗びき黒胡椒 少々
  • 小麦粉 大さじ2
  • [A]
    ・水 1/4カップ
    ・酢、しょうゆ、酒 各大さじ1
    ・砂糖 小さじ2
    ・片栗粉 小さじ1
  • さつまいもはよく洗い、a皮ごと厚さ1cmの半月切りにし、水に5分さらしてから水気を切る。玉ねぎは1cm幅のくし形切りにする。

  • [A]を小さめのボウルに混ぜあわせる。バットに豚こま切れ肉を広げ入れ、塩、胡椒を振ってなじませる。小麦粉を加えてさっと混ぜ、b8等分にして丸める。

  • フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、②を並べ入れて2分ほど焼く。

  • 玉ねぎを加え中火にし、さっと炒める。玉ねぎが透き通ってきたらc空いたところにさつまいもを広げ入れる。水(大さじ2)を加えてふたをし、弱火で4分蒸し焼きにする。

  • 玉ねぎを加え中火にし、さっと炒める。玉ねぎが透き通ってきたらd[A]をもう一度混ぜてから回し入れ、全体にからめながら、とろみがつくまで炒める。

作り方動画

さつまいもときゅうりのヨーグルトサラダ

Photo:Yasuhiro Takeda

さつまいもはきゅうりなどみずみずしい食材と合わせると食べやすくなります。ヨーグルトドレッシングでさっぱりと。

材料[2人分]
  • さつまいも 1/4本(100g)
  • きゅうり 1/2本(50g)
  • 塩 少々
  • [A]
    ・プレーンヨーグルト 大さじ3
    ・レモン汁、オリーブ油 各小さじ1
    ・塩 小さじ1/4
    ・粉チーズ  大さじ1
    ・粗びき黒胡椒 少々
  • さつまいもは1.5cm角に切って耐熱ボウルに入れ、水に5分さらして水気を切る。ふんわりとラップをかけてレンジで3分(600w)加熱し、ラップを外して粗熱をとる。きゅうりは縦4等分に切って、幅1.5cmに切る。塩を振って5分おき、さっと洗って水気をふく。

  • さつまいものボウルに[A]を加えて混ぜあわせ、きゅうりを加えてさっと和える。

作り方動画
料理家 髙山かづえ さん

料理研究家、ワインソムリエ。手軽でおいしく、華やかなレシピを提案し、雑誌や書籍、テレビ、WEBなど幅広い媒体で活躍中。

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