全国治安ワーストランキング2023

治安2023.12.27
全国治安ワーストランキング2023

2022年後半より、闇バイトによる住宅強盗事件が各地で相次ぎました。従来の強盗とは異なり凶悪化する事件が多発しています。これに伴い、日本の治安の悪化を感じている人は多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では2023年に警察庁から発表された犯罪統計とともに、刑法犯全体の治安ワーストランキングや2022年の犯罪動向、住宅侵入盗・重要窃盗犯・自動車盗・自転車盗、それぞれの遭遇率の都道府県ワーストランキング トップ5をご紹介します。

居住地域の治安状況とご自身に必要な防犯対策の参考にしていただけたらと思います。

目次

刑法犯全体の認知件数や検挙率、犯罪遭遇率のワーストランキング

犯罪遭遇率:人口における2022年に発生した犯罪件数の割合
認知件数:警察などの機関が犯罪の発生を認知した件数
検挙率:認知件数における検挙(容疑者を特定した)件数の割合

順位 刑法犯遭遇率
(高い順)
刑法犯認知件数
(多い順)
刑法犯検挙率
(低い順)
1 大阪
(128人に1人)
東京 大阪
2 兵庫
(166人に1人)
大阪 茨城
3 東京
(176人に1人)
埼玉 千葉
4 埼玉
(176人に1人)
愛知 愛知
5 福岡
(178人に1人)
神奈川 埼玉
6 茨城
(181人に1人)
兵庫 三重
7 愛知
(183人に1人)
千葉 東京
8 群馬
(191人に1人)
福岡 福岡
9 千葉
(193人に1人)
北海道 宮城
10 岐阜
(207人に1人)
茨城 栃木
11 滋賀
(207人に1人)
静岡 兵庫
12 栃木
(219人に1人)
広島 山梨
13 沖縄
(219人に1人)
京都 滋賀
14 愛媛
(225人に1人)
群馬 宮崎
15 宮城
(229人に1人)
宮城 広島
16 広島
(230人に1人)
岐阜 神奈川
17 香川
(231人に1人)
栃木 鹿児島
18 三重
(233人に1人)
岡山 岐阜
19 岡山
(235人に1人)
三重 岡山
20 京都
(237人に1人)
新潟 京都
21 神奈川
(252人に1人)
福島 福島
22 奈良
(254人に1人)
滋賀 北海道
23 高知
(255人に1人)
沖縄 群馬
24 静岡
(256人に1人)
長野 静岡
25 富山
(264人に1人)
愛媛 徳島
26 北海道
(264人に1人)
奈良 高知
27 福島
(266人に1人)
鹿児島 長野
28 和歌山
(272人に1人)
熊本 沖縄
29 鳥取
(274人に1人)
香川 香川
30 山梨
(282人に1人)
富山 愛媛
31 佐賀
(284人に1人)
山口 大分
32 福井
(288人に1人)
石川 佐賀
33 石川
(293人に1人)
宮崎 岩手
34 新潟
(294人に1人)
青森 新潟
35 宮崎
(296人に1人)
和歌山 青森
36 長野
(310人に1人)
長崎 奈良
37 鹿児島
(314人に1人)
山梨 石川
38 徳島
(322人に1人)
山形 熊本
39 山口
(349人に1人)
佐賀 和歌山
40 熊本
(353人に1人)
大分 長崎
41 青森
(359人に1人)
高知 山口
42 島根
(363人に1人)
福井 富山
43 山形
(366人に1人)
岩手 福井
44 大分
(405人に1人)
徳島 秋田
45 長崎
(407人に1人)
鳥取 島根
46 岩手
(454人に1人)
秋田 鳥取
47 秋田
(511人に1人)
島根 山形

警察庁の犯罪統計などをもとに作成

警察庁が2023年に発表した犯罪統計などによると、2022年1月~12月の刑法犯全体の認知件数がもっとも多かったのは東京都。続いて2位が大阪府、3位が埼玉県という結果となっています。こちらはいずれも昨年同様の順位です。
ただし、人口の多い都市部では犯罪の件数が多くなるのはある意味当然といえます。これだけで治安の善し悪しを判断することは難しいでしょう。

そこで各都道府県の人口を考慮して犯罪遭遇率(何人に1人が犯罪に遭う確立か)を計算してみました。

犯罪遭遇率では1位が大阪府となり、128人に1人の割合で犯罪に遭遇している結果となっています。続いて2位は兵庫県(166人に1人)、3位が東京都(176人に1人)という結果となりました。大阪府の犯罪遭遇率は2位の兵庫県と大差となり、もっとも治安の悪いエリアといえます。

下の図は縦軸に検挙率、横軸に人口あたりの犯罪遭遇率をとって各都道府県をマッピングした治安の目安です。左下にいくほど治安が悪く右上に行くほど治安が良いことを表しています。矢印は昨年と比べて大きく座標が動いたものを示しており、前年と比べて検挙率が大きく下がったものを青矢印で記載しています。

2022年 人口あたりの治安の目安

警察庁の犯罪統計などをもとに作成

前年と比べて、福岡県、茨城県、滋賀県、沖縄県、石川県、青森県が大きく治安が悪化しました挙率が下がりました。特に茨城県は前年も全国平均よりも下の数値であり、今年度はさらに大きく下がる結果となっています。
2022年に「治安が悪い」エリアに入ったのは8都府県。そのうち、福岡県以外の6都府県は、2015年以降7年連続で同エリアに入っています。

2022年度の犯罪動向

2022年の「犯罪統計資料(確定値)」や特殊詐欺に関する資料などをもとに、2022年の犯罪情勢と近年の傾向等をまとめました。
2022年の前半は新型コロナウイルスの影響により外出自粛が続きましたが、2022年の後半には人流が増加し、コロナ以前の生活に戻りつつあります。これに伴い刑法犯も増加する状況が一定程度みられました。また、女性や子どもが人身被害に遭う犯罪や高齢者を狙った特殊詐欺、サイバー犯罪なども高い水準で推移しています。

刑法犯認知件数は対前年比でプラスに

2022年 人口あたりの治安の目安

上記の図は1989年(平成元年)から2022年(令和4年)の刑法犯認知件数の推移を表しています。2022年の刑法犯認知件数は601,331件となり、前年に比べ増加に転じる結果となっています。
また、刑法犯認知件数が増加した都道府県は前年5県に比べ、34都道府県となります。

侵入盗は横ばい

刑法犯認知件数が増加している中、住宅や事業所の安全をおびやかす侵入盗はどうなのでしょうか。
2022年に発生した侵入盗の認知件数は36,588件で、全体でみるとほぼ横ばいという結果となっています。侵入盗認知件数がもっとも多い2002年以降、右肩上がりに機械警備が普及しているため、機械警備の普及も侵入盗減少の要因のひとつと考えられます。

また、空き巣や居空き、忍び込みといった住宅侵入盗の認知件数は前年よりも減少しています。しかし、一日当たり約43件発生しており、未だ多くの住宅が被害に遭っています。
また、凶器などで住人を脅して金品を強奪する「住宅を対象とした侵入強盗」に関しては、2005年以降減少傾向が続いていたものの、2022年に増加に転じています。手口の巧妙化・凶悪化が進んでいることから、これまで以上に防犯対策を強化していくことが求められています。

刑法犯増加数の7割は街頭窃盗の増加

2022年は、乗り物盗(自動車盗、バイク盗、自転車盗)、車上ねらい、部品ねらい、すり、ひったくり、自販機ねらいといった街頭窃盗の数が増加しました。
街頭窃盗は、刑法犯全体の増加数の約7割を占め、このうち9割が自転車盗となっています。特に自転車盗は2022年5月以降、過去2年を大きく上回る認知件数で推移しています。

重要犯罪は殺人以外増加している

次に2022年の人身安全にかかわる重要犯罪の状況についてみていきましょう。
重要犯罪とは、殺人、強盗、放火、強制性交等、略取誘拐・人身売買、強制わいせつのことを指します。
2022年の重要犯罪の概況は、殺人以外は増加しています。放火は前年に比べると増加しているものの大きな流れとしては減少傾向です。強盗は前年とほぼ横ばいであったものの、10年で1/3にまで減少しています。

そのほか、女性・子どもを対象とした犯罪は引き続き高い水準で推移しています。
児童虐待の検挙件数は前年に比べ微増している状況です。(5年間で見ると2倍に増加)配偶者からの暴力事案による検挙件数は2020年から3年連続で減少するも、依然として高い水準です。

特殊詐欺は2年連続増加

ここでは、2022年の特殊詐欺の状況を解説します。
特殊詐欺は2年連続で増加しています。特に増加した手口はオレオレ詐欺、還付金詐欺、キャッシュカード詐欺盗です。これらの詐欺の被害者のほとんどが65歳以上の高齢者となっています。被害者への最初の接触手段は、約9割が電話となっており、予兆電話の件数は120,701件(1日あたり約330件)。これは実際の特殊詐欺認知件数の約7倍にあたります。一方で、金融機関職員等の声掛けにより半数は未然に被害を防いでいる状況です。
こうした特殊詐欺や予兆電話は対策次第で未然に防ぐことができます。両親や祖父母など特殊詐欺のターゲットとなり得る方を守るためにも、必要な対策を行いましょう。

2022年度は女性、子ども、高齢者を狙った犯罪が多く発生しています。手口の巧妙化や凶悪化が進むことから、家族の安全を守るためにもより一層強化した防犯対策が必要といえます。

住宅侵入盗のワーストランキング2023トップ5

次に、住まいの防犯対策をする上で気がかりな住宅侵入盗、重要窃盗犯、自動車盗、自転車盗についても都道府県別のワーストランキングトップ5をみていきましょう。

順位 住宅侵入盗遭遇率
(高い順)
住宅侵入盗認知件数
(多い順)
住宅侵入盗検挙率
(低い順)
1 茨城 埼玉 宮城
2 群馬 千葉 山梨
3 岐阜 愛知 滋賀
4 栃木 茨城 愛知
5 宮城 神奈川 三重

警察庁の犯罪統計などをもとに作成

認知件数でもっとも多いのは埼玉県で1,339件、次いで千葉県で1,233件、愛知県で1,062件となります。埼玉県は2年連続認知件数ワースト全国1位となっており、事業所への侵入盗も4年連続ワースト1位という結果です。

下の図は住宅侵入盗における治安の目安をマッピングしたものです。左下にいくほど治安が悪く、右上にいくほど治安が良いことを示します。

2022年 住宅侵入盗における治安の目安(住宅侵入盗の犯罪遭遇率×検挙率)

警察庁の犯罪統計などをもとに作成

矢印は昨年と比べて大きく座標が動いたもので、黄色が大きく好転したもの、青の矢印が大きく悪化したものを表します。これによると静岡県、兵庫県、秋田県は治安が大きく改善しており、特に静岡県は犯罪遭遇率、検挙率ともに大きく改善しています。一方で、岡山県、三重県、鳥取県、沖縄県は検挙率が大きく下がる形となっています。
「治安が悪い」エリアに入ったのは前年より2件増え、14県となりました。治安が悪いとされている都道府県ではとくに注意が必要です。下記のランキングも確認し、住宅の防犯を見直しましょう。

重要窃盗犯のワーストランキング2023トップ5

重要窃盗犯とは侵入盗、自動車盗、ひったくり、すりのことを指します。
ここでは、重要窃盗犯の認知数や検挙率、重要窃盗犯遭遇率を都道府県別のワーストランキングトップ5をみていきましょう。

順位 重要窃盗犯遭遇率
(高い順)
重要窃盗犯認知件数
(多い順)
重要窃盗犯検挙率
(低い順)
1 茨城 埼玉 茨城
2 群馬 愛知 愛知
3 栃木 千葉 大阪
4 岐阜 茨城 三重
5 千葉 東京 千葉

警察庁の犯罪統計などをもとに作成

重要窃盗犯の認知件数がもっとも多かったのは埼玉県、次いで愛知県、千葉県となっています。埼玉県は刑法犯全体の認知件数ワーストランキングでも3位にランクインしており、刑法犯、重要窃盗犯ともに件数が多い県です。
犯罪遭遇率でもっとも多いのは、茨城県、次いで群馬県、栃木県となっています。とくに茨城県は認知件数、検挙率、犯罪遭遇率3つすべてトップ5に入っています。

自動車盗のワーストランキング2023トップ5

次に自動車盗の認知件数や検挙率、自動車盗遭遇率のワーストランキングトップ5をみていきましょう。

順位 自動車盗遭遇率
(高い順)
自動車盗認知件数
(多い順)
自動車盗検挙率
(低い順)
1 茨城 愛知 山梨
2 栃木 大阪 愛知
3 大阪 千葉 茨城
4 千葉 埼玉 大阪
5 愛知 茨城 岐阜

警察庁の犯罪統計などをもとに作成

自動車盗の認知件数がもっとも多いのは愛知県、次いで、大阪府、千葉県となっています。愛知県は自動車盗の認知件数が2年連続で増加していて、とくに高級車が狙われている状況です。
次いで2位の大阪府は、自動車盗だけでなく刑法犯でも認知件数2位、検挙率1位、犯罪遭遇率1位と総じて良くない結果です。犯罪遭遇率では、茨城県がトップとなり、9年連続の全国ワースト1位となります。

自転車盗のワーストランキング2023トップ5

次に自転車盗の認知件数や検挙率、自転車盗遭遇率のワーストランキングトップ5を見ていきましょう。

順位 自転車盗遭遇率
(高い順)
自転車盗認知件数
(多い順)
自転車盗検挙率
(低い順)
1 大阪 東京 茨城
2 東京 大阪 青森
3 福岡 埼玉 千葉
4 埼玉 愛知 三重
5 兵庫 神奈川 東京

警察庁の犯罪統計などをもとに作成

自転車盗の認知件数がもっとも多いのは東京都で、次いで大阪府、埼玉県となっています。
また、遭遇率がもっとも高いのは大阪府。大阪府は自転車盗と車上/部品ねらいで全刑法犯の約4割を占め、割合は各全国1位となっています。

また、今回ランク外だった都道府県でも犯罪は発生しています。治安が良いからと油断していると、犯罪者に侵入する隙を与えてしまう可能性もあるでしょう。
住んでいる地域の治安の善し悪しも重要ですが、治安状況に限らず普段から防犯意識をもち、対策を行うことが大切です。

防犯対策はALSOKのホームセキュリティ

今回ご紹介した治安ワーストランキングを参考に、居住地域の治安状況を知るとともに、必要な防犯対策は何かを考えましょう。住居の防犯性を総合的に上げたい場合は「ホームセキュリティ」がおすすめです。

ALSOKのホームセキュリティなら、不審者による侵入を即座に感知し、万が一侵入されることがあればガードマンがすぐに駆け付けます。さらに、設置したセンサーによって鍵の閉め忘れを防ぐことで、侵入手口として最も多い無締りを防止できます。
そのほか、子どもや高齢者を対象としたみまもりサービス、女性向けのセキュリティサービスも充実しています。

この機会に効果的な防犯のご検討をしてみてはいかがでしょうか。

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