ALSOKセキュリティコラム
体が芯から冷える季節となりましたが、みなさんはいかがお過ごしですか。寒い季節を楽しむために、スキーやスノーボードに行ったり、年末年始に帰省したりする計画を立てていらっしゃる方も多いかもしれませんね。
「どこにも出掛ける予定がない!」という方も、年末年始に必要な物の買い出しや手続きなどで、意外と外出されることが多いのでは?そこで、是非この機会にご自宅の防犯(防災)体制について再確認してみてください。
あなたのご自宅の「防犯・防災チェック」
あてはまる項目に、レをつけてください。
レが少ない方のほうが、防犯・防災に対する心構え・対策がしっかりしていると言えます。
レをつけた項目は、下のコメントをよく読んで対策するようにしてください。
【チェック1.防犯意識・心掛け】
出掛けるときは、特に誰にも声を掛けていかない。近所の人と会っても挨拶しない。
→ドロボウが最も嫌うのは「人の目」です。最近はご近所付き合いが希薄なことも多く、なかなか挨拶しづらいかもしれませんが、自分の住む町全体を安全にするためにも、率先して挨拶、声掛けするようにしてくださいね。
自分の家には「ドロボウに盗られるような物はない」と思っている。

→このような意識はすぐに捨ててください!ドロボウが狙うのは現金や貴金属だけではありません。転売すればお金になるパソコンやテレビなど、今やどの家にもあるような物が狙われていますので、注意が必要です。なお、パソコンには個人情報など重要なデータがたくさん入っていると思いますので、万一に備えてパスワードを掛けておくことをおすすめします。
【チェック2.ついうっかり・・・】
洗濯物を干しっぱなしのまま外出してしまうことが多い。
→在宅かどうかを洗濯物で判断するドロボウもいますので、帰りが遅くなるとわかっているときは、洗濯物を外に干したまま外出しないようにしましょう。
「誰かが掛けたハズ」と思い、鍵を掛け忘れたことがある。
→鍵を掛け忘れてしまっては、ドロボウに「どうぞ入ってください」と言っているようなもの。戸締まりは人任せにせず、確実に行ないましょう。
家に帰ってきた時に、暖房器具のスイッチなどが入れっぱなしになっていて焦ったことがある。

→うっかりミスが多い方は、「指差し確認」することをおすすめします。お出掛け時に電気、ガス、暖房器具、灰皿、玄関の鍵など、一つひとつ指を差しながら、確認しましょう。声を出しながら確認すればなおよしです。
【チェック3.これくらいなら大丈夫?!】
ゴミ出しや近所のコンビニなどへは、鍵を掛けないで行ってしまう。
→「ほんのちょっとだから」と思っていても、ドロボウはそんなスキを見逃しません。また、すぐ戻るつもりが、途中で誰かに会って立ち話をしているうちに30分も経ってしまった…などということもよくあると思いますので、家を空けるときは必ず鍵を掛けましょう。<
合鍵を、ポストや植栽の中などに隠している。
→もちろん大丈夫ではありません!隠している姿を、誰かが影から見ているかもしれませんよ。これでは、鍵を掛けていないのと同じことです。絶対に止めてくださいね。
2階のバルコニーや風呂場の窓を、換気のために開けたまま外出することがある。
→これももちろんダメです!ドロボウは「まさかこんなところから」というような場所からも侵入してきますので、必ず全て戸締まりしてください。
コンセントの差込口付近は掃除したことがない。

→コンセントとプラグの間にたまったホコリが湿気を含むことによって、「トラッキング」とよばれる現象が発生し、それがきっかけで火災を引き起こすことがあります。年末の大掃除の際に、必ずそちらも掃除するようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。
こちらの「防犯・防災チェック」はご自宅向けのものでしたが、外出先での防犯にも気を配ってくださいね。例えば、初詣やバーゲンなど人ごみの中では、スリに注意が必要です。財布は、ファスナーなどで口がしっかり閉まるカバンに入れ、体の前に持つことをおすすめします。カバンを斜め掛けにして、上からコートを着るとひったくり対策にもなって良いですね!
年末年始は何かと慌ただしいため、いろいろなことがおろそかになりがちです。しかし、1年を締めくくるこの時期に、ご自宅の防犯・防災対策を振り返り、至らなかった点を改善するように努めてください。
最後に、皆さんが穏やかな年末を過ごされ、よい新年を迎えられるよう心からお祈りしております。
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