ALSOKあんしん通信

ひったくり予防

2024年7月16日更新(2010年6月1日公開)

新年度に入り、新人の歓迎会やお花見など、飲みに行く機会が増える方も多いのではないでしょうか?でも気をつけてください。
ほろ酔い気分の帰り道、後ろからバイクの音が聞こえたら、それは…ということで、今回のテーマは「ひったくり」です。

どんな人物が狙われる??

【ケース1】

自転車でひったくりをしたとして、男子大学生2人が逮捕。犯行内容は自転車に乗り、被害者である女子高生の自転車を追い抜く際、前カゴから財布を盗んだ、というものです。容疑者の2人は、数時間前から現場付近でひったくりをする相手を物色していたといいます。

犯人は女性を狙う!!
警察庁のデータによると、被害者のうち、7割近くが女性です。女性は男性と比べて力が弱く、追いつかれる心配が少ない上に、バッグに財布が入っていることが多いことから、ターゲットにされやすいようです(図1参照)。

ひったくり被害者の性別認知 構成比

出典:警察庁「令和4年の刑法犯に関する統計資料」

警視庁のホームページでは、さらに以下のような人物に注意を呼びかけています。

  • バッグを車道側に持って歩いている人
  • 歩きながら携帯電話でメールや通話をして、周囲を警戒していない人
  • 自転車カゴにバッグを入れ、ひったくり防止ネットなどを付けずに走行している人

どうでしょうか?あなたは当てはまりませんか?

ひったくり犯はどんな手口を使う??

【ケース2】

70件以上のひったくりを繰り返していたとして、男が送検されたケースがあります。 男は、バイクで徒歩や自転車の女性の後ろから近づき、追い抜きざまにバッグなどをひったくる犯行を繰り返していたそうです。

犯人はバイクや自転車で現れる!!
警察庁のデータによると、ひったくり犯の約5割近くがオートバイを使っています。 さらに、警視庁によると、犯行手口の事例として「被害者の後方から近づいて、 追い越しざまにバッグ等をひったくる」があげられています。
背後からの音にあなたは気をつけていますか?

ひったくりはいつ起きる??

【ケース3】

手提げかばんをひったくったとして、男が逮捕されたケースです。 男は午後10時25分ごろ、徒歩で帰宅していた飲食店員の40歳代女性を自転車で追い抜いた際、手提げかばんをひったくる犯行に及んだそうです。

ひったくりは夜起きる!!
警察庁のデータによると、ひったくりの被害が最も多い時間帯は、20時から22時までの間、次いで16時から18時および18時から20時までの間となっています。一日全体としては16時から24時までの間が43.3%と半数近くを占めており、帰宅途中に狙われることが多いようです。
仕事が終わってホッとしているあなたに隙はありませんか?(図2参照)

ひったくりの発生時間帯別認知件数(令和2年)

出典:警察庁「令和4年の刑法犯に関する統計資料」

ひったくりに遭わない為には??

さて、ひったくりに遭わない為には、どうしたらよいのでしょうか?

  • 時間と場所に気をつけよう!!
    ひったくり犯はターゲットと犯行場所を選別しています。銀行からお金を下ろした時や、人通りの少ない場所を歩く時は気をつけましょう。夜間の帰宅等は、遠回りでも明るく、人通りの多い場所を歩く方がベターです。
  • 後方の音に注意しよう!!
    ひったくり犯は背後から乗り物に乗ってくることが多いです。後ろから聞こえる音には注意しましょう。特に、イヤホンで音楽を聴いていたり、携帯電話を使用しながら歩いていたりすると気付かないことがありますので、人通りの少ない道では一度周囲に気を配るようにしましょう。
  • バッグを守ろう!!
    ひったくり犯は追い抜きざまにバッグを狙います。バッグを車道側に持たないなど、とられにくい持ち方を意識しましょう。また、自転車に乗る際には、カゴに「ひったくり防止ネット・カバー」を装着しましょう。

ひったくりの被害に遭ったら・・・

もしもひったくりに遭ってしまったら、どうしたらよいのでしょうか?

  • 追わずに覚えよう!!
    バッグを取られたことに気付き、とっさにバッグを掴んで離さないでいると、バイクに引きずられ大怪我をしてしまうかもしれません。無理に犯人を追うよりも、服装やナンバープレート等、犯人の特徴を覚えましょう。
  • すぐに警察へ連絡しよう!!
    ひったくり犯は同じ地域で繰り返し犯行に及ぶケースが少なくありません。なるべく早く警察へ連絡し、犯人の特徴を伝えましょう。素早い連絡が、犯人逮捕の可能性を大きくします。

最後に

令和4年のひったくりの認知件数は716件で、近年は減少傾向にあるものの、未だに多く発生している犯罪の1つです。この機会に、帰宅途中でひったくりが起きそうな場所を思い浮かべてみてはいかがでしょうか?防犯意識を持つことが一番効果のあるひったくり予防となるでしょう。