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なぜ知っているの?個人情報漏えいの脅威

今や私たちにとってなくてはならない存在となった、インターネット。外出を控えてネットサーフィンを楽しむ人もいるのではないでしょうか?インターネット上には、様々な企業や個人のホームページが掲載されており、また、自宅にいながら買い物が出来る等、楽しくて便利な魅力が秘められています。しかし、その一方で、インターネットには脅威も潜んでいます。そのうちの1つが「個人情報の漏えい」です。今月は個人情報漏えいの被害やその対策について、ご紹介したいと思います。

○個人情報の漏えいはどのくらい発生してるの?

皆さんは個人情報の漏えいについて、どのくらいご存知でしょうか?日本ネットワークセキュリティ協会によると、2018年の個人情報漏えい事件は443件で、個人情報が漏えいしてしまった人は、なんと561万人にものぼるとのことです。インターネットを利用するにあたって、個人情報の漏えいは他人事ではありません。

個人情報漏えい事件 経年変化(件数)

出典:日本ネットワークセキュリティ協会「情報セキュリティインシデントに関する調査報告書(2016年~2018年)


○個人情報はどこから漏れるの?

個人情報の漏えいは、その多くが企業側の管理ミスで発生しています。最近では情報の管理を徹底している企業も増えていますが、いかに徹底したとしても、個人情報が漏えいしてしまう可能性がゼロになることはありません。また、中には、個人用PCから情報が漏えいしてしまうケースも少なくありません。

【たとえばこんな事件です】

Aさんは、いつも読んでいる情報サイトに掲載されていた無料の占いサイトにアクセスし、生年月日や趣味嗜好などをサイトの質問に沿って入力すると、占いの結果が表示された。
その後、Aさんのスマホには大量の迷惑メールが届くようになった。

Bさんは、よく使うアプリサービスから「アカウント情報確認と再設定のお願い」という件名のメールが届き、慌ててメールにあったリンク先で再設定を行った。その後、時間をおいてそのサービスを使用するとアクセスができず、再度パスワードを再設定してログインすると貯まっていたポイントを利用されていた。

Cさんは自宅近くにあるパスワード不要でネットにアクセスできる無料Wi-Fiスポットを発見。自宅の電波が不安定なのでその場所でインターネットを接続していた。しかし、そのWi-Fiスポットは、他人の情報を盗むために悪意で設置されたものだったので、Cさんの通信内容(メールの内容、アクセス履歴など)はずっと盗み見られていた。

Dさんはよく行くショッピングモールでお気に入りのお店の画像(位置情報オフで撮影)を投稿した。その後、日常生活で誰かに後をつけられていることに気づいた。Dさんが投降した写真の背景で場所がわかり生活範囲が特定されていた。

Eさんは家族で旅行出かけた時、仲の良い友人や親にも様子を伝えたいと思いリアルタイムで写真やメッセージを自分のSNSに投稿した。旅行から帰宅すると自宅の中は空き巣に入られ、ぐちゃぐちゃにされていた。SNS投稿内容から不在が知られてしまい、空き巣に入られた。

○個人情報が漏えいすると、どんな被害があるの?

個人情報が外部に流出すると、その情報が悪用され、様々な被害を受ける可能性が考えられます。

【たとえばこんな被害が考えられます】

個人情報の二次利用
アプリやサービスを利用する際に登録する、氏名や住所、電話番号、メールアドレス等が無断で二次利用されたり、業者に売られたりするリスクがあります。アプリやサービスを利用する際は、アプリやサービスの評価を確認する、保護者や友人に聞く、など複数の方法で安全性を確認し、公式ストアを利用しましょう。また、ダウンロード時に表示されるアクセス許可を確認し、アプリやサービスに不要な情報へのアクセス許可を求める内容だった場合や少しでも違和感や不安がある場合はダウンロードをしないことが賢明です。

フィッシング詐欺
企業や行政機関をかたり安全確認やセキュリティ問題解消を促すメールに従い情報を入力してしまうと、パスワードやカード情報などを盗まれる可能性があります。また、アプリやサービスサイトの画面に出た「当たり」「警告」の不審なポップアップなども不用意にアクセスすると金銭や個人情報をだまし取られたり、ウイルスなどのマルウェア感染や機器乗っ取りなどを行われたりすることもあります。

脅迫やストーカー
位置情報をオフにした画像であっても、広く公開されているSNS上に投稿した場合、自身が伝えたい範囲以上に情報が広まり、第三者に生活範囲が知られてしまうなどのリスクがあります。そのほか、自分の顔写真などがいたずらされたり、拡散されたりすることも。写真や個人情報をもとに脅迫される場合もあります。
プライバシーに関する情報などから、脅迫やストーキング行為の対象とされる可能性もあります。

ID・パスワードなどの不正利用
IDやパスワードなどユーザー情報から、アカウントの乗っ取りや本人になりすましてサービスを不正利用される可能性があります。

SNSへの投稿内容が犯罪に利用される
日常の出来事や楽しい思い出を、SNSを通して共有する方が多くなりました。長期休暇で旅行に行き自宅が留守であることが分かれば空き巣に狙われたり、高級ブランド小物を毎日持ち歩いてたり、身に着けていると分かればひったくりに狙われる可能性があります。誰でも読めるSNSへの投稿内容は、犯罪に利用されることもあります。

【普段から以下の点に気をつけましましょう】

SNS・サイトに載せる個人情報に注意!
自身のホームページやブログ、掲示板やメッセージアプリなどのSNSにおいて、自分の住所、氏名、電話番号など個人を特定できる情報を公開するのは控えましょう。

SNSの投稿内容に注意!
普段から使用するSNSでは、自身の情報をリアルタイムで伝える投稿内容に注意しましょう。また、公開したい範囲を定めたり、内容やタイミングをぼかしたり事件やトラブルに発展しないよう気を付けることが必要です。

疑わしいメールやメッセージに注意!
携帯会社、OS事業者、銀行、ショッピングサイトなどの名前で届く確認メールは、本物そっくりの入力画面へ誘導し個人情報を盗むこともあります。慌ててアクセスせず公式サイトを必ず確認しましょう。セキュリティ上の問題を指摘し、対策アプリのダウンロードを促し、不正アプリを導入させようとしてくることもあるため、注意が必要です。
また、アプリやサイトで集めた個人情報を転売する悪質な業者がサイトを運営している場合がありますので、気をつけましょう。

クレジットカード番号等の入力に注意!
自分の利用しているクレジットカードの会社や銀行の名前を装ったメールやメッセージを送られてきても、クレジットカード番号など個人情報の入力を安易にしてはいけません。記載されているURLが本当に会社のものであるか確認する必要があります。URLがその会社のものであるように見える場合でも、ホームページでクレジットカード番号や暗証番号、パスワードなどの登録・変更を促すメール・メッセージについてはリンクが詐称されている可能性もあるため注意しましょう。

無料のWi-Fiスポットやインターネットカフェを利用する際に注意!
無料のWi-Fiスポットが増えていますが、悪意を持った者が無料Wi-Fiスポットを設置することもあります。Wi-Fiスポットを利用する際は、誰が提供しているのか、接続先の名称や鍵マークは正しいか確認しましょう。個人情報等を入力する際は通信を盗み見されないようにブラウザ上に鍵マークが表示されるか、URLが「https」から始まるか確認も必要です。
インターネットカフェ等の共用のパソコンに残っているデータから、個人情報が漏れてしまう場合があります。ブラウザの履歴やキャッシュ、クッキーなどの削除を忘れずに実施しましょう。

ファイル共有ソフトの利用に注意!
ファイル共有ソフトを悪用し、PC内の情報を流出させるウィルスが存在します。怪しいファイルをダウンロードしたり、実行したりしないようにしましょう。

(対策については、総務省サイトを参考にしました。)

○最後に

インターネットは、不特定多数が接続・利用しています。SNSで投稿する時やアプリ・サイトで個人情報を入力する時は、信用あるサイトか注意しながら、インターネットを利用するようにしましょう。

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